スペシャル春号2011(4)
◆「四月の卒業式」(彩原その)
あれ?彩原その、絵のタッチ変えてきましたねぇ。
ブッ飛んだわ。
過疎化が進む村の、合計15人が通う小中学校。
初(うい)、ちぃ、どんの仲良し3人は、小1から中3までこの小中学校で一緒だったが、
1学期の始業式で、親の仕事の都合で、東京から来た長尾翔が転校することに。
・・・って、くらもちふさこの「天然コケッコー」(コーラス)とカブっとるわ!
何らかの差別化を図る気はなかったのかい!
◆「三谷さん家の亜子ちゃんは」(立野マミ)
親の仕事が多忙で、三つ子の世話を任され、いつもヘトヘトの三谷家の長女・亜子。
そんな亜子にサッカー部の光希からアタックかけられ・・・
そのオチにブッ飛んだわ。
結局そっちかよ!ってね。
◆「春風のあとがき」(加々見絵里)
こちらも絵のタッチ変えてきたの?
これまでの加々見絵里は、
「ナナとカオル」(白泉社・ヤングアニマル)で知られる甘詰留太を思わせる画風だったが、
このままいったらエロになってしまう事に気付いたのか、いかにもりぼんらしい雰囲気を意識したらしい。
(実際、甘詰留太は成人向けロリコン漫画出身だもん。)
その分、二頭身やギャグ顔のバリエーションも増えたもんなぁ。
◆「保健室の王子様」(南美ナホ)
こんなにハツラツなヒロインが故意にコケるなんて、フェアプレー精神に反するわ。
んで、保健室で手当てに行ったら、ベッドにイケメンが。
そのイケメンが実は・・・
そのオチに、ドキュン!と感じたわ。
◆「6年2組の女王さま」(杉本愛紗)
相変わらずやねぇ。
同じ金のティアラ大賞出身でも、先の國行由里江とは、雲泥の差。
この絵柄に、話の展開。
余りにも場違いってことに気付け。
漫画家は個性以上に、社会性を大事にしろ。
漫画がうまいなんて、別に大きなステータスじゃない。
漫画で飯を食えるのは一握りで、あとはバクチ打ちだ。
それを、杉本愛紗は理解しているのか?
(っていうか、りぼんの支配下登録漫画家全員は自覚してんの?)
第1回の銅賞受賞者ということで、りぼん編集部は積極的に売り込もうと思っていただろうが、
現時点では、率直に「残念」だね。
杉本愛紗の事を含め、編集部は一体何がしたいのか、意志、理念が見えないからね~。
常にブレまくっているという、ブレない方針って、菅直人内閣も顔負け。(笑)
ワタクシは常に”オンリーワン”を目指すべきと考えます。
確かに、”ネクスト・ジェネレーション”が台頭して、楽しみな要素はあったけど、
種村有菜と春田なな推しが続いていたのがオチ。
結局、部数でちゃお、漫画の内容でなかよしに勝つにはどうすればいいのか?
読者の意見はとても重要なんですが、
読者に耳を傾けてばっかりで、自分たちの主張を掲げなきゃ、役立たず、ED集団と罵られるだけだぜ。
看板作家の指名、若手の育成、外部作家の補強など、全てが中途半端に終わり、積み重ねがなくなる。
たのむよ、編集長!
”りぼんっ子”と一緒に夢を叶えさせてくれよ!