近所で人生の修学旅行 | ほぶりっくさんのブログ

近所で人生の修学旅行

ユッキーと大人のご近所修学旅行へ。

昨年、仕事場の横で車の脱輪していたのがご縁となり
季節の良い頃にお庭を見にきてくださいとご招待があり
伺わせていただきました。

話では、いろいろと面白そうなことを聞いていたので
こりゃユッキーを誘うしかないなと…連れていきました。

仕事場から3分くらいの場所。


昔ながらの立派な建物。
応接間の洋風建築がサツキとメイの家のような…



「陶器で本や物語を作っている…」
と聞いていたのですが、
これがまた想像していた1000倍すごかったです


まずは、母屋のギャラリーへ


何気なくりんごの陶器。
このときは、

リンゴの陶器いいなー
くらいに考えてましたが…
のちになぜリンゴなのか知ることに。



すべてご自身の作品で
陶器で本の物語を表現しています。

宮沢賢治



全部陶器






リンゴリンゴリンゴ
読んだことがある方は
わかるはず…


宮沢賢治の原稿が詰まったトランク
全部陶器

これもちゃんと意味があって。
若くして亡くなった宮沢賢治
このトランクのおかげで…。。。


はじまりは、タネ から

そして育っていき
本から芽吹きが…


リンゴってあらゆる今までの地球の流れの中で
よく登場する。


江戸を含め、たくさんの時代建具や調度品に
囲まれた本物の空間。

陶器だって、絵だってなんだって
ほとんど手作りってのも素晴らしい



ほかにもたくさんの著名な方の絵画や作品も。
聞いていて鳥肌が立つほどの人生史も
聞くことができました。

もーココまででおなか一杯でしたが
実はここからが長いんだよ…とお庭のほうへ(笑)

池があって、離れやいろんな石があって
全部ご自身で陶器と植物と廃材で作られたお庭


木箱に溢れるリンゴたち

この木箱も陶器だから驚いた!!
リンゴは手のひらサイズくらいの実物大くらいです



こちらは、タマゴ。
タマゴから芽が出て、ヒヨコも生まれている

また、本からもタマゴが生まれていて…



花のワルツ


それぞれのテーマのお庭や小径がたくさんあって
ここは白を基調としたホワイトガーデン。

石などはほぼ廃材

トクサが突き抜けていて
また、先端は原種のつくしが出ていたり…


また、赤のお庭も。


つーねに、廃材と対話して楽しんでいる


ムーミンもリンゴ!

全部手作り陶器


多肉ゾーンも。
たくさん珍しいものもあるし
なんせ絵がうますぎる…






貝殻をあしらったお庭


本のイス


明日地球が滅ぶとも
君は今日
りんごの木を植える


陶器のお花が咲いている。。。




魚柳梅もあんなにおおきく…
しかも咲いている。。。

ほかの植物もグングンと。
とても磁場のチカラがありそうだ


薔薇と桃




色彩とのバランスがとても絶妙で
本当にどのシーンを切り取ってもたのしくて


圧巻。
陶器のおうちの街が

ただ、おうちがあるだけじゃなくて
よーく見るとたくさんのネコが住んでいたり
内装があったり…


自分の考えたことを
自分の手によって作り
あとはあるもんや廃材で作り上げてく

生きざまなんですよね。

自分で作ったものって
全部説明できるんです。
全部思い入れがあって、思い出があって。


美術館行くよりも
何倍も感動があったり、
すごく刺激されました。
そして、たくさんのお話しを聞けました。

人の生きざまって、芸術ですね。

藍染の作家としても活動して
離れにたくさんの作品や陶器があったりですが
きりが無くなるので…
あとは、自分のこころにそっと仕舞っておきます。

一軒家なのに急いで回っても3時間半かかりました(笑)



たくさんの植物やお土産をもらい
そして次に…

車で2分

以前もお邪魔した 山の仙人のところへ
ユッキーを連れて。



畑があったり、花畑があったり
ここは、集うみんなが分担して共有しているような
やさしい場所で


桜やあじさい
季節を感じる山の中



ここは、アジサイは今から…



今日もたくさんの人が集っていたようで
囲炉裏からはまだ煙が燻って…


ここは、ほとんどのものが
廃材ともらいもので出来ている




なんでも自分で作ってしまう。

ここにも陶器はたくさんで。


焼却炉を改造した焼き窯
ちいさいものを2時間で焼いてしまう優れもの。

ほかにも登り窯もあります。



廃材からアートへ

一度はまったことを極めて
それを商売にすることなく
コミニュティや福祉に生かしてしまうその人間力。

折り紙の話もたくさんしました。



みんないろんな生き方があって
人それぞれですが
ちゃんとそれを胸張って人に伝えたり
説明できる生き方で…



自分の信じたことを
一生懸命やって
地に足をつけた人間らしい暮らし。


とても良い学びになったイチニチでした。






お二方とも個人所有のものなので
きっとみなさんは行くことは出来ないでしょうが
今日の経験を自分ひとり占めするのは
もったいないと思い、少しだけご紹介させていただきました。