テーマ【pray for japan】
先日の日曜日(15日)に開催されたチャリティコンサート。
お陰さまで大盛況&大成功!
ちなみに写真は会場の佐東公民館&俺の舎弟。
なんですが。
開催までの日々や苦労や思い入れが強すぎて、
なにをどう書いてまとめればいいか分からなくなってた。
そんな中。
帰京する直前。
いつものように実家で目覚めたらボランティア仲間からの連絡。
中国新聞(広島の新聞)にイベントの模様が載ってると。
よっしゃあああああああああああああああああああああああああっ!
と。
その勢いで書き始めました。
当日までの時間を振り返ってみると、
まず公民館を借りて大掛かりなイベントを立ち上げたはいいけど、
それを仕切るのは我々ボランティア仲間。
最後まで無事に終えることができるのか本当に心配だった。
たとえば俺のようにバンドをやったりしてればステージ周りのことは想像できるけど、
これが「運営」となると一気に分からなくなる。
かといって逃げることはできない。
前日まで「ここはこうした方がエエかな」とか「こうなった場合はどうする?」など、
数えきれないことを話し合って修正したり考え直したり、
細かい部分まで役割分担して当日を迎えた。
自分に関しては「出演者」という立場ではあったけど、
スタッフをやってくれたメンバーも自分も同じボランティア仲間。
ステージの上にいるか下にいるかだけで、
この日は全員が「出演者」だったと思ってます。
細かい&目立たない下準備という意味では俺なんかより他のみんなの方が何倍もやってくれていました。
俺が東京にいる間もずっとフライヤーやポスターを配って回ってくれました。
知らないお店に行って主旨を説明して頭を下げて。
お陰で数えきれない店舗さんに貼っていただくことができました。
場内のイスを並べたり配布用の飲み物を用意したり、
あるいは外で駐車場の管理をしたり来場されるお客さんを誘導したり。
入場や再入場の受付や管理も全員がボランティア仲間。
そして本番。
ガイ君とギャンさんとステージで歌ってる時。
あ。
その時の写真は無いけど紹介しておきます。
リハの日に撮った写真。
真ん中が広島ハードコアパンク界のボスと言っても過言ではないガイ君。
左がガイ君とアコースティックユニットを組んでるギャンさん。
この先輩たちと歌ったワケです。
この偉大なる先輩たちと。
客席には照明があたってなかったのでお客さんの細かな表情が分からず、
楽しんでくれているのかどうなのか不安だったんだけど、
みんなが着てるオレンジ色のスタッフ服(ビブズ)。
これがすごく目立ってて、
そんなみんなが手拍子をしたり飛び跳ねたりしてるのが見えたから、
心の中で「これはお客さんにも届いてる!」と確信。
ラストまで心を込めて歌うことができた。
最初は「オレンジはジャイアンツカラーなんじゃけどねぇ~」。
そんなことも思ったけど結果オーライ&むしろ大正解です。
OAU “5” の後半あたり。
もうイスなんて邪魔だから立とうぜ!
そんな空気になったので急いで最前列に駆け寄りパイプイスを下げた。
オープンからずっと空いていたステージから最前列のパイプイスまでのスペース。
そこに一気にみんなが押し寄せてね。
後方でどうしようか迷っているお客さんもいたけど、
そっちに身体を向けて両腕を上げ「みんな前に来い~!」と誘導。
ん?
あら?
OAU “5” が大好きなスタッフが出入口の入場整理を担当してたよな。
再入場のチェックをしたりしてたよな。
でも。
もう前に来て楽しんでるよな。
あれ?
まだ出入口にいるうううううううううう!
なにしよるんじゃああああああああああああああああああいっ!
今度はそっちに走って行って「前に行きんさい!」。
そこにいたスタッフたちは「でも出入りの管理をしないと」と困惑。
OAU “5” は大トリでイベントも終盤。
もう終わるんじゃけぇ前に行って楽しみんさい!
ここまで着たら再入場の管理なんかせんでもええ!
出入口は開放じゃああああああ!
スタッフの背中を押して前に行ってもらいました。
わ~い!
やったぁ~~!
そう叫びながら笑顔でステージ方向に走っていくスタッフたちを見て、
さらにその光景を見ていた近くのお客さんも「良かったねえ」と言ってくれ、
なんというか、
あの瞬間「コンサート」から「ライブ」になった感じがした。
それは自分がスタッフを前に行かせたからではなく、
お客さんもスタッフも一緒になって全力で楽しむ空気が生まれたから。
OAU “5” がその空気を作ってくれたから。
トシロウ君がMCで復興や支援への想いを話している時、
その言葉ひとつひとつに頷いているお婆ちゃんが自分の前にいました。
もしかしたらトシロウ君のことを知らないかもしれない。
OAU “5” のことを知らないかもしれない。
年齢から考えればその可能性の方が高いと思うのですが、
そのお婆ちゃんはトシロウ君の言葉に頷きながら涙を流していました。
小さな声で何度も「ありがとう」と言われていました。
良かった。
届いてる。
間違いなく届いてる。
チャリティコンサートで被災地域の方も招待しているから、
来場されているお客さんの層はまさに老若男女。
年輩の方々にも想いが届くかどうかずっと不安だったので、
その光景を見た時に「確信」することができた。
お客さんがステージ最前列まで行って笑顔で飛び跳ねて、
そこにスタッフたちも混ざったりしていて、
年輩のお客さんも笑顔で手拍子をして。
それを見ている自分がお客さんのような感覚になりましたね。
ちなみに。
上で紹介した記事を書いたのは当日ライブペイントをやってくれた開作クンの姪っ子。
でも。
親族が参加しているから来てくれたんじゃないんです。
取材に来て中に入ったら開作クンがいたんです。
スゴいですよね。
仕上がった絵もまたスゴい。
それを描いた開作クンの想いも素晴らしい。
なにもかもが「一体」になった感じだ。
さらに言えば記事の中にある「西村伸」という名前。
じつは「うつろ木」の店長です。
当日は打ち上げでも使わせてもらったし、
ますます「一体」ですね。
打ち上げには出演者やスタッフが参加してガッツリ盛り上がりました。
中央でポーズをとってるのは「カメラを向けられるとしっかり写らないと気が済まない」ことで知られるボランティア仲間のサミヤンです。
目立ちたがり屋ですが復旧作業も今回のイベントもわざわざ和歌山から来てくれました。
こういう「オモロい連中」がナンボでもおります。
ガイ君とトシロウ君と俺。
出演者のスリーショットを撮ろうとしたらカットイン演出が発生し右端にサミヤン登場です。
この流れなんでついでに書いておきますと、
支援物資として送ってもらった水が阪神にちなんだもので、
阪神のロゴが入ったものが支援物資として広島に来るもの面白いよね。
ある種「ノーボーダー」って感じでいいよね。
そう言いながらその水が入った箱を撮ろうとした時も、
やっぱりカットイン。
ブレない男・サミヤンに拍手っ!
いつも元気と笑顔とカットインをありがとう!
ちなみに今回の更新は自分や仲間たちが撮った写真からチョイスしてますが、
個人的にいちばん好きなのがコレ。
スタートから来れなかった女性スタッフの・・・。
みおりん。
ペットボトル専用のゴミ箱になってくれてます。
ん~~。
ゴミ箱ってのは言い方が悪いな。
かといって他の表現も思い浮かばないんだけど。
でも。
女の子だしカワイイのにこういうことを率先してやって場を和ませてくれる。
そういう子です。
とても大切なことです。
力仕事の復旧現場にも率先してガンガン入っていきます。
お酒が好きで何度も何度も一緒に飲みました。
年上の俺にも容赦なく説教してくれます。
素晴らしいことです。
仕事の影響か東京では周りに気をつかわれることが多いので、
遠慮なく言ってくれる女性がいるのはありがたいです。
それでいて彼女は「迎えに行きましょうか?」と軽快なフットワーク&優しさも見せてくれます。
彼女に限らずいろんな人がいて本当に楽しいし嬉しい。
みんなに飽きるのはいつになる?
想像もつかないくらい「飽きない連中」と出会いました。
出演者+スタッフ会わせて総勢40人くらいでしょうか。
あるいは50人くらいでしょうか。
ここでもまたアコギを出してみんなで歌を歌ったり、
お店にあるボードにみんながメッセージを書いてくれたり、
これほど「最適」と思える場所で打ち上げをやったことは過去に無いですね。
すべてを終えて楽しそうに飲んだり話したり歌ったりしてる仲間たちの笑顔も最高すぎました。
最後は近くにいたメンバーと「うつろ木」のお母さんを囲んでパシャリ。
最初からお母さんを囲むつもりだったのか結果的にそうなったのか、
よく覚えてませんがオッケーでしょう。
大好きなお母さんです。
お父さんにはボランティアでたくさんのことを教えてもらいました。
撮った日は違いますがお父さんとお母さんとのスリーショットがこちらです。
イベントにも「うつろ木ファミリー全員」で会場に足を運んでくれました。
来場された皆さん、
出演された皆さん、
裏方に徹した愛すべき仲間たち。
すべての人々と広島に感謝。
最高です。
無事に終えることができるか心配していましたが、
結果は大成功。
被災地でボランティアを重ねていく中で、
初めて会った人とも何度もやっている人とも同じように作業をし、
それを重ねていく中でコンビネーションが生まれ、
阿吽の呼吸で作業を進めることができるようになったりして、
そこで培ったものがこの日に力強く発揮された。
ある復旧作業の日に撮った一枚。
成功の裏にはこうして「共に汗を流して作業した経験」があったのだと。
そう思いました。
広島で生まれた男じゃけん、
広島の街よう捨てん!
愛しき仲間たちよ。
また逢う日まで。
今日で「あの日」から半年。
これからも広島のためにできることを。
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