ウクライナのガス停止か【プーチン「代金お払いが先ですが何か」】 | ロバ耳ブログ 

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ウクライナ情勢を受けて金も力もないオバマ大統領が、「状況が悪化すれば更なる制裁処置を取る!」とロシアに警告を出しています。
対抗するプーチンは、「ウクライナはまず滞納ガス料金を払って下さい」と強気。

ロシアはウクライナには、ずっと緩い政策を取っていたのですが、ウクライナ経済が良くなる事はなかった、てことです。

以前にガスを停止したのも、ウクライナが余りにもガス代を払わないので、パイプラインのウクライナ分の供給量をカット。
そしたら海賊女帝ティモシェンコは、本来ヨーロッパ諸国に行くべきガスを自分たちで抜き取って使い出した。
川の上流にウクライナがあるような話なので、下流のヨーロッパが大混乱になったのです。

恐らくこの頃には、プーチンは明確に海賊同盟と戦闘状態にある。今の紛争は、ロシアVSハザールの構図と見て、ほぼ間違いないかと思います。

要点は、今のロシアがどの様なロシアなのか、でしょうね。
僕は何となくウィーン体制が背後にあるように思うのですがね。

詳細は伏せられたまま善玉とされるウクライナ暫定政権。オバマの支離滅裂な外交に付き合わされ、同調する立場にあるドイツを中心にしたヨーロッパ諸国は、気が気じゃないでしょうね。イギリスやフランスは、エネルギー的には打撃は少ないでしょうが、ドイツはまともに経済危機になります。
ということは、ユーロ圏が一気に不況になりかねない事態で、またまた円に資本が逃げ場を求めれば、日本は異常な円高により外貨が稼げなくなる。


この危機的構造をようやく理解しだしたのか、世界的に株価が下がり始めています。日経平均はこの一週間で1000円以上一気に下げたんじゃないですかね。

ドル債権が一気に紙クズになるかも知れません。
ネットでは『裸の王様』はパンツくらい捌けよ、と言われ始めるくらいなので…。

アメリカが経済制裁などと言ったところで、ロシアからすれば、ツケでしか買い物に来ない“客”が、「もう買い物してやらねーぞ!」と啖呵を切っているような話で、ラブロフなんかは「分かったから、さっさと帰れ」と普通に言ってしまいそうですね。


いずれにしても、我々にはとんだ迷惑な話に発展しそうな空気です。もっとも重要なことは、ロシアが妥協することではなく、アメリカ資本を中心にした「革命ビジネス」に終止符を打つことです。

「大人しくしていれば、平和は保障してやる」という強盗論理を何とかすること。