土壌汚染対策法の改正案が衆議院を通過しました。

しかし、なぜか検索して見つかるニュースは1件だけです。

時事ドットコム

改正土壌汚染対策法が成立

http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2009041700052

 有害物質が混入した土壌による健康被害の防止策を強化する改正土壌汚染対策法が17日午前の参院本会議で全会一致により可決、成立した。
 同法によると、土壌汚染の可能性がある土地で、一定規模以上の開発を行う場合、都道府県が土地所有者に対して、汚染の有無を調査するよう命令できる。またむやみに汚染土壌を掘削除去して有害物質を拡散させないよう、都道府県は汚染区域ごとに必要な対策の内容を明確に指示する。 (了)
(2009/04/17-10:30)


ざまざまな問題はありますが(これでも、まだt都政は、豊洲の毒まみれの地域に生鮮市場という抜け道を探ろうとすることは予想されますから、抜かりず警戒ししなくてはならないですが)、ともかくこれは大きな前進です。


なぜなら、築地を立ち退かせて2014年に強制移転する(ついでに、環状2号線を作り、2016年のオリンピックに磐石だという逆引きの日程案を作る)という官製地上げ巨大利権と私物化プロジェクトの、日程案の大前提にある豊洲東京ガス跡地が、ついに公式に土壌汚染対策法の汚染地域として認定されることになるからです。


なるほど、法改正のニュースが今回とても「地味」なわけが分かりました。


ここで、正式に豊洲新市場予定地が、国から土壌汚染対策法の汚染地域に認定されることになった、ということは、当然ですが計画見直しの必要性が生ずることになるので、オリンピック招致計画にさらなる不確実さをもたらすことになります。


「よりによってIOCが視察に来ている時に決定しなくたって」

「それも、よりによって、18日の朝5時から、招致委員会が築地視察ツアーを組む(メディア向け)その前日に成立しなくたって」


と、イシハラ都政ならびに「チーム利権」は悔しがって、地団駄を踏んでいるかもしれません。

それで報道は控えろとある種の「命令」が下ったのかもしれません。


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