涙の結婚記念日 | 合掌

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俺の生存記 

11日に5回目の結婚記念日を迎えた。
結婚当初は結婚式を挙げた12月28日を『結婚記念日』
入籍した1月11日を『家族記念日』
それぞれを祝っていたのだが。
3回目の結婚記念日をお互い自然に。
1月11日に祝ったのを機に。
それからは記念日を統一した(笑)

毎年。
結婚記念日は銀座ですき焼き。
これも俺達の間ですっかり定着した。
ただ今年の記念日にはムスコがいない。
それは。
ムスコはプリスクールで仲良しの友達から招待を受け。
念願だったスリープオーバー(寝袋を持参で行くお泊り会)へ行ったからだ。

かねてより誘ってもらっていたのだが。
おねしょの心配がありずっと辞退していた。
そのおねしょもついに克服しムスコは満を持して出かけて行った(笑)
友達とそのお母さんが迎えに来て家を出る時にムスコは俺達に言った。
「僕がいなくて寂しくても我慢できるよね。」
俺達は笑って見送ったのだが。
家の中に入った途端アイツは寂しがり涙ぐむもんだから俺は言った。
「ちょっと何泣いての、明日の朝には迎えに行くんじゃん。
俺なんて二人とも出てった時はもっと寂しい思いをしたんだぞ!」
そしたらアイツは言った。
「それはそっちの自業自得でじゃない!
私のとは全然違うもん!!」

ムスコの親離れより。
アイツの子離れのほうが難しいかもしれない(笑)
いや待てよ。
もし俺がいなくなった時に。
アイツは同じように寂しいと言って。
泣いてくれるんだろうかとそんなことを考えて。
そんなことを考えてしまった自分自身に。
俺は涙ぐんだのだった。

南無妙法蓮華経
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