「南斗乱れる時、北斗現れり。南斗六星
極星の男サウザーは聖帝を名乗り世紀末制覇の野望を顕にした。
そしてもう1人」(ナレーション)
「私の名はシュウ。南斗白鷺拳のシュウだ」(シュウ)
「あたぁ!」(ケン)
北斗の拳 第60話です。
ケンシロウはリンとバットがマミヤの村から出て来た事を咎める。
ケンシロウ達のやりとりをシュウは優しく見守る。
リンとバットの行動を許すケンシロウ。
「よかったな。勇気ある子供達よ」(シュウ)
「シュウ様。近くの村にサウザーの部隊が現れました」(部下)
「何? ようし、出撃だ」(シュウ)
「おう!」(部下達)
「ケンシロウ。あなたには話さねばならない事がある。また会おう」
(シュウ)
ケンシロウウ頷く。
「ゆくぞぉ!」(シュウ)
「南斗白鷺拳シュウ。以前何処かで会った様な気がする」(ケン)
「子供だぁ。子供を攫え」(隊長)
聖帝正規軍(悪党の群れ)暴れ回る。
無力な子供を奪おうとする悪党達に
矢が突き刺さる。
「何者だぁ!」(悪党①)
「あれは、シュウだ。サウザー様に逆らうレジスタンスのリーダーだ」
(悪党②)
「かかれぇ!」(シュウ)
シュウ率いるレジスタンスと聖帝正規軍の戦いが始まる。
「シュウを〇せ。シュウをやれば後はザコだ。いけけ1」(隊長)
「おらおらぁ~~」(悪党達)
「はぁ~。
たぁ~~」(シュウ)
「しょぉ~~、はっ!」(シュウ)
「強い」(悪党③)
「そこまでだ、シュウ。
抵抗を止めろ。さもなくば、このガキ達を捻り潰す」(隊長)
「あっ … あぁ」(シュウ)
「さぁ武器を捨てろ。捨てるんだ。さぁ早くしろ」(隊長)
子供達を捕まえていた悪党が吹き飛ぶ。
「き、貴様。誰だ?」(隊長)
「とっとと、この村から消え失せろ」(ケン)
「やっちまぇ」(隊長)
「あたぁ!」(ケン)
「ほ、北斗神拳!? すると奴は … け、ケンシロウ」(隊長)
ケンシロウが来た事を知り、聖帝正規軍は逃げ出す。
「流石だ、ケンシロウ。奴らは聖帝サウザーの部隊。彼は世紀末制覇の野望を抱き
聖帝十字寮を造る為、従順な子供を連れ去り労働を強制している。
我らレジスタンスと、その様な事は許す訳にはいかない」(シュウ)
「シュウ様。この村も子供達の数が減っているようです」(部下①)
「何?」(シュウ)
子供達を取り戻して欲しいと願う親達。
ケンシロウとシュウはサウザーのやり方に憤る。
「聖帝の部隊は、まだ近くにいると思います。子供達もそこに」(部下①)
「しかし場所が分からぬ。場所さえ分かれば奇襲をかけて子供を救える」(シュウ)
リンが(バットを道連れに)囮になる事を申し出る。
「ケン。済まぬが力を貸してくれ。絶対にこの子達は守ってみせる」
(シュウ)
ケンシロウ無言で頷く。
サウザーの部下達は壊れた野球場を根城にしていた。
隊長は頭数を頼み、別の部隊が出動する事でシュウ達レジスタンスを翻弄し子供達を集める作戦を立てている時
囮のリンとバットが連れてこられるが
すぐにバレてピンチに陥った時
バギーの後部に置いてあったビニールカバーが動き出し
隠れていたケンシロウにより成敗される。
「ケン!」(リン)
「もう、こっちのもんだ」(バット)
「サウザーに伝えろ。十字陵を造るのなら自らの汗を流せ。力無き子供達を恐怖で支配し働かせるなと」(ケン)
「何を? 貴様はたったの1人。袋の鼠よ」(隊長)
「お前達など俺1人で十分だ」(ケン)
「〇せぇ」(隊長)
「おらぁ~~~」(悪党達)
「はぁぁぁ~~~~」(ケン)
「あ~たぁ! あちょう!」(ケン)
バットとリンは子供達を助け出す。
「あぁぁ~~~
あたたたたたたたっ! あ~ちゃぁ!」(ケン)
部下達をけしかけて
逃げ出した隊長の前に
シュウとレジスタンス達が立ち塞がる。
「もう逃げられんぞ。覚悟を決めろ」(シュウ)
そして後ろには悪党達を壊滅したケンシロウがいる。
「そこまでだ」(シュウ)
「何故!? てめぇらは何の得にもならねぇレジスタンスにバカ野郎」(隊長)
「はぉぅ!」(シュウ)
「何の得にもならんだと! 今より輝こうとする子供達の光を奪う事など絶対に許せんだけだ」(シュウ)
「今より輝こうとする子供達の光を …
その言葉 … 遠き日に聞いた事がある」(ケンシロウ心の声)
↓後編へと続く。