これで最後ですかね、ケンシロウの『バグバグ』コレクション。
探せばまだあるかもだけど、代表的なのはこのあたりかと。

今度はねえ、シンプルだけど、意外に凄い。
他のバグと比べると、かなりレアなんじゃないかな?

置いてかないでと言いながら置いてかれたバット少年。

暗闇を歩き絶対に顔を見せないケンシロウ君。

そして、マミヤ姉さんのリンゴ落としパンチラ事件。

このあたりは、割と目撃情報があるのよ。
もちろん、実際に見たことのある人も多いことでしょう。

でも、これは……。

たぶん聞いたことないかな。

投稿みたいな感じで写メが送られてきたことも、もちろんない。

演出は、いわゆる「通行人演出」。
通行人はシンステージの白髪の老人…すなわち、ミスミの爺さん。
ケンシロウの前を通過し、マントが脱げて、服は白服。
この場合、まず画面の奥にケンシロウが立ってて、
手前(画面右寄り)にミスミの爺さんがいて、
マントが飛んでいった方向を振り返ってるような感じだよね。

まあ、これも、そう。

マントが飛んで振り返ってる、ごく普通のシーン。

なのですが。

いないんですよ、ケンシロウが。

でもケンシロウの「影」はあるんですよ。

つまり「透明人間」状態なんですよ。

それだけじゃありません。

ケンシロウ以外にも、重要なものが欠けてます。

おい、それが無くてどうするんだというものが欠けてます。

なにかと言うとね………。

えっ。早く見せろ?

空気を読め?

いやいや。空気を読んでるから、こうしてるんです。

ジラしてるんです。「タメ」を作ってるんです。

じゃあ、そろそろ見ていただきましょうか。

それでは、どうぞ!!


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ほら。「背景」が無いんですよ。

言ったでしょ? それが無くてどうするんだって(笑)。