2012年度、最初の更新はウルトラセブン「第36話 必殺の0.1秒」で「もしも」します ヾ(’_’)
地球防衛軍では部隊別の対抗射撃大会が行われている。
ウルトラ警備隊の代表であるソガ隊員は、参謀本部代表で同期のヒロタ隊員との同点決勝を行うことになった(画像はなぜか応援中のアンヌ隊員とフルハシ隊員)。
先攻のヒロタ隊員は見事に的に当てるのだが ・・・
ソガ隊員は射撃の際に何かに足を取られ、的に当てることができず失敗。
警備隊の面々と結果について話していると勝者のヒロタ隊員がやって来て、「ありがとう。この優勝カップになり代わって礼を言うよ。おかげでウルトラ警備隊のような殺風景な所に行かずに済んだからな…。ハッハッハ…、じゃ失敬」と少しキザな挨拶をして去っていく。
アンヌ隊員は「殺風景な所」と言われてお冠だが、ソガ隊員は気にしていない。
2人の友情を邪魔しているのは、譲り合うことのできない優秀な銃の腕前だけなのだ ・・・
私室で拳銃を手にしながら物思いに耽るヒロタ隊員に、何処からか謎の声が語りかける。
「優勝おめでとう、ヒロタ君」(謎の声。以下「謎」)
「お前は夕べの…」(ヒロタ隊員。以下「ヒ」)
「君の望み通り、勝たせてあげたよ…」(謎)
「じゃあ、俺が勝ったのはお前が…」(ヒ)
「そう。夕べ君は優勝できるなら友達を裏切っても、魂を悪魔に売ってもいいと言った。」(謎)
「俺はそう言った。お前は俺の何が欲しいのだ?」(ヒ)
「それは今夜…。では、また…」(謎)
と言い終わった瞬間にヒロタ隊員の部屋の電話が鳴る。
それは同時にソガ隊員のいるウルトラ警備隊の作戦室にもかかってきた。
キリヤマ隊長からの呼び出しで残念会を後回しにして参謀室に向かうソガ隊員(作戦室で宴会していいのか?(’’;)。
参謀室にはマナベ参謀の指揮の下、キリヤマ隊長の他、ソガ、ヒロタ、ミナミ、スズキの射撃大会上位成績の4名が呼び出されていた。
彼らは近々、来日するリヒター博士(「人工太陽計画」の最高責任者)の身辺警護を任される。
ベルリンの空港で、やはり人工太陽計画に携わっていたゼムラー博士も射殺された他、多くの計画参加者が何者かにより葬られているからだ。
ただならぬ緊張感が漂う中、羽田空港へと向かい、リヒター博士を警護する4名。
ところが基地到着前に早速襲われる一行。
ダンプカーで1号車と2号車を分断し各個撃破を狙う敵。
2号車のソガ隊員はスズキ隊員を倒されるがダンプカーで襲撃してきた敵を倒すことに成功する。
そして1号車に駆け寄ったソガ隊員が後部座席で見たものは無残にも頭を射抜かれたリヒター博士の姿だった。
辺りを見回すが、リヒター博士を護衛していたヒロタ隊員とミナミ隊員の姿が見当たらない。
「ヒロタ~」と声をあげた瞬間、ダンプカーの影からソガ隊員を狙う銃口。
怪しい気配に気づき、振り向き様に銃を撃つソガ隊員だが相手が撃つのがやや早く、腹を射抜かれ倒れ込むソガ隊員。
だがソガ隊員の一撃も相手に何らかのダメージを与えたようで、ソガ隊員に止めを刺さず逃げていく。
薄れ行く意識の中でソガ隊員が見た相手の姿は良く知っている彼に似ていた ・・・
メディカルセンターで意識を取り戻したソガ隊員。
弾丸が急所を外れていたのと手当てが早かったことがソガ隊員の一命を取り留めた。
ヒロタ隊員の安否を尋ねると、スパイであったミナミ隊員を倒した時に軽傷を負っただけなので参謀室で開かれている対策会議に参加しているとダンが告げる。
それを聞いたソガ隊員は怪我を押し参謀室へ向かう。
参謀室ではマナベ参謀を中心に、キリヤマ隊長とフルハシ隊員、ヒロタ隊員が対策会議中であった。
ミナミ隊員のスパイ疑惑についてソガ隊員はヒロタ隊員を問い詰めるが、ヒロタ隊員の証言が受け入れられて、有耶無耶になってしまう。
それよりも目下の重大事は本当のリヒター博士の護衛。
殺害されたリヒター博士は情報部員の影武者であり、本物は明日来日。
護衛はウルトラ警備隊が中心と決まり、参謀本部から去っていくヒロタ隊員。
訪ねてきたのはソガ隊員。
ソガ隊員はリヒター博士の影武者襲撃の真実を暴こうとして訪れたのだ。
いつもと態度が違うヒロタ隊員を気遣いつつ、ソガ隊員はヒロタ隊員が謎の男達とグルになり襲撃したのではないかとヒロタ隊員を問い詰める。
だが証拠は一切無く、全てはソガ隊員の憶測。
唯一の証拠であるヒロタ隊員の頬の傷について言及すると銃を抜くヒロタ隊員。
しかしソガ隊員が銃を抜くのが早く、ヒロタ隊員は逆に追い詰められていく。
ヒロタ隊員に銃を捨てさせ、ウルトラ警備隊を呼び出してヒロタ隊員を拘束しようと電話するソガ隊員。
だが、その通信網は既に謎の宇宙人に押さえられており、音波攻撃でソガ隊員は気を失ってしまう。
気絶したソガ隊員を連れて車で何処へかと向かうヒロタ隊員。
待ち合わせ場所らしき所に着くと、謎の宇宙人の宇宙船が降りてくる。
ヘッドライトと赤いランプでサインを交換しあった後、ヒロタ隊員は車ごと円盤に乗り込んだ。
車を収容すると何処へかと飛び去る謎の宇宙人の宇宙船。
意識を取り戻したソガ隊員の目の前にヒロタ隊員と謎の宇宙人が姿を現す。
謎の宇宙人の正体は「アルファケンタウリ第13番惑星」から「人工太陽計画」を妨害するためにやってきたペガ星人。
ペガ星人は太陽系侵略基地として地球を利用しようとしているのだが、人工太陽計画が実行されると、宇宙船の侵略コースをふさぐ為、困るらしい(けれども地球の気圧に耐えられない。そんな地球のどこに侵略価値があるのだろうか ・・・ (’’;)。
地球の気圧に耐えられないペガ星人は特殊催眠術により地球人を動かし、「人工太陽計画」の計画参加者達を抹殺することで、計画の頓挫を図っている。
ミナミ隊員も「射撃大会で優勝したい」という欲望に付け込まれてしまい、特殊催眠術をかけられペガ星人の意のままに動かされているのだ。
ペガ星人の魔手はソガ隊員にも及び、拘束機から発射された光線により強制催眠をされてしまうのだった(同じ画像の使い回しでスマン (。。;)。
本物のリヒター博士を改めて迎え、羽田空港からポインターが先導して基地へと向かう。
2号車のベンツはヒロタ隊員が運転し、後部座席のリヒター博士をフルハシ隊員が警護する。
だが先導するポインターの助手席にいるソガ隊員の様子がおかしい(特殊催眠を受け、操られているのだから当然といえば当然なのだが (、、;)。
ダンやアマギ隊員の忠告を無視してガンくれる始末。
様々な人達(宇宙人含む)の思惑を秘め車は進むが、突如ベンツがスピードを上げてポインターを追い抜いていく。
フルハシ隊員が運転手のヒロタ隊員を咎めるのだが、ヒロタ隊員からは銃弾が左肩に打ち込まれ、悶絶する。
後部から煙幕を発してトンネルに入るベンツ。
それを追うポインター。
だが、トンネルを抜けた先にベンツは無かった。
トンネル内にシークレット・ロードがあるとみて、ポインターで戻ろうとするのをソガ隊員が止める。
「ペガ星人の地球侵略計画の邪魔になる人工太陽計画を潰すのだ」と言い放ち暴れ出すが、アマギ隊員の当身を首筋に受けると呆気なく気を失うソガ隊員(ボーグ星人のように肉体強化もしておくべきだったな、ペガ星人 (’’;)。
Uターンをしてトンネルに入り超音波探知機で調べると、すぐにシークレット・ロードは見つかった。
それを使い、ベンツの後を追いかけるポインター。
追われていることを知ったヒロタ隊員は手榴弾を投げる。
爆発して道を塞いでいる岩にぶつかりポインターは止められてしまう。
衝突の衝撃でダンとアマギ隊員は気を失うが、逆に意識を取り戻し強制催眠の解けた(案外ヌルい催眠だったな (。。;)ガ隊員はポインターのホバー機能を使い、先回りする。
通り抜けようとするベンツのタイヤをソガ隊員が射抜く。
嫌がるリヒター博士を人質に逃げようとするヒロタ隊員。
「動くなソガ! 博士の命はないぞ!」(ヒロタ隊員。以下「ヒ」)とリヒター博士を楯にして脅すヒロタ隊員。
「ヒロタ、お前はペガ星人の催眠術にかかっているんだ。目を覚ませ、覚ますんだ!」(ソガ隊員。以下「ソ」)と説得するソガ隊員。
だが、ペガ星人の強制催眠が解けないヒロタ隊員は説得を受け付けず、「どうしても博士を助けるつもりなら、俺と勝負しろ!…今から5つ数える。」(ヒ)と暴走する。
「数え終わったら撃つ、いいな!…一つ…二つ」(ヒ)
「…ヒロタ!」とソガ隊員が諦めと共に小さく呟く。
同時に発射される銃弾。
2人の腕に違いは無いはずなのだが、ヒロタ隊員の良心というべきか催眠術への最後の抵抗というべきものがあったのだろうか ・・・
すぐさま駆け寄り脈をとるソガ隊員だが、ヒロタ隊員は既にこと切れていた(どこにも銃弾が当たった様子はないのですけど ・・・ (’’;)。
ソガ隊員が悲しみに暮れる間もなくペガ星人の宇宙船が飛来し、リヒター博士に向けて攻撃を始める。
リヒター博士を庇いながら逃げるソガ隊員。
ペガ星人の攻撃は当たらず、逆に衝撃と音でダンを起こしてしまう。
レーザーは通じないとみたペガ星人はロケット砲で攻撃するが巧みに避けるセブンには命中しない。
セブンもフィンガー・ショット(初出)で反撃するが、宇宙船を囲むバリヤーに弾き返され決定打にならない。
このままでは埒が明かないと見たセブンはロケット弾の中を走り抜け、縮小化してペガ星人の宇宙船の中に入り込む。
「ペガ星人、お前の星へ帰れ!」と警告するセブン
「地球は我々の太陽系侵略基地になるのだ。帰ることはできない」と宇宙船の外へ出られないのにダダをこねるペガ星人。
「もう一度言う…。お前の星へ帰れ!」と再度の警告をするセブンに対し
「うるさい!」と力づくで挑むが、簡単に投げ飛ばされ、悔し紛れにビームで攻撃するペガ星人。
専守防衛は成立したとばかりにお返しでエメリューム光線を放つセブン。
宇宙船を出たセブンは再度、巨大化してワイド・ショットで宇宙船ごと止めを刺す。
こうしてペガ星人の太陽系侵略計画は潰えたのである。
全てが終わった後、リヒター博士を連れてアマギ隊員と合流したダン。
ペガ星人に操られていたとはいえども、地球を守るため、リヒター博士を守るため、同期の強敵(と書いて「とも」と呼んでください ><;)を撃ち抜いたのはソガ隊員なのだ。
苦い勝利が胸を過る ・・・
ソガ隊員はヒロタ隊員の胸の上に、互いの拳銃を交差させて置いた。
気持ちは交わらなかったかもしれないが、確かに存在した友情の証として ・・・
ここまでがダイジェストです (’’ノ
そして「もしも」シリーズでは定番化している(のか? (’’?)「もしも宇宙人さんの侵略方法が間違っていたら?(その3)」で考察を進めたいと思います。
第11話のワイルド星人さん(余所の星の生命を奪わず自分の星の人口を増やせ!)、第12話のスペル星人さん(余所の星の血液を奪わず技術供与を見返りに献血をお願いしなさい!)に続き、誤った地球侵略をしてしまったペガ星人さん。
数多くのブログやHPで指摘され尽くしていますが ・・・
彼の根本的な間違いは ・・・ 「地球の環境(気圧)に適さないのに侵略するな!」です ><;
セブンが始まって45周年を迎えた2012年 ・・・
前作の「ウルトラマン」、それ以後の数多くのウルトラシリーズを通してペガ星人さんほど不思議な宇宙人さんはいないですな (’’;
太陽系の侵略拠点として地球を使いたい。
その為に地球を侵略する。
ここまでは間違いではない。
だが ・・・ ペガ星人さんの体は地球の気圧に耐えられない。
そこに初めて見る地球の美しい花があっても、宇宙船の外に手を伸ばして取ることもできない。
侵略の手伝いとして適切なガタイのいい兄ちゃんがいても、催眠術をかけるために宇宙船の外に出れば自分の体はペシャンコ ・・・ (。。;
この大いなる矛盾を如何にして解消するのか?
地球侵略の前に月をペガ星人のものにするのはどうだろう?
ナトリウムやカリウム中心だが大気圧は地球の10分の1らしいのでペガ星人さんには、もってこいの星かも ・・・
だが第36話で地球防衛軍の基地が月面にあることが判明しているので、地球防衛軍との間に抗争が起こるのは必至。
また月面にはペガ星人さんの手下となるべき人間もいないので人数的に苦戦を強いられる問題をどうするか(って、毎度のことながら、何故、侵略者側の肩を持つのか成田は (、、)?
という訳で、まだ基地が作られていないらしい火星を地球侵略のための前衛基地にしてみる事を考えてみよ~
大気圧は地球の0.75%と月より更に小さい火星。
防衛軍基地がないので無用な抗争も発生しない。
ただし月同様に手下となるべく人類がいないので人手不足は否めない ・・・
最後の手段としてリヒター博士を誘拐して「人工太陽計画」を「人工地球計画」に変更して実行するのはどうだろう? (’’?
ペガ星の科学技術を駆使すればペガ星人さんの体質に合わせた人工地球の製作は簡単かもしれない (’’(、、
やり方はこうだ (’’ノ
① 宇宙船で地球に潜入し、催眠術を使って手下となる人間(技術者、地球防衛軍の隊員中心)を増やす
② ある程度の人数が集まったら、地球人の妨害を受けないように冥王星辺りで地球人とペガ星人の共同でペガ星人さんの体質にあった人口地球を作る
③ 人口地球が完成したらペガ星人さんの侵略部隊(宇宙船で攻撃)と地球人の侵略部隊(陸戦部隊中心)が連合で地球に侵略を行う。
その際、防衛軍内部にいる内通者の協力があれば、計画はよりスムーズなものに。
フッ (’’ 我ながら完璧過ぎる計画だ ・・・
お礼は奴隷身分からの解放と、月1億円の給料で(と取らぬ狸の何とやらをしてみる)。
しかし、よくよく考えてみると、何らかの理由で宇宙人さんが地球を侵略しようとする場合、直接かつ、いきなり地球に攻め込むのは大きな間違いだということも分かりましたな (。。;
話は違いますが、「ST○R W○RS」のデ○・○ターのような拠点かつ攻撃兵器を持ってきて侵略するのが正しいのだと。
怪獣を連れてくる(ギラドラスとかエレキングとか)のは間違いではないが、侵略拠点にはならないことも ・・・
という訳でどこかの消費者金融ではないですが、何事も「計画的に」行わないとダメだという正し過ぎる結論が得られました。
自分の体に合わない大気圧の問題をどうするのかという根本的な問題を解決せず、行き当たりばったりで無計画はダメですお、ペガ星人さん (’’;