A様 GSF1200 整備&車検 その1 | Garagedb 「db」の由来は「デ(de)」と「ブ(bu)」だよ

A様 GSF1200 整備&車検 その1

こんばんは♪


テイストの熱がまだ冷めませんが、通常業務もこなしていかなくてはなりません。

お待たせしているお客様が多数いらっしゃいますからね!

でも、ちょっと休憩すると考えるのはテイストのことばかり・・・

って、気付いたら、JD-STER Rd.2ももうすぐじゃないか!!

焦り始めましたあせる



さて、そんなことよりご報告です。




希少なツートンGSFです。

ジムカーナで走り込まれてる感じですね!

ですが、色々と不具合が見られました。







ご自身でも整備されるのかな?

キャブレターも外した形跡がありますね。

ちゃんとはまっていないのが気になります。





エアクリーナーのフタに穴を空けて、そこを塞いであったり、エアクリーナーが社外品になっていたり・・・

いたずらしてパワーアップをしようとされたのか・・・

はい、全て逆効果でしかありません。






キャブレター自体はキレイなようですが、この手前にあるはずの金網もありません。

うーん・・・とりあえず、これは仕方ないですね。

いまさら、はめることもできないので・・・







まずは不具合の原因はコレ。

ダイノジェットかな?






スプリングもニードルも別のものに変わっています。





なのにメインジェットはダイノジェットのものではなくてSTD。

この組み合わせは何度も見ていますが、調子よく走ってる個体は知りません。

全てノーマルに戻します。






これも不調の原因。

ニードルジェットの方もかなりへたっていました。

穴が不自然な形になってしまっているので、これも交換します。


その他にも、フロートバルブ、スタータプランジャなども交換しました。

ちょっと高い部品がダメになってましたね。







この辺もお客様のご指示によりチェック。

タペット調整ですね。







カム山にカジリや虫食いは結構多数ありましたね。

でも、このくらいは仕方ないでしょう。

エンジンをオーバーホールする機会があれば、WPCやDLCを駆使して、寿命を延ばしていきたいものです。

今回はタペット調整だけしました。





プラグは交換して間もない感じでしたので、キレイにして再使用しました。






キャブは組みあがったのでオーバーフローのテストをして・・・







車体に装着♪


で、そうそう!!





コイルのここに入るカラー







左右で長さの違うものが無理やり組んでありました。

コイルが割れたらいやなので






手頃なカラーで組み直して







エアクリーナーは洗ってから、専用のオイルを含ませました。

洗いっぱなしでの装着は、A/Fが薄くなるのでSTDキャブの場合はNG。

もちろん、フタに穴を空けたりするのも絶対にNGです。

STDの負圧キャブで、そんなことをいくらやっても逆効果ですから。






これね。





穴を空けてみたのでしょうが、うまくいかなくてフタをしたのでしょうが・・・






これでは余計な空気をいっぱい吸い込みます。







交換します。問答無用です。






全て交換して、同調取ったらバッチリグッド!


さて、ここから車検に必要な整備です。






早速ですが、ナンバー灯。点灯せず。


ソケット部が何やら溶けてますね・・・






知らないショップや素人さんがやりがちなこと。

ここ、5Wですからね~!

10Wなんか入れたら、確実に溶けますよ!!!






溶けて割れてしまったものはどうすることもできません・・・

ナンバー灯、セットで交換ですね。

ね?5Wでしょ?







5Wなら溶けませんよ~!







点灯確認してOK!

さて、この後も続きます。

とりあえず、今日のところはこの辺でパー