今日は築地市場移転問題に関する裁判公判が午前中に東京地裁であります。
その前にまず、これからの展開につなげたいニュースです。
5ヶ月にわたり理事長が決まらなかった、築地市場鮮魚仲卸の組合(東卸)で、「市場を考える会」で移転反対を貫いてこられた山崎さんがついに新理事長に決定しました。
移転反対を機関決定していた東卸を解体分断してでもそれを覆そうとする動きが東京都からもありました。今後もまた、死に物狂いでの撹乱をしてくるかもしれませんが、もちろんこれは「中だけの話題」ではありません。全国、あるいは世界に対し、日本の食をどう護り、活かしていくかという国家戦略に関わる問題です。
司法に対しても、被告東京都に対しても多くの傍聴という意思表明が必須です。
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では、ここからが裁判のお知らせです。すでに今日、6/20(月)となります。
東京都は公金を使い、官製地上げを推し進めるために、壊滅的な複合汚染(石炭石油からの廃棄物を野積みや捨て放題、猛烈な発がん性物質、各種重金属が無尽蔵)と、軟弱地盤で先の震災でも液状化した(戦後、東京湾河口の浚渫土=ヘドロをぶちまけて作った)東京ガス豊洲工場跡地(本来東京ガスも売り渋った)、いわば壮大な完全なるブラウンフィールドを、クリーンな土地の坪単価で購入するというありえない悪行に対する住民訴訟です。
そもそも、この官製地上げは、外資・大規模物流・外食産業のためのトラックターミナルを作るという目的で、TPPなどとも共通する、米系構造カイカクの枠組の一連の流れで行われてきました。
公判はまだ入り口の部分、今後の流れが今回決まってくるかもしれません。
市場が休市ではないので、市場関係者の参加が難しく、ぜひ都民の皆さま、そして何らかの形で食材を使ったり食べたりする(全員!)皆さま、傍聴をお願いいたします。
下記が裁判ご案内の転送です。
液状化した豊洲新市場予定地。東京都が速攻でブルーシートをかける前。
石炭からガスを製造し、廃棄物を野積みにし埋めていた複合汚染地域にも関わらず、東京都の調査物質数は限られています。
液状化(噴砂だと言っていますが、同じ現象です)、により、汚染物質が移動したことからも、過去の調査に基づいた対策が取れない状態です。
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その前にまず、これからの展開につなげたいニュースです。
5ヶ月にわたり理事長が決まらなかった、築地市場鮮魚仲卸の組合(東卸)で、「市場を考える会」で移転反対を貫いてこられた山崎さんがついに新理事長に決定しました。
毎日 2011/6/18ということで、理事会は満場一致です。
東京魚市場卸協同組合:豊洲移転反対派の山崎氏理事長に /東京
http://mainichi.jp/life/ecology/area/news/20110618ddlk13010287000c.html
築地市場(中央区)の水産仲卸業界団体「東京魚市場卸協同組合」(東卸)の総代会が17日開かれ、理事長選挙が行われた。江東区豊洲地区への移転反対派の山崎治雄氏が新理事長に選出され、理事会が承認した。
関係者によると、組合員の代表(総代)100人が投票。その結果、山崎氏が52票を獲得し、移転賛成派の伊藤淳一氏の47票を上回った。理事長選を巡っては、これまで理事会で6度選挙が実施され、いずれも15対15の同数で決まらなかった。このため理事会は、総代会の投票結果を尊重する方針を決めたという。【武内亮】
〔都内版〕
移転反対を機関決定していた東卸を解体分断してでもそれを覆そうとする動きが東京都からもありました。今後もまた、死に物狂いでの撹乱をしてくるかもしれませんが、もちろんこれは「中だけの話題」ではありません。全国、あるいは世界に対し、日本の食をどう護り、活かしていくかという国家戦略に関わる問題です。
司法に対しても、被告東京都に対しても多くの傍聴という意思表明が必須です。
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では、ここからが裁判のお知らせです。すでに今日、6/20(月)となります。
東京都は公金を使い、官製地上げを推し進めるために、壊滅的な複合汚染(石炭石油からの廃棄物を野積みや捨て放題、猛烈な発がん性物質、各種重金属が無尽蔵)と、軟弱地盤で先の震災でも液状化した(戦後、東京湾河口の浚渫土=ヘドロをぶちまけて作った)東京ガス豊洲工場跡地(本来東京ガスも売り渋った)、いわば壮大な完全なるブラウンフィールドを、クリーンな土地の坪単価で購入するというありえない悪行に対する住民訴訟です。
そもそも、この官製地上げは、外資・大規模物流・外食産業のためのトラックターミナルを作るという目的で、TPPなどとも共通する、米系構造カイカクの枠組の一連の流れで行われてきました。
公判はまだ入り口の部分、今後の流れが今回決まってくるかもしれません。
市場が休市ではないので、市場関係者の参加が難しく、ぜひ都民の皆さま、そして何らかの形で食材を使ったり食べたりする(全員!)皆さま、傍聴をお願いいたします。
下記が裁判ご案内の転送です。
汚染地購入問題 、明日6月20日(月)の裁判のご案内です。===
【転送歓迎】
皆様
原告団事務局より、公判のスケジュールを再度お知らせいたします。
「公金支出金返還請求」及び「公金支出金差止請求」の公判期日が迫りました。
下記★の通り、6月20日月曜日【10時15分~】地裁522号法廷です。いつも通り
30分程度前から地裁1階ロビーに集合をお願いします。また公判後は「報告会」も
ありますので、そちらもぜひご参加ください。
東京都と東京ガスは、汚染除去の「協議金」について、3月末に正式に協定を結びま
した。586億円とされている汚染除去などの費用のうち、東京ガスが支払った額は
78億円、たったの13%に過ぎません。H18年に既に購入した分も新たに3、4月に
購入した土地も「汚染無し」の金額でしたから、これで都は、残置される大量の汚染の
除去費用を東京ガスに対して免除したことが確定したことになります。
公金支出に関する裁判がこの本質部分に踏みこめるか、裁判はまだ入り口部分ですが、
皆さまの関心がこの突破口を開きます。ぜひ傍聴をお願いします。
新たな住民監査請求【公金支出差し止め】も、都の監査委員会は却下しました。
都は「土地は既に買ったから差止めの訴えは不適法」としていますので、弁護団はこの
差し止め請求に関して、今回の公判で方向付けを行う方針だということです。
今回の日程は市場が開かれていますので、築地の皆さんが参加し難いと考えられます。
一般の方の傍聴をぜひよろしくお願いいたします。
6月17日、築地の水産仲卸の「東卸組合」の理事長選挙で「移転反対派」の山崎さんが、
移転推進派の候補者を制して勝ちました。裁判の原告でもある山崎さんが新理事長に
なったことは、移転反対運動にも大きくプラスになると思います。
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築地関連裁判のスケジュール
1 コアサンプル廃棄差止請求事件(平成21年(ワ)第28357号,平成21年(ワ)第43599号)
次回期日:2011年6月30日(木) 午後1時30分~
東京地方裁判所610号法廷 第11回口頭弁論期日。
※法廷終了後に弁護士会館に移動して報告集会を開催予定
次々回期日:2011年9月7日(水) 午後1時30分~
東京地方裁判所610号法廷
★2 公金支出金返還請求事件(平成22年(行ウ)第281号)
★3 公金支出金差止請求事件(平成23年(行ウ)第90号)
→同一期日において審理されます。(今回)
★期日:2011年6月20日(月) 午前10時15分~。
★東京地方裁判所民事522号法廷
2 公金支出金返還請求事件は第5回口頭弁論期日
3 公金支出金差止請求事件は第2回口頭弁論期日
★ ※法廷終了後に弁護士会館に移動して報告集会を開催予定
次々回期日は未定。
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液状化した豊洲新市場予定地。東京都が速攻でブルーシートをかける前。
石炭からガスを製造し、廃棄物を野積みにし埋めていた複合汚染地域にも関わらず、東京都の調査物質数は限られています。
液状化(噴砂だと言っていますが、同じ現象です)、により、汚染物質が移動したことからも、過去の調査に基づいた対策が取れない状態です。
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