談春の青春も「人生成り行き」 | ガンバボーイ2号のGuerrilla Radio

談春の青春も「人生成り行き」

1月2日はゴールデンタイムで見る番組がなかったので、
録画していた昨年12月28日放送のTBS系「年末ドラマスペシャル 赤めだか」を見る。
遅ればせながら、なかなか見ごたえがあったわ。

今や独演会のチケットが即完で”チケットが手に入りにくい落語家”の傍ら、
昨年10月期のTBS系「日曜劇場 下町ロケット」では、佃製作所の経理部長を演じた立川談春が、
2008年度講談社エッセイ賞を受賞した自叙伝「赤めだか」(扶桑社)をドラマ化。
立川談春を嵐の二宮和也、その師匠に当たる落語立川流家元・立川談志をビートたけしが演じる。

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漫才ブーム真っただ中の1984年、流行に逆らった生き方を決めた1人の若者が、
稀代の落語家、立川談志の門を叩いた。

佐々木信行(二宮和也)
のちに落語立川流のエースとなる立川談春である。

中学の時の伝統芸能鑑賞会で、立川談志(ビートたけし)の落語を聞いて衝撃を受け、
高校を中退し、両親の反対を押し切って談志の門を叩いた信行は、
談志に嘘をついてまで弟子になりたいと懇願し、
勢いを買われ高座名「立川談春」として入門を許された。
そこから、笑いあり涙ありの青春物語が綴られるわけなんですが、
数々のエピソードが秀逸で、今や売れっ子落語家から見た家元・立川談志の実像が見れたわ。
この10年で役者としての経験値を上げた二宮和也は、青年期の立川談春を真摯に演じ、
落語立川流Bコース(芸能人・文化人対象)で「立川錦之助」の高座名を与えられたビートたけしは、
公私ともに交流があった立川談志をどう演じるのか、さすがのビートたけしでも心境複雑かと思われたが、
いざ見てみたら、何か説得力があったし、
談志ゆかりの面々も友情出演してくれたことも花を添えたわ。

全体を通してみたら、談志家元のリビングに飾っていた色紙がね、このドラマを象徴していたわ。
「人生成り行き」

談春の青春も「人生成り行き」のようでしたね。


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