第37話 後編 | 成田家の徒然なる日々 ~15th Season

成田家の徒然なる日々 ~15th Season

来訪される皆様に支えられて15年。昭和の特撮・アニメを取り上げていきます。

↑前編の続きです。

マミヤのピンチにケンシロウとレイ登場!

「あぁっ …」(マミヤ)

「………」(ケン)

「何だ!? コイツら!」(部下①)

「やっちめぇ!」(部下②)

「おらぁぁぁぁ~~~~」(部下達)

「はあぁぁぁぁ~~

あああぁぁぁぁぁ~~~

あたぁ! あ~~たたたたたっ!」(ケン)

「ふぉぅ~~ しゃおっ!」(レイ)

ケンシロウとレイの前に部下達は砕けるだけだ。

「ケンっ!」(マミヤ)

「哀れな連中だ。俺達の待ち合わせ場所に現れるとは」(レイ)

「まさか … 貴様、ケンシロウか!?」(ザコス)

「そうだ」(ケン)

ケンシロウの名を聞いて悪党さん達はビビりまくる。

「寄るな! 寄るとコイツをす」(ザコス)

してみろ。次の瞬間、貴様もんでいる」(ケン)

「ケン! トキの居場所が分かったわ。

トキはカサンドラという所に囚われているわ」(マミヤ)

「カサンドラ?」(ケン)

「さぁ、もう用は済んだわ。しなさい … 私はこの事を伝えたかったの」(マミヤ)

ケンシロウは遠慮なくザコスに近づく。

ケンシロウの気迫に押されて部下達は逃げ出す。

「来るな!?」(サコス)

部下達は集団逃走中。

ケンシロウは

怯えるザコスの秘孔を突く。

「こ … さないで」(ザコス)

しはせん。数時間寝ていてもらおうか。目が覚めたらお前の頭に俺が会いに行く、と伝えておけ」(ケン)

「馬鹿め。貴様如きが獄長に勝てるものか」(ザコス)

「これも伝えておけ。この世に俺より強い奴はいない、と」(ケン)

ケンシロウの言葉通りザコスは眠り

マミヤと共に地面に倒れる。

「ケ … ケン …」(マミヤ)

ケンシロウはマミヤに手を差し伸べる。

一瞬、良い雰囲気になる。

「ケン …」(マミヤ)

次の瞬間ケンシロウの口から出た言葉は

「帰れ」だった。

「ケン … 何故!?」(マミヤ)

「これは … 俺自身の問題だ」(ケン)

立ち去るケンシロウを追おうとするマミヤをレイが止める。

「奴の心の中にユリアがいる限り誰も奴の心を開く事はできんぞ」

(レイ)

「… 分かってるわ。ただ … ただ少しでもケンの宿命rを … あの人の苦しみを救ってあげたい」(マミヤ)

ぬ気か?」(レイ)

健気に微笑むマミヤを

レイは見つめることしかできなかった。

マミヤはケンシロウの後を追いかける。

レイもまた寂しく微笑むのだった。

その報われぬ愛の為に…(レイ)

教会の鐘が

鳴り響く中

マミヤはケンシロウを追い

共に歩むのだった。

目覚めたザコスは

報告の為

カサンドラへと向かう。

「聞こえる。鬼の哭く声が …」(ウイグル獄長。以下ウイグル)

そこでザコスが見たものは

先に逃げた部下達が辿った哀れな末路だった。

「何故、逃げた?」(ウイグル)

ザコスは助けを求めるが

ウイグル獄長に捕らえられる。

「聞こえんな?」(ウイグル)

ザコスもウイグル獄長のお仕置きを受けて哀れな最期を遂げた。

「ケンシロウ、来るなら来い。カサンドラの鬼達の哭く声を聞け。それがお前達の弔い歌となるのだ」(ウイグル)

ケンシロウ、レイ、マミヤの前に

カサンドラの獄長ウイグルが立ちはだかる。

 

                       「週刊 北斗の拳 第37話」 End~