年金がいよいよ争点になると言い放って 、現地での認知度18%（友人の通報による）アベがドイツでのG8サミットに向かいました。
またおかしなパフォーマンスをしてこないとよいけれど、という懸念よりは、してきた時の心の準備と対応策を考えたほうがよさそうです・・・。
それと入れ替わるかのようにして今度は『赤木邦弥容疑者を逮捕 関西空港到着後 』 という動きがありました。
拉致関係がこのような形で浮上してきたことは、この1ヶ月の伏線のように思えます。
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年金問題ビラ（ほとんとアジビラ、あるいは戦時中のプロパガンダ
）については、
時事ドットコム 2007/06/05-16:46
「泥仕合避けよ」と批判相次ぐ＝菅氏攻撃の「年金ビラ」に－自民
５日の自民党副幹事長会議で、同党が年金記録漏れ問題に関し「基礎年金番号導入時の厚相は菅直人民主党代表代行」などと宣伝するビラを配布していることについて「菅氏１人を攻撃することに意味があるのか」「泥仕合をやってもしょうがない」などの批判が相次いだ。
ビラは、同問題への政府・与党の対策を説明することを目的に、自民党が１０万部作成。先週末から都道府県連などに配布している。しかし、菅氏や民主党を批判する記述には、自民党内からも「責任を押し付けている」との声が噴出。森喜朗元首相も４日の講演で「みっともない」と苦言を呈していた。
と、モリ元総理にまで「みっともない」と指摘されています。
あのモリ氏にすら分かるような破綻したデマゴーグを書いてはばからないわけです・・・
とはいえ、モリ氏ですら分かるのに、と一旦言ってみたものの、この人物は雄弁会出身でありながら、アクターとしてのわずかの才能を活用することをよしとしているから、注意すべきだと考えています。
思い出します。
コイズミと結託して「干からびたチーズを出したのは失敬だ！」と激怒するパフォーマンスを役者2人劇として演じたこともありました（干からびたチーズ事件 ）。
これは、後に、「ミモレット だって本当は分かっていたんだろう事件」として一部のチーズ・ワイン愛好家の間で局所的ながら語られた…と思います（苦笑）。
今回も、ポストアベを想定しての仕込みと、年金で与党批判をする野党をも併せて封じ込めようという腹積もりでしょう。
しかもそのビラを、配布場所に留意するとしながらも10万枚の需要があると信じたということは、有権者はモリ氏以下の判断能力であるとおしなべて見なされているということでもあるから、これじゃ、さだめしとりあえず自民党員、の方も恥じ入る気持ちでいることしょう。
この狂信ぶりにも、展望の甘さにも。
体制側にいない人のビラ配りは徹底して取り締まるため（立川反戦ビラ配布事件 など）、たとえば配布方法の詳細に突っ込んでは、不法侵入や公務執行妨害などの微罪を適用し、内容についてもこれまで名誉毀損などでの提訴であったり、これからは、著作権法の非親告罪化など（将来は共謀罪）もあります。
アベが嫌いだけど自民党はおつきあいが、という軽いしがらみのある有権者は、今回ばかりは自身の老後の生命にも関わることだから、おいそれと従来どおりの判断はできないと思います。
日経ビジネスオンライン 070605 安倍政権に激震参院選後を読む政治とカネ、年金記録漏れ… より
参院勢力図
影響されそうなので詳細はエントリーを書いてから読むとして、ここで本当に野党側（政党無所属を含む）に風が吹けばよいのですが、嫌気による投票率低下は懸念材料です。
単純であっても、今、このタイミングでは「選挙に行かなくちゃね」と言葉をリアル界で発することは大変有意義だと考えます。現在の状態を知らせながら。たとえば以下の社説など。
東京新聞 07/06/05 国会あと三週 落ち着きなさい、総理
もしも、年金が争点になったとするならば、もちろん彼らも痛手を負うことになるけれど、肉を切らせて骨をとるつもりでいるのでしょう。
その影に憲法と教育に対する毒が盛り込まれていることからすると、郵政民営化選挙の劣化版となる恐れだってあります。
むしろそれを狙うことに転回したように思います。
「白紙委任したわけじゃない」というまっとうな批判がこの前と前の前の総理の頃以上に通じないことも明らかです。
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