容疑者がお笑い芸人の回なら、中途半端はよくないな~ | ガンバボーイ2号のGuerrilla Radio

容疑者がお笑い芸人の回なら、中途半端はよくないな~

3日放送のテレビ朝日系「相棒(第14シリーズ)」はね、
スタッフに「おまんら、もっとしっかりせんか!!!」と腸が煮えくり返った回やったわ。
今回の脚本を担当したのが、
昨年の”大河史上方向性がブレまくった”NHK大河ドラマ「花燃ゆ」の脚本陣の1人、宮村優子。
(ちなみに「ヱヴァ新劇場版」シリーズのツンデレなアスカ役の声優の方ではない。)

都内の駐車場で、蘭の栽培を手掛ける会社の経営者・式田が、遺体で発見された。
殺害現場付近の痕跡から、漫才コンビがここを練習場にしていたことから、
(漫才コンビは、壁に向かってネタ合わせする。)
右京(水谷豊)&亘(反町隆史)は、近くのお笑い専門小劇場に向かい、
このお笑い専門小劇場を拠点にしている「でんすけ」のコースケ(駒木根隆介)が失踪し、
相方の伝(渋谷謙人)が苛立っていた。
そんな折、コースケの指紋が付いた血痕付きのナイフが発見され、事態は思わぬ方向へ。
売れない若手漫才コンビが仕掛けた、一世一代の大バクチは吉と出るか、凶と出るか?

正直、漫才コンビが殺人事件に巻き込まれたという設定は、蛇足。
ドラマ中、「でんすけ」が漫才を披露するシーンがあるが、何か気抜けして、心が折れた。
「相棒」は、メインの水谷豊&反町隆史を盛り立てるアンサンブル勢との調和だけでなく、
小道具の細かいところまで、スタッフの仕事が行き届いていることで知られているが、
(その仕事っぷりは、「相棒展」で実証ぶり。)
漫才の所だけ、手抜きやないかい!!!

漫才のネタの部分、構成作家に頼むという手はなかったのか、目を疑うわ。
せめて、スーパー戦隊シリーズの「八手三郎」か、
プリキュアシリーズの「東堂いづみ」に知恵を借りることはできなかったのか。
(「八手三郎」と「東堂いづみ」は複数人で動いている両作品の文芸部門のペンネーム。)


◆創業90年。仕事する人は、足元が大事。靴のテヅカ