テーマ【音楽】
いや〜〜。
終わりました!
ライブが無事に終わりました!
もう、
完全燃焼!
燃え尽きましたよ。
当然これまでもそういう感覚はあったんだけど、
これまでとはまったく違う燃え尽き感。
というのも。
今回は20周年であると同時に「マッパチバンド最後のライブ」。
そういう気持ちでやったからね。
去年。
パチスロ必勝ガイド誌上でマッパチの20周年を祝ったんだけど、
なんかこう、もの足りなかったというか。
パチスロ必勝ガイドという雑誌で結成したライターコンビが誌面上で周年を祝うのは当たり前。
そこで祝うことができれば充分なんだけど、
やっぱり「なにか」をしたくて。
考えに考えた結果「ライブだ!」という結論に。
それでニイサンに声をかけて昨年から水面下で動き始めましてね。
本当なら昨年内にやりたかったんだけどスケジュール的にどうしても無理で、
なにより「やるならしっかりと」ということで、
充分な練習期間を取るために3月にした。
はい。
決意の坊主です。
決意の坊主なんですが話の途中なんで後回しにします。
え〜と・・・。
そう。
なんせ「20周年」なワケですよ。
コンビを結成してコンビとして「成人」したワケですよ。
これはスゴいことだなと。
偉いとか立派とかじゃなくて「なかなかできないこと」だなと。
コンビを組まずに普通にやってれば「ライター歴」だから、
別に何周年とかやらないでしょ?
でもマッパチはコンビ。
活動内容は大きく変わったし最近ではふたりで仕事をする機会も減ったけど、
それでもコンビとして20年間やってきた。
ライブもそのために決めた。
となると。
これまでの感覚とはまったく違うワケ。
というか「まったく違うことに気づいた」ワケ。
ここ数年のマッパチライブは「久しぶりにやりますか!」。
あるいは「誘われたから出ますか!」。
そういう感じだったからね。
どちらかというと「とにかく楽しんじゃおう!」と。
いかに楽しんでやろうかと。
でも。
今回は自分たちの20周年を祝して自分たちが主催するフェス。
責任感がハンパないんです。
ワンマンでやるならともかく他のバンドも誘ってるからね。
それを自分の中で何度も何度も考えた時に、
よほどの覚悟が無いとできないなと。
そういう意味でまず自分を追い込むためにジムに行ったりキックボクシングのトレーニングを受けたり食事を節制したり、
そういうのを始めて。
ただこれは身体を鍛えるというより精神を鍛えるのが目的。
いろいろ追い込むことでいいライブをできる自分を作っていけたらいいなと。
動きもそうだけどメインは内面的な部分。
でね。
そうやって身体を鍛えたりし始めたんだけど、
なんかそれだけじゃ足りないような気がしてきまして。
20周年ライブを死ぬ気でやる。
これまで体験したことの無いような満足感や達成感を味わいたい。
そのステージで死んでもいいと思えるほど燃え尽きたい。
あれこれ考えてる内にひとつの答えが出た。
ラストライブ。
そう。
マッパチバンド最後のライブという覚悟で挑んだらどうだろう。
そうすれば「後が無い」。
失敗しても次のライブが無いんだから絶対に失敗できない。
絶対に失敗できないのであればこれまで以上に必死になってやれるだろう。
俺は心に決めた。
これが最後。
マッパチバンド最後のライブだ。
20周年だけど。
節目だけど。
ここで終わりにしよう。
しかもこれ、
メンバーどころかニイサンにも黙って決めたからね。
相談ナシ。
一切ナシ。
それを聞いたメンバーがどう思うか分からない、
なによりニイサンがどう思うか分からない。
でも。
俺の「覚悟」は伝わるだろうと。
多くの言葉を交わさなくても俺の発言や態度で伝わるだろうと。
結果。
ライブは大成功だった。
共演バンドのみんなが最高だったのはもちろん、
たくさん来てくれたお客さんも最高。
マッパチのメンバーも最高。
出し切った。
演り切った。
でも。
やっぱり寂しかったよ。
歌いながら「1曲ずつ減ってる」という感覚があってね。
やればやるほど「終わりに近づく」からね。
真ん中あたりに差しかかった時に「うわ〜もう半分じゃん!」。
マジでライブを中止したくなったから。
ストップ!
このまま進めたらラストライブが終わっちゃう!
すべて終わっちゃう!
と。
でも別の精神状態もあって。
ライブまでの間に自分をいろいろ追い込んだことで生まれた精神状態。
カッコつけた表現だと「ゾーン」みたいなね。
言葉で説明するのは難しいんだけど初めての感覚があった。
ストレートの剛速球をずっと投げ続けてる、
投げ続けられるような感覚。
んー。
違うかなー。
なんかこう「無敵ゾーン」みたいなね。
ライブが終わる寂しさと同時に「いくぞオラ!」と終わりまで突っ走りたい自分もいたというか。
共存し得ない感覚が共存してた。
で。
結果として。
燃え尽きたのです。
すごく達成感があったなー。
これまでのライブを適当にやってたとかじゃないし適当にやるワケがないし、
ずっと一生懸命やってきたんだけど、
今回は「未知の達成感」と遭遇したような感じ。
やっぱ20周年だからね。
みんなも人生でいろんなことがあると思うし、
趣味でも仕事でも、
なにか続けてるものがあるだろうけど、
20年も続けるというのはレアだと思うんです。
マッパチバンドがCDを出したのは2000年だからバンドとしては17年になるんだけど、
それも立派な年数だと思うし誇りに思ってる。
ただ。
単に「解散してないだけ」という考え方が無いワケじゃない。
だから俺は覚悟を決めたかったのかもしれないね。
1ミリでもそういう思考が及ぶ可能性があるのであれば、
それを打破するような覚悟を決め、
100%の達成感を味わうための精神状態に持って行かないといけない。
だから「後が無い状況」にしたんだと思う。
と。
こういうのを書いてると俺はクソみたいに長くなっちゃうから、
今日はこのあたりで。
とにかく。
出てくれた皆さんも来てくれた皆さんも興味を持ってくれた皆さんも、
すべての方にお礼を言いたいです。
ていうか言います。
ありがとう!
追伸。
どうしても自分を抑え切れず気づいたらダイブしてました。
ちゃんと背中から行ってお客さんを蹴ったりしないように足を上げて、
お客さんもいい感じで運んでくれてたんだけど、
勢い余って途中で落ちました。
このあと、
床に。
ええ。
後頭部から。
でも。
ぜんぜん痛くなくてそのままステージへ。
アンコールも大暴れしてライブが終わったのでした。
で。
ライブが終わった現在。
なんかこう、
後頭部?
首?
痛いです。