NHKニュースの「持論公論」でペシャワール会の伊藤さん殺害事件の紹介をしていました。

ご冥福をお祈りします、そう言うにはあまりに若すぎ、あまりに多くの偉業に満ちている方です。


このことを午後に携帯で知って、その後もネットで見ている間は、ただただ悲しく(この事態を許してしまった自分も含めた非力さ)悔しい気持ちと、暴力の連鎖は拡大してやまないこと、これ以上のひどいこと(そのひどいことが毎日現地の民間人に起こっています)を抑止することに、どうすれば少しでも力になれるのだろうか…というあてどない思いでいました。


出先で一人でニュース解説を視て、それらを強めるだけでなく、また新たな複雑な思いを持ちます。


以下、NHKの解説の走り書きメモです。


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※「時論」らしいですが、あえてこのままにしておきます。

◆NHK「持論公論」のダイジェスト 2008/8/27放映分


伊藤さん殺害には、「タリバンと関係の深い武装組織のメンバー」「地元の武装グループの可能性」、とまず冒頭付近でNHKの解説は示唆しました。

タリバンの広報関係者は、復興支援の関係者であってもアメリカと関係して訪問する外国人は敵だということを続いて紹介しています(NHKとタリバン広報関係者のやりとり、ということでした)

さらに、IRCの外国人女性殺害事件のことも紹介されました。


武装グループが、復興支援を妨害し自らの武装を優位にするための攻撃だという解説がありました。

(ただ、本当にそこに意図があると断言して実態を掘り下げているのでしょうか?復興支援、という言葉の前にアメリカ主導での武力を行使した、という形容をつける必要があるとでしょう。上でいみじくも紹介されていたように)


NGO関係者が19人も殺害されています。韓国のボランティアメンバーが2名殺害されたことも番組で続いて紹介されました。このことは、わたし達がペシャワール会の伊藤さんを失ったことと同じように非道な現実です。


(そしていっぽうで、一つ前のエントリーのコメントでもいただいたように、この事実があります。

http://english.aljazeera.net/news/asia/2008/08/200882671452418652.html

アフガニスタンでは、「先週金曜日に米軍の空爆で民間人90人以上(うち子ども60人、女性15人)が死亡」したのです。NHKがこの今回の解説で一切触れない領域にある事実です。

わたしはこのニュースを、たまたま仕事で訪問した会社の、瀟洒なインテリアで飾られた清潔なロビーに設置された大型テレビで月曜か火曜に見て、その「消毒された」日本のごく一部のありようと、アフガニスタンの毎日のギャップに、今回も改めて愕然としました。さらに、さりげなさゆえにもっとも愕然としたのは、そんな画像を「インテリアの一環」として、衝撃も違和感なくなく流し見て、なんら波紋すらなく、あやうく一人で画面の前に取り残されそうになったことでした。まさに「対岸の火事」ですが、火はその間近な対岸に至っています


伊藤さんの農業指導者としての情報や人望は報道されていました(写真がアップになると苦しくなり耐えられません)が具体的なプロジェクトのことは語られずじまいでした。


「大きな怒りと悲しみを禁じ得えない」、とキャスターは途中で締めくくりました。


その後は、「タリバンによる包囲」や、タリバンとアルカイーダとの関係のことがことさらに強調されていました。

さらにタリバンに対するアメリカ国防総省の見解などが紹介されています。

(ここでも、いつものように、何がそんな事態を起こしたのかの言及は一切無しです)


そして、「戦闘は長期にわたる見込み」というキャスターからの言葉がありました(宣告、に聴こえます)


さらには、この地域の「主戦場」(米軍が跋扈するという意味でしょうね)がイラクからアフガニスタンに移りつつあること、イラクでは治安が改善傾向にあるのだが、アフガンでは激化し、アメリカはイラクの兵力をアフガンに移す、と語りました。

東部地域も越境攻撃で治安が悪化したとの説明が続きます。

(いつものように、何がそんな事態を起こしたのかの言及はここでも一切ありません)


NGO活動、ペシャワール会という「老舗の」NGOが対象となったこと、地元と溶け込んでいれば安全という方針が見直しを図られること、アフガニスタンで活動する日本の8つのNGOは安全確保のために何らかの対策をとるということ。

(まるでこれでは、ペシャワール会が不注意だったとほのめかすように感じ取られたのはわたしだけでしょうか)


この事件は、来月からの臨時国会で与野党の給油と派兵問題にも影響を落とすとされ、しかしアメリカ政府から給油活動以外の貢献を求められている政府と民間団体が、何か別ノ活動をするには難しい条件がある、といったようなことが語られます。

(まるで、アメリカの指令には拒否権などは未来永劫ないかのような言いざまに聴こえます)


そして、人的貢献は難しくなる、インド洋での給油活動・アフガンでの人的貢献を知っている「タリバン」が日本人を対象にして要求を突きつけてくる可能性があり、それらにより「危険と隣り合わせの状況にある」ことや、「タリバンが攻勢を強める」こと、日本の復興支援が岐路に立たされているということを強調して番組解説は終わりました。

解説者にどこまで自覚があるのか分かりませんし、受け取る側の問題なのかもしれませんが、この解説では、悲しみとつらさとともに、「テロとは徹底して戦え」という好戦的なニュアンスを、少なくともわたしは感じ取った点を、まずここで「感情の証拠」として書きとめておきます。


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汚染と利権まみれの市場移転計画に反対する「東京大行進」へのご参加と、真実を明らかにする署名へのご賛同ありがとうございます。


◆市民の連帯という意味で、こちらの「すぺーす・のいど」様の署名もよろしくお願いいたします。

http://signatureobtainingcampaign.web.fc2.com/

(1)名古屋市長あて「学童保育施策拡充の要望」(2008/07 ~ 08末)

http://signatureobtainingcampaign.web.fc2.com/200807/20080720.html

(2)内閣総理大臣あて「イラク派兵違憲判決に従い、航空自衛隊の即時撤退の要望」 ( ~ 08末)

http://signatureobtainingcampaign.web.fc2.com/200807/iraq20080721.html

(3)川崎市議会議長あて「自主運営放課後児童クラブ(学童保育)への補助金に関する陳情」( ~ 08末) NEW

http://signatureobtainingcampaign.web.fc2.com/200807/kawasaki200807.html

(いずれも丸数字を( )に変更させていただきました)


◆さめさん(http://shark.ti-da.net/ )からTBをいただいた、泡瀬干潟 web署名のご案内(8/31までです)です。

事態は緊迫し、一般の方が座り込みに入っています。


web署名のご案内です(8/31まで)

http://www.shomei.tv/project-97.html


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UNPLUG KASHIWAZAKI-KARIWA
中越沖地震から1年がたちました。

引き続き、柏崎刈羽原発停止への署名↑をお願いいたします。

被災された方々の不安と風説被害に心よりお見舞い申し上げます。

「運転再開は白紙」と所長が年頭会見で強調し、その後、来年稼動とする内部資料がリークされました。08年6月発表の電力値上げの理由にも原発稼動停止が持ち出されています。

洞爺湖「原子力」サミットに対して、柏崎刈羽の安全アピールや六ヶ所村再開目処の発表などがリンクされました。

原発しか当面のエネルギー問題の現実策がないという原子力バブルの欺瞞をまかり通らせるわけにはいきません。引き続き動向を見守ります。

「壊すな築地 7.12東京大行進」(雨天決行)

→好天のうちに今回終了です。ありがとうございます。またよろしくお願いします。
http://tsukiji-iten.org/
江戸街初夏示威行歌舞伎座引幕版
(↑管理人による勝手バナーです(^^;)


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