一子相伝、北斗神拳の真の継承者ケンシロウは
伝承者争いの後始末をつけるべく北斗4兄弟の1人トキに合う為
奇跡の村へと向かった。噂通りにトキが悪魔に変身したのなら
ケンシロウの手で始末をつけねばならん。それが北斗の掟だ。
「北斗の拳 第35話」です。
ケンシロウは奇跡の村近くまで来ていた。
「トキ、何としても会わねばならぬ」(ケン)
ケンシロウの気持ちに水を差す様な事を言うハブにお仕置きをし
ケンシロウは奇跡の村へと向かう。
時同じくしてキャラバンではリンを救ったユウが原因不明の熱で苦しんでいた。
キャラバンの1人がもたらした奇跡の村とトキの話を頼りに
奇跡の村へ向かうユウの家族にリンも同行する。
奇跡の村で
平伏してユウの家族は治療を願う。
子供の命が助かるなら何でもする、と言われて初めて興味を抱くア〇バにリンは違和感を覚える。
同じ頃、〇ミバの偵察部隊と遭遇した
ケンシロウは
彼らを
瞬〇し
ハブを驚愕させる。
ケンシロウは淡々とアミ〇の居城へと向かう。
ア〇バは
ユウの秘孔を突くが
とても治療しているとは思えないほどユウは苦悶の表情を浮かべる。
リンの「止めて」の一言で〇ミバは動きを止める。
「3時間もすれば目を覚ます」とアミ〇に言われて感謝するユウの家族にア〇バが求めたものは
「約束を果たしてもらおう … 〇んでくれ」(〇ミバ)
当然ユウの父親は「女房、子供を残して〇ねない」と拒否するがアミ〇の部下達に抑えられており
妻もリンも人質同然。
「いいぞぉ、俺が求めていたもの。それは生き抜くという事への執念だ」(ア〇バ)
〇ミバの指が情け容赦なくユウの父親の秘孔に刺さる。
「生への執念。それが〇をも打ち破る強烈なパワーを生むかもしれん」(ア〇バ)
「今から呼吸に必要な筋肉の動きを封じる秘孔を突く」(〇ミバ)
「やっ … やめてくれぇ~~ うわぁ~~」(ユウ父)
「もうすぐ俺の指が秘孔に達する。気力だ。気力で秘孔を封じてみろ。
ははははははははは」(アミ〇)
何かを察したア〇バが
部下の刀を奪って投げた先には
盾代わりにされたハブがいた。
ついに
対峙する
ケンシロウと〇ミバ。
奇跡の村の噂を聞いたレイ・マミヤ・バット達もアミ〇の下へと向かう。
「久しぶりだな、ケンシロウ」(〇ミバ)
ケンシロウの視線の先には人質にされたリン達がいる。
「ケン! ユウが。ユウがぁ~」(リン)
苦しむユウの秘孔をケンシロウは突く。
「放っておけば確実に〇んでいた」(ケン)
「要らぬ事を …」(ア〇バ)
「何故、変わった、トキ?」(ケン)
「ん? 何の事かな?」(〇ミバ)
「トキ … 本当にトキなのか?」(ケン)
「経絡秘孔は強く突けば肉体を内部から破壊する。逆に柔らかく押せば身体の自然な治癒力を促進させる。
俺は北斗神拳を拳法としてより医学の1つとして活かしたい」(トキ)
ケンシロウの心の中のトキと全く違っているトキ(アミ〇)の姿。
「俺が知っているトキは限り無く澄んだ目をしていた。それが何故?」
(ケン)
「ふふふ。相変わらず甘いなケンシロウ」(ア〇バ)
「トキ …」(ケン)
「時代が変わったんだよ、時代が。時代は医学より暴力を必要としている。ケンシロウ、暴力はいいぞ。ふっふっふっふっふ」(〇ミバ)
「お前は … お前は …
昔のトキではない」(ケン)
ケンシロウとアミ〇の戦いが始まる。
「かかって来い。戦ってみれば分かる事だ」(ア〇バ)
「あぁぁぁぁ~~~
ぁぁぁぁ~~
あ~~~たたたたたたたた」(ケン)
「はっ、はっ、はっ」(〇ミバ)
自分の拳を尽く受け止めるア〇バに対しケンシロウは驚愕の表情を浮かべる。
「ふっふっふっふっふ。お前に拳法を教えたのは俺だ。お前の拳は全て見える。ジャギとは違うぞ。だが少しは強くなったか?」(〇ミバ)
「あたっ!」(ケン)
ケンシロウとアミ〇の戦いの行方は?
↓後編へと続く。