今日は、築地市場移転問題に関する裁判、「豊洲汚染土地購入に関する公金返還請求訴訟」の第7回口頭弁論があります。
皆様の傍聴をお願いします!

2011年12月19日(月)午前10時15分~ 東京地方裁判所民事522号法廷
http://www.news-pj.net/npj/2010/tsukijij

その後、12時からは近くの新橋SL広場で野田総理の社会保障と税の一体改革の講演がありますので、霞ヶ関→新橋→そして内幸町東電→経産省前テント広場、と、お時間の許す方は移動されると、この日本で国民住民不在でなされている壮大なる茶番を肌身で体感することができ、お勧めです(その後、全国紙報道のギャップと比べれば、状況はさらに際立ちます)。

今日の裁判は、築地市場を官製地上げするために、汚染された土地を法外な価格で買い取った都知事らに、公金を返還させる住民訴訟です。
何しろ、何回も何回も言いますが、繰り返します。

あれだけ極端な土壌と地下水の複合汚染にさらされ、最強とされる発がん性物質、ベンゾ(a)ピレンの過去最高値を叩きだし、地下水pHは11以上の触れれば皮膚が溶けてしまうほどの強アルカリを示す(タールも石炭灰もいくらでも)が廃棄された最悪の東京ガス豊洲工場跡地に、イシハラ都政はたった6種類の物質を、それもトラック15台からコップ半分のサンプリングで調べただけ、さらに言うと今回の震災で液状化して滅茶苦茶に撹拌されたのに、汚染は水平方向には絶対動いてない、と強弁して憚らない様子は、まさに野田総理の「冷温停止宣言」に酷似した異様事態です。

それをメディアスクラムで大本営発表するくだりも然りです。

そして放射性物質の低線量(日本政府基準)被曝をと同様に、あらゆる複合汚染の場に食物や働く人を置くこの官製地上げは、生体実験の場に人々を置く悪魔の所業に他なりません。

万一移転後にひとたび汚染が発見されれば、賽の河原のごとく、無尽蔵な対策が続くのも、除染ビジネスに瓜二つです。

そこにオリンピック招致と湾岸バブル喚起の思惑が蠢くかに見えるあたりも、おためごかしの復興特区利権で地元の文化も安全も簒奪する目論見と、これまた悲しくなるほどに類似しています。

市民が黙っていることが、まさに無言の賛成となっています。