木曜は在来線から新幹線に乗り換えて出先から帰ってきましたが、売店ではなぜかゲンダイを買いました。

選挙民はナメられバカにされていては駄目だ
070607ゲンダイ
 支持率急落に真っ青の安倍首相のせいで国会が大混乱だ。参院選前に、改憲から教育、年金までの関連法案を何でもかんでも成立させろ、とサミットに旅立つ前に無理な指令を出したからテンヤワンヤなのだ。民主主義を唱えながら、この国の国会は全く役立たずで、政府は首相の子分ばかりときている。首相個人の思いつきと右寄り学者に吹き込まれた浅知恵で、国民の生活にとって重要な問題を欠陥だらけの法律にしてしまった。有権者はいつまでもナメられバカにされていてはダメだ。

このほかにも、もちろん夕刊紙として当然のごとく掘り下げは甘いながらも、自衛隊による市民監視のニュースとそれに対するシオザキ氏の発言なども書かれていました。


~~~

ところで、偶然ある企業の経営層の方とお話をする機会があったのですが、その方は昨今の非正規雇用をめぐる格差問題などを考えると、安易に「派遣の方を多用して効率アップを図る」ことや、「アジアでの廉価な海外生産をしないやつは馬鹿だ」という風向きに、いま、とても疑問を感じている、数年前には考えてもみなかったことなのですが、と少しお話してくださいました。


そうした考えを持っていらっしゃるとは失敬ながら想像だにしてなかったので、少しだけ驚きました。


それとともに、格差の固定の恐ろしさは、いわゆる「勝ち組」とされた方が生の人間として持ち合わせているデリケートな倫理観などが、身内の間では組織の論理でいとも容易に潰されてしまったり(企業倫理の欠如があれば経営者倫理もふっとぶかもしれないこと)、そうでなくとも、一度「勝ち組」のレッテルを貼られたら、外部からは、まっとうな感性を持ち合わせていることがどれほど真実の心の声であっても、高みからの偽りの言葉であるかに見られてしまう、そんなところにもあるように思います。


~~~

また、介護業界の最大手コムスンの悪行について友人が考えていたこと(監督官庁が異なるとはいっても、悪徳日興コーディアルは退場にならなかったのに悪徳コムスンはやはりNGなのだ、という点)から、少しだけ妄想を抱きました。


コムスンのサイトより 折口会長が日本経団連理事に就任しました

1月20日開催の日本経済団体連合会理事会におきまして、理事への就任の依頼を受け、これを承諾いたしました。

日本経済団体連合会は、2002年5月に経団連と日経連が統合して発足した総合経済団体です。会員数は1,584社・団体等にのぼり、外資系企業79社を含むわが国の代表的な企業1,268社、製造業やサービス業等の主要な業種別全国団体126団体、地方別経済団体47団体などから構成されています(いずれも2003年5月31日現在)。

日本経団連の使命は、「民主導の活力ある経済社会」の実現に向け、個人や企業が充分に活力を発揮できる自由・公正・透明な市場経済体制を確立し、わが国経済ならびに世界経済の発展を促進することにあります。このため、日本経団連は、経済・産業分野から社会労働分野まで、経済界が直面する内外の広範な重要課題について、経済界の意見をとりまとめ、着実かつ迅速な実現を働きかけています。同時に、政治、行政、労働組合、市民を含む幅広い関係者との対話を進めています。さらに、会員企業に対し「企業行動憲章」 「地球環境憲章」の遵守を働きかけ、企業への信頼の確立に努めるとともに、各国の政府・経済団体ならびに国際機関との対話を通じて、国際的な問題の解決と諸外国との経済関係の緊密化を図っています。(経団連ホームページより)
2004 February 17


(上のページの魚拓があります


この企業に関して、たとえば防衛省や経団連のメンバーが関わるある闇がもしもあったとすると(あくまで想像です)、ひどく悪質な介護業者であることが従前から知られてたこちらを参院選前のタイミングで叩くことで、その闇の発覚を封印しつつ、介護パニックを国民に煽ることで厚労省の活躍の場を設け、アベと柳沢のポイントを上げたりするということもシナリオ的には可能ですが、ええ、もちろんそんな思惑などは決してないのだと祈っています。


今回の摘発にどんな裏があってもなくとも、慣れた介護士が変わったり継続的に得られるかどうかは老人や病人にとってまさに死活問題ですし、また地方では業者の選択肢がない場合もあります。

父をはじめとして直接わたしの身内は今回は影響を受けないにせよ、経営者の倫理の薄っぺらさが腹立たしいことに変わりはありません。


~~~

余談です。こんなニュースを教えてもらいました(笑)

asahi.com 安倍首相、赤城農相と間違われ…独紙が誤掲載  (←左の記事の魚拓
2007年06月08日02時01分

 G8サミット開催地のドイツの地元3紙が共同編集したサミット特集号で、安倍首相と間違われ、今月就任したばかりの赤城農水相の顔写真が使われた。
(別人の顔写真を安倍首相として紹介したドイツ地元紙のG8サミット特集号)
 各国首脳の横顔を紹介するページに、赤城氏の写真がロシアのプーチン大統領と並んで載っている。DPA通信の配信写真を誤って掲載し、計14万部以上が配られた。

 編集責任者は「小泉前首相だったら間違いは絶対しなかった。彼は長く首相を務めていたから」と釈明。もっとも、7日までにドイツ人購読者からの苦情はないという。

---

トラックバックピープル「安倍晋三」 に参加しています。

トラックバックピープル「2007年参議院選挙 野党共闘 」 に参加しています。

News for the People in Japanリンク集 に登録していただいています。