↑画像が多かったようで続きます （。。；
ウルトラ警備隊の作戦室では、「そうか！ 昨日からのイタズラは、きっとやつら（ガッツ星人）の仕業だったんだ…。なぁっ、そうだろう！」と、やっと気づいたフルハシ隊員に対し
「先輩…。そんな事もうみんな、とっくに分かっているんですよぉ…。問題なのは、一体やつら（ガッツ星人）が何をしようとしてるか、ということなんですよぉ…」（と突っ込むソガ隊員。
そんな２人を余所目にダンは（ソガ隊員がパトロールに出たときも異常はなかった。フルハシ、アマギ隊員が出ていったときも何ら変化はなかった。それなのに、アロンに襲われたのも、ガッツに狙われたのも、僕が出ていったときだった。…だとすると、敵の狙いは僕だ。しかし、何のために僕を狙うんだ？）と１人物思いに耽る。
そんなダンの黙考を破るようにホーク３号から作戦室に連絡が入る。
「隊長、泉が丘上空１万メートル付近に、何か存在しているようです…」（アマギ隊員。以下「ア」）
「何か存在している？」（キリヤマ隊長。以下「キ」）
「レーダーでは捉えているんですが…、何にも見えないんです」（ア）
「よし、さらにその付近のパトロールを続けろ」（キ）
「あっ…、アマギ隊員」とアンヌ隊員が警告する。
「隊長、姿を現わしました」（ア）
ガッツ星人が宇宙船を使い直接攻撃を仕掛けてきたのだ。
「謎の物体が姿を現わしたとの報告を受けて、ダン、ソガの両隊員は泉が丘へ向かった…」（浦野光さんナレーション）
ホーク３号がロケット弾で攻撃を仕掛けるが、ガッツ星人の宇宙船が張り巡らすバリアーの前には歯が立たず、逆にガッツ星人からの攻撃を受け、被弾するホーク３号。
アマギ隊員は最後まで戦おうとするが、「無茶をしては勝てない」というアンヌ隊員の冷静（アマギ隊員とは死にたくない （’’；）なアンヌ隊員の一言の前に脱出を余儀なくされる。
そしてガッツ星人の宇宙船が着陸する泉が丘にはダン・ソガ隊員両隊員が乗るポインターのみが到着。
現状報告を基地にしようとするとガッツ星人の小型円盤がやって来る。
ウルトラガンで迎え撃とうとすると「ソンナ物デがっつ星人ニ立チ向エルトデモ思ッテイルノカ！」と警告される２人。
それでも立ち向かおうとする２人に対し、ガッツ星人の小型円盤は不思議な機能を使い、ソガ隊員を拉致する。
ウルトラ・アイを取り出し、変身しようとするが、躊躇うダン。
拉致されつつあるソガ隊員に配慮し変身をせず、ポインターから本部に救援依頼を出し泉が丘から脱出しようとするが
橋を通過中に爆破され、やむなくセブンに変身し、ガッツ星人と対峙する。
「ヤットせぶんニナッタナ、待ッテタゾ」と余裕綽々で迎え撃つガッツ星人。
まずはアイス・ラッガーを投げるが、分身されて、かわされるセブン。
一体になった所にエメリューム光線を放つが、効き目がなく姿を消される。
位置を変え、後方に現れたガッツ星人にワイド・ショットを放つも効き目無し ・・・
焦って冷静な判断ができず光線技を繰り出すセブンに対し、高見の見物をしながら「間モナク、せぶんノえねるぎーハ尽キルゾ…」と冷静なガッツ星人。
キックも空を切り、ナックル・ビームは跳ね返され自分が苦しむ始末。
前後のガッツ星人に挟み撃ちにされ、蹴られ、光線を浴び、苦しむセブン。
膝まづいたセブンのビームランプが点滅を始める。
力無く立ち上がったセブンに今度はガッツ星人の捕縛光線が浴びせられる。
戦う力を失い、ダラリと両腕をあげたセブンの背後に透明な十字架が現れてセブンを捕獲し、消えて何処へかと消え去る。
全てが終わった後の泉が丘にポインターが到着し、ソガ隊員を救助する。
行方不明のダンを探すフルハシ・アマギ両隊員の呼び声は空しく木霊するだけ ・・・
ソガ隊員は救出できたが、ダンは行方不明。
今後の対応を迷う心の隙を突くかのようにガッツ星人の宇宙船が攻撃を開始する。
攻撃を回避したキリヤマ隊長達は回転ドラム式のロケット砲を搭載したハーフ・トラック部隊に攻撃を委ね、一時の退却を余儀なくされる。
しかし、トラック隊のロケット弾攻撃はガッツ星人の強力なバリアーに阻まれて有効な打撃を与えられず、また、バリアーにぶつかったトラックは次々に炎上していくだけだ。
アマギ隊員のガッツ星人の強力なバリアーの存在を察知した発言から、キリヤマ隊長は「警備隊全軍に告ぐ、敵は強力なバリアに包まれている。現在位置より前へ進むな！」と命令する。
地球防衛軍の戦力を見越したガッツ星人は「無駄ナ抵抗ハ止メロ。コノママ戦闘ヲ続ケレバ、君達ハ全滅スルダケデアル。地球防衛ノ切リ札、うるとらせぶんハ、我々ノ手中ニアルノダ」と宣言する。
戦闘停止中の泉が原をダンを探し回るアンヌ隊員 ・・・
だがダンはおろか生存を示すものすら見当たらない。
落ち込むアンヌ隊員に止めを刺すかのように十字架に架けられたセブンの姿が夕焼け空に浮かび上がる。
それを皆に知らせるアンヌ隊員。
状況を見透かしようにガッツ星人は「地球ノ全人民ニ告グ、君達ノ英雄せぶんハ、夜明ケト共ニ処刑サレルデアロウ」と高らかに宣言する。
「天文班から明朝の日の出は５時21分と報告された。セブンの処刑まで、あと12時間足らずしかない」（浦野光さんナレーション）
作戦室では焦燥感と同時に諦めムードも漂い始める。
そんな中で「ねぇ、さっきからセブンのことばかり言ってるけど、ダンはどうなるの？…敵に連れて行かれたのよ…」というアンヌ隊員の言葉も、空しく響くだけ。
「アンヌ、決して忘れてるわけじゃない…。ただ、ガッツ星人が、セブンを夜明けに処刑するという意味を考えるんだ」と冷静に説くキリヤマ隊長。
「だって…」と反論するアンヌ隊員に ・・・
「やつらは、我々の目前でセブンを処刑し、地球人に心の拠り所を失わせようとしているのかもしれない…。そうすることによって地球人は、彼らと戦う勇気を失い、服従を認めてしまうようになるだろう…」と的確に本質を見抜くタケナカ参謀。
「セブンを見殺しにはできないんだ」と気を吐くフルハシ隊員。
「…じゃ、ダンは犠牲になれって云うの？」というアンヌ隊員を遮るように
「アンヌ！…ダンは、もう殺されているかもしれない…」とタケナカ参謀は冷徹に告げる
「エッ…」と絶句するアンヌ隊員。
「もし生きていたら、敵の基地を叩くことはできないだろう…」というタケナカ参謀の一言が堂々巡りの終わりを告げる。
そのタケナカ参謀の言葉が終わるか否や「…隊長、おかしな発信音をキャッチしました」と通信隊員が告げる。
「宇宙ステーションの回路を使っていますが、ステーションからのものではありません」という通信隊員の報告に
「よし、録音して直ちに分析するんだ」と命ずるキリヤマ隊長。
「ちきしょ～ どこの誰だ、そんな事をするヤツは」と吠えるフルハシ隊員。
「まさか地球の危機に付け込んで新しい侵略者がのさばってきたんじゃないだろうな」とアマギ隊員ばりに冷静な判断をしているソガ隊員。
そんな隊員達を余所目にアンヌ隊員の心はダンのことだけを考えていた ・・・
「セブン救出に心を砕くウルトラ警備隊に、また、一つの謎が投げかけられた…。あの発信音は新たな侵略の前触れなのか…？しかも、ガッツ星人によるセブン処刑の時は、刻々と迫っていた…。
明日は、我々人類の破滅の夜明けになるのだろうか？…」（浦野光さんナレーション）
前半編、ダイジェスト完