まず裁判の経過からです。
豊洲新市場予定地の汚染土壌＝コアサンプルの廃棄差し止め（証拠隠滅差し止め）訴訟、東京高裁控訴審では、２回の公判の後、控訴棄却が言い渡されました。
原告団ホームページ：
http://tsukiji-wo-mamoru.com/
なお、当然ながら最高裁への上告を予定しています。
引き続きのご支援をよろしくお願いいたします！
～～～
タイトルの件です。
先日９月１３日に東京都から報告された汚染状況の調査では、地中にあって、汚染を通さない、たまらなく都合の良い「不透水層」（その後難透水層に変更）と強弁してきた地層が、汚染の地下拡散を防止する「天然の蓋」の役割など果たさずに（当たり前です）、過去の不法投棄野積みによる高濃度汚染物質をダダ漏れしていたことが分かりました。
詳細は後半に原告団メールで記しますが、今週（2012/10/12発売）の週刊金曜日に掲載されています。
データは、お東京都様のサイトからです。
http://www.toyosusinsijyo-kouji.jp/
こうした美しげな湾岸のイラストや写真は、築地官製地上げの企てが浮上した際から、というよりは、もっとその前の、たぶん臨海副都心乱開発時代からのお得意の芸当ですね。
このサイトの
「底面管理調査結果」（平成24年2月都データ受理）とあるリンク先を御覧ください。
「不透水層付近まで汚染が達しているものについて、不透水層以下について深さ方向で２ｍ続けて汚染がないことを確認（２深度確認）するための調査」
このタイトルには苦笑せざるを得ません。
何のことだか、主権者納税者に伝える意図が感じられず、要するに自説の「天然の蓋なんだからねっ」という主張をしようとしたものです。
該当するPDFはこちら。
http://www.toyosusinsijyo-kouji.jp/inquiry/management.pdf
http://www.toyosusinsijyo-kouji.jp/inquiry/management02.pdf
よほどの例外を除けば、この地層の下にまで汚染は拡散しない、という主張は儚くも崩れ去り、
ヒ素に至っては９８％が難透水層を通過
→ほぼ、漏れれなく通過、です★
なのに、このヒ素については、
と、ガス工場の汚染でなく、その前からのもの（自然由来の定義）だから濃度が高くてもしょうがない、という毎度の珍説を凝りもせずに繰り広げてもいます。
この物質は自然由来だから蓋の上にも下にも同じ程度存在するんだもん、例外なんだもん、と駄々をこねるようとしても、そうなると、ベンゼンもシアンも半数以上の地点で難透水層を通っていることのが説明つきませんね。
これもガス工場以外由来？？（無理すぎ）
という相変わらずの、もの凄さです。
～～～
長々と失礼しました。以下は原告団のメールです。転載大歓迎です。
【転送歓迎】
昨日12日（金曜日）発売の「週刊金曜日」の「金曜アンテナ」に過日都から発表さ
れた豊洲の汚染追加調査結果について、ジャーナリスト永尾俊彦さんの記事が掲載さ
れました。
短文ですが丁寧な取材に裏付けされた記事で、分かり易くまとめられています。
是非ご覧ください。
冒頭の書き出しを下記します。
「基準千倍のベンゼンなど検出」
「難透水層抜けた汚染」
東京都は、築地市場が移転する豊洲地区で、「地下数メートルにあり、汚染の地下深
くへの浸透を防いでいる」と説明してきた粘性土層の難透水層から、ベンゼンが環境
基準の最高一〇〇〇倍などの汚染が検出されたと九月一三日に発表した。本誌は、七
月一三日号で一級建築士の水谷和子さんによる都のそれまでの調査結果の検証をもと
に、「難透水層に『ザル』同然の疑いがある」と報じたが、それが裏付けられたこと
になる。
都の発表によれば、難透水層付近以深で環境基準を超えたのは、ベンゼンで調査し
た一一三地点中六八地点(六〇％)、シアンは同三七地点中一六地点(四三％)、ヒ素に
いたっては、同一四一地点中一三九地点(九八％)にのぼった。これは、「不透(難透)
水層内には汚染が広がっている可能性は低いので調査も対策もしない」という汚染対
策の大前提が覆ったことになる。
（後略）
～～～
ここから先は『週刊金曜日』にてぜひお読みください！
改めて、この表紙です↓
豊洲新市場予定地の汚染土壌＝コアサンプルの廃棄差し止め（証拠隠滅差し止め）訴訟、東京高裁控訴審では、２回の公判の後、控訴棄却が言い渡されました。
原告団ホームページ：
http://tsukiji-wo-mamoru.com/
なお、当然ながら最高裁への上告を予定しています。
引き続きのご支援をよろしくお願いいたします！
～～～
タイトルの件です。
先日９月１３日に東京都から報告された汚染状況の調査では、地中にあって、汚染を通さない、たまらなく都合の良い「不透水層」（その後難透水層に変更）と強弁してきた地層が、汚染の地下拡散を防止する「天然の蓋」の役割など果たさずに（当たり前です）、過去の不法投棄野積みによる高濃度汚染物質をダダ漏れしていたことが分かりました。
詳細は後半に原告団メールで記しますが、今週（2012/10/12発売）の週刊金曜日に掲載されています。
データは、お東京都様のサイトからです。
http://www.toyosusinsijyo-kouji.jp/
こうした美しげな湾岸のイラストや写真は、築地官製地上げの企てが浮上した際から、というよりは、もっとその前の、たぶん臨海副都心
このサイトの
「底面管理調査結果」（平成24年2月都データ受理）とあるリンク先を御覧ください。
「不透水層付近まで汚染が達しているものについて、不透水層以下について深さ方向で２ｍ続けて汚染がないことを確認（２深度確認）するための調査」
このタイトルには苦笑せざるを得ません。
何のことだか、主権者納税者に伝える意図が感じられず、要するに自説の「天然の蓋なんだからねっ」という主張をしようとしたものです。
該当するPDFはこちら。
http://www.toyosusinsijyo-kouji.jp/inquiry/management.pdf
http://www.toyosusinsijyo-kouji.jp/inquiry/management02.pdf
よほどの例外を除けば、この地層の下にまで汚染は拡散しない、という主張は儚くも崩れ去り、
ヒ素に至っては９８％が難透水層を通過
→ほぼ、漏れれなく通過、です★
なのに、このヒ素については、
不透水層内のヒ素については、「土壌汚染対策法の一部を改正する法律
による改正後の土壌汚染対策法の施行について」(平成 22 年3月5日)の別紙「土地の土壌の特定有害物質による汚染状態が専ら自然に由来するかどうかの判定方法」等に 照らし、自然由来と考えられる。
と、ガス工場の汚染でなく、その前からのもの（自然由来の定義）だから濃度が高くてもしょうがない、という毎度の珍説を凝りもせずに繰り広げてもいます。
この物質は自然由来だから蓋の上にも下にも同じ程度存在するんだもん、例外なんだもん、と駄々をこねるようとしても、そうなると、ベンゼンもシアンも半数以上の地点で難透水層を通っていることのが説明つきませんね。
これもガス工場以外由来？？（無理すぎ）
という相変わらずの、もの凄さです。
～～～
長々と失礼しました。以下は原告団のメールです。転載大歓迎です。
【転送歓迎】
昨日12日（金曜日）発売の「週刊金曜日」の「金曜アンテナ」に過日都から発表さ
れた豊洲の汚染追加調査結果について、ジャーナリスト永尾俊彦さんの記事が掲載さ
れました。
短文ですが丁寧な取材に裏付けされた記事で、分かり易くまとめられています。
是非ご覧ください。
冒頭の書き出しを下記します。
「基準千倍のベンゼンなど検出」
「難透水層抜けた汚染」
東京都は、築地市場が移転する豊洲地区で、「地下数メートルにあり、汚染の地下深
くへの浸透を防いでいる」と説明してきた粘性土層の難透水層から、ベンゼンが環境
基準の最高一〇〇〇倍などの汚染が検出されたと九月一三日に発表した。本誌は、七
月一三日号で一級建築士の水谷和子さんによる都のそれまでの調査結果の検証をもと
に、「難透水層に『ザル』同然の疑いがある」と報じたが、それが裏付けられたこと
になる。
都の発表によれば、難透水層付近以深で環境基準を超えたのは、ベンゼンで調査し
た一一三地点中六八地点(六〇％)、シアンは同三七地点中一六地点(四三％)、ヒ素に
いたっては、同一四一地点中一三九地点(九八％)にのぼった。これは、「不透(難透)
水層内には汚染が広がっている可能性は低いので調査も対策もしない」という汚染対
策の大前提が覆ったことになる。
（後略）
～～～
ここから先は『週刊金曜日』にてぜひお読みください！
改めて、この表紙です↓