第57話 後編 | 成田家の徒然なる日々 ~15th Season

成田家の徒然なる日々 ~15th Season

来訪される皆様に支えられて15年。昭和の特撮・アニメを取り上げていきます。

↑前編の続きです。

「あぁぁぁ~~~~」(レイ)

「なっ!?」(ユダ)

「しゃぉぅ~」(レイ)

「おぉぉぉ~

あぁぁぁぁ~~」(ユダ)

「しゃぉ!」(レイ)

「南斗水鳥拳奥義

飛翔白麗」(レイ)

「うあぁぁ~~~

うぅっ、不覚。またしても俺は貴様の拳に魂を奪われてしまった。

だが、へへへ。俺はこんなに方はせん。こんなに方はなぁ」(ユダ)

「うぐぁっ! うあぁぁ~~~~。

レ、レイ。俺の心の中には、いつもお前がいた。

俺は、ずっと幻影を追っていた。お前を、そして美しい南斗水鳥拳の舞いを」(ユダ)

「ユダ」(レイ)

「せめて、その胸の中でにたい」(ユダ)

「ユ、ユダ」(レイ)

「あっ …」(マミヤ)

「マミヤ …」(レイ)

「んっ!? あっ!」(レイ)

「レイ!

レイ!」8マミヤ)

「ふん … とうとう俺にも最期の時が来たらしい。

マミヤ 。いいか、兆星が頭上に頭上に落ちる日まで精一杯生きろ。

例え一瞬でもいい。女として生きろ。女の幸せを求めるのだ」(レイ)

「さらばだ」(レイ)

「レイ!」(マミヤ)

「来るな!

来てはならん。

俺はお前にだけは俺の砕けていく無様なに方を見せたくない。

うっ!」(レイ)

「はぁっ!?」(マミヤ)

「マミヤ … 幸せにな」(レイ)

「レ~~~~~イ!」(マミヤ)

「為すべき事は全て為した。

俺は南斗六聖拳、義の星の男。

あぁっ! あふぅ。ぐっ、あぁ~!」(レイ)

「あぅ~。はぁ、はぁ。

義の星は人の為に生き、人の為にぬ。

悔いは無い。

ケン、リン、

バット、トキ、

アイリ。

ふぅ~。

マミヤ …」(レイ)

何かが砕けた様な音が小屋の外に響き渡る。

「あぁっ!?」(マミヤ)

更に砕け散る音がした後 … 

小屋の中からは何も音がしなくなった。

「兄さん …」(アイリ)

「ち … ちくしょう」(バット)

「レイ …」(マミヤ)

「レイ … お前の生き様、忘れはせん。お前もまた

シンと同じ様に俺の中に生き続ける」(ケン)

「さようなら … レイ」(リン)

「あぁっ!?」(マミヤ)

「どうした、マミヤさん?」(トキ)

「星が …

補星が見えない!」(マミヤ)

「えっ!?」(アイリ)

兆星が消えた …」(マミヤ)

「レイの、レイの愛が

奇跡を起こしたんだわ」(リン)

「南斗六聖拳

義の星の男レイ。

お前の伝説は

永遠に消えない。

さらば … レイ」(ケン)

 

「週刊 北斗の拳 第57話」                  ~ The End ~