築地市場移転予算を都議会民主党が容認したので、移転決定(官製地上げ万歳)報道が、例によってごみうり新聞や日経で流されています。しかし、これ、嘘もいいところ、印象操作の捏造報道の典型です。

築地のこの官製地上げ問題への異議申し立ての都議選応援演説を皮切りに、民主党は政権交代に至ったという点はあながち誇張でも何でもなくて、それがいつしか、強引な移転反対、予算は通す、次には条件付き容認多数、などの変節を組織としてとげてしまうあたり、暗澹とします。

政権交代など虚妄だった、結局ジミントーに任せておけばよかった。。とお任せ民主主義を是とする向きには好都合な材料にすらなるでしょう。

しかし、本当に、今回の決定??は、イシハラ都政に好都合なベクトルが出てきた、という以上意味は持ちません。諦めさせるための捏造報道には、心から警戒しなくてはならないと考えます。

汚染費用負担の是非に新たな監査請求も始まり、また、移転に仲卸が賛同した、というのも嘘八百、むしろ移転推進派の中でも弱気発言が出て、水産仲卸の東卸組合では、現在地再整備側の顧問弁護士が先月末に賛成多数で選ばれてもいます。

http://www.asahi.com/national/update/0330/TKY201203300002.html

にもあるように、都議会民主党でも、馬場議員、田の上議員、松下議員、柳ヶ瀬議員---多数の方々が、反対票を投じてもいます。

食の安全をこうすれば守れる、という簡単な方法は、もう残念ながら今の日本にはありません。
ただ、安全を潰し、未来を壊す方法はとても簡単です。

それは、

無関心

という名のきわめて安直な、自らと将来の足下を崩す破滅行動です。

公私ともに人生今までないほどに立て込んでいて、なかなか更新できませんが、これからもこちらでは、このあまりに典型的な官製火事場泥棒問題(震災であれほどの液状化被害が移転予定地に出たにも関わらず、人々のかんしんの希薄化に乗じたやり口はショックドクトリンでもあるでしょう)を中心に、書き続けていきたいと思います。

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