Garage4413のブログ

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4輪はフェアレディZをメインにサーキット走行やレース
2輪は全日本ロードレース、JSB1000.J-GP2.鈴鹿8耐に参戦

皆さん応援よろしくお願い致します(^.^)

モータースポーツ大好き、サーキット大好きな4413です。

 

決勝の最終章です

 

 

それでは、どうぞ!

 

ボロボロになったマシンで教介が戻って来た。

 

教介は

 

「やられたー!」

 

と叫ぶ

 

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メカニックたちはそんなことは気にせず1分、1秒でもコースに戻すことだけを考え動き回る

 

「左ステップ !ハンドル !カウル交換!」

 

「ストロークセンサー交換!」

 

ピットに指示が飛ぶ

 

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落ち着いて!

 

そう自分にも言い聞かせ作業をする。

 

他車が接触していることもあり、想定外の所が壊れている

 

フォークボトムのフロントフェンダーの取り付けが曲がっている。

 

ここが曲がっていると、その後のタイヤ交換が大変になってしまう。

 

ハンマーで叩く!

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なんとか、10分チョイでコースに戻すことができた。

 

「くっそー!」

 

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良いペースで走れていて、十分に戦えていた

 

何も起こさずに走れば

 

そういう気持ちだ

 

しかし

 

24時間のうち、まだ10分しか遅れていない

 

まだまだ巻き返せる

 

それが24時間耐久

 

気を取り直し、メカニックには、転倒で損傷したハンドルやステップを修理するように指示

 

5セット位はスペアは用意していたが、何があっても良いように、修復してスペアをまた作っておく。

 

メカニックはこんな風に24時間を戦うのです

 

私は、トレーラーに戻った教介に

 

「体は?」

 

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教介

「大丈夫です!」

「まだ10分しか遅れてないからよ!ここから追い上げるぞ!しっかり走れるように志乃先生に言って準備しておけ!」

教介

「わかりました!」

 

教介の体が無事でよかった。

 

私たちの順位は総合で、40位(クラス25位)まで落ちてしまった。

 

マイクは順調に走っている。

 

タイムも良い

 

このスティントでマイクは、37位 SST 22位まで挽回した。

 

その後、順調に周回を重ねる

 

4時間の時点で、32位 SST19位

 

SSTトップグループと変わらないタイムで周回している。

 

10分が悔やまれる

 

5時間の時点で、マイクが走行

 

30位 クラス17位

 

その時、オフィシャルから、最初の接触転倒に対してペナルティがあると連絡が。

 

教介がタワーに呼ばれていろいろ話を聞かれていた。

 

教介が接触転倒した場所は、その前がピットロードの入り口になっていて、ホワイトラインがある。

 

あそこのコーナーは、様々なラインどりが有り、ライダーによっていろいろ違う。

 

白線の外(ピットロード入口)から戻ってくるライダーも沢山いるのだが、教介はそのラインを走っていた。

 

インシデントが起きたときに、ホワイトラインをカットしていると、それが原因と判断される事もある。との事

 

ホワイトラインを踏んで走っていることは問題ではないが、インシデントが起きるとそこが問題になるらしい。

 

仕方ない

 

そういう判断をオフィシャルがしたのならそれがルールなので従います。

 

サインエリアの健太郎の所に、オフィシャルが来て

 

「ペナルティ出るからね」

 

と。image

 

私はペナルティストップエリアに行き、マイクを待つことに

 

 

 

なかなかペナルティの指示が出ない

 

いつ??

 

いつ出るの?

 

オフィシャルに聞いても、

 

よく分からない。

 

監督にタワーに行ってもらい確認

 

そしたら、もう出てるぞって

 

は??

 

は?

 

いつ??

 

どこで??

 

知らん

 

ってな訳で

 

マイクを入れた

 

マイクには事前に伝えてあったので、

 

でも、もう夜なので、どのタイミングで入ってくるか分からない

 

鈴鹿と違いSSTが大多数なので、皆ライト黄色でよく分からない

 

ピットロードを通り過ぎるマシンをよーく見て

 

違うな

 

違うな

 

と。

 

次は~

 

あー!マイク!

 

通り過ぎた!

 

なにー!

 

マイクも気が付き

 

私はマシンを後ろ向きに押して、ストップエリアへ

 

10秒のカウントダウンが始まる

 

10秒後、マイクスタート

 

無事にペナルティを消化する事ができた。

 

もう夜間の走行だ

 

そこからは順調で、8時間がすぎた

 

9時間の時、星野が、総合24位 クラス12位

 

そのまま教介へ

 

教介もペースは良く、次に走行するマイクが待ち構える

 

サインボードにBOXの指示

 

その時だった。

 

「 No85 CRASH 」「 Rider OK 」

 

 

 

とモニターに。

 

目を疑った

 

奥の低速コーナーで転倒したようだ

 

右コーナーだ

 

あそこの転倒ならおそらくフロントからのスリップダウン

 

おそらくマシンのダメージは少ないと思う

 

メカニックに

 

「右ステップ!ハンドル!カウル用意!」

 

って、いつでも使えるように用意はしてあります。

 

「ピット入れないよ!ピット前でなおす!」

 

と判断

 

メカニックにこういう時はこうと指示をして

 

少しでもロスを少なく

 

教介が入ってきた

 

教介!足!じゃま(笑)

 

そんな事は思っていないが、早く降りて!

 

 

 

 

ステップを交換する。

 

30秒くらいだったかな。

 

スーパーナウのステップはこういう事を想定して作ってある。

 

耐久仕様だ。

 

スプリントも同じ物を使っている。

 

レバーガードも柔らかい素材なので、曲げなおしがきく。

 

素晴らしい製品だ。

 

今回、スーパーナウの社長、今泉さんも同行してもらっている。

 

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タイヤをサービスに持っていく重要な仕事を任せている。

 

最初は、観光で行きたいと言われました。

 

それじゃつまんないから参戦にしたら?

 

と(笑)

 

快諾いただきお手伝いしてもらっています。

 

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マフラーステーが折れているのも確認した。まだ半分くっついているので、無視。

 

次のピットインで修理しようと。

 

1分ほどの修復時間で、燃料を入れマイクを出す。

 

と、その時

 

 

 

スタンドが付いていった!

 

おー!すかさずダッシュ!

 

 

 

 

他のチームのピットクルーが教えてくれて、マイクも停止した。

 

スタンドをはぎ取り、マイクコースイン

 

やばかった!

 

戻るときに、いろいろなチームから激励(笑)を受けました

 

ピットに戻り、教介に

 

「フロント?」

 

と聞くと

 

「飛ばしてなかったんですけど、いきなり」

「申し訳ない」

 

と教介

 

「体は?」

 

「全然大丈夫です!」

 

「じゃあ、次走れるように準備して!」

 

「はい!」

 

と。

 

ロスは最小限に留められたと思う。

 

手が思うように動かないのが本番なんですよね。

 

動画見ると、ダサいって思う。俺

 

オフィシャルが来て、次のピットインでマフラーステーを交換しろと。

 

知ってます(笑)

 

準備しまーす

 

マフラーステーを準備

 

オフィシャルも良く見ているなーって。流石です

 

そして、一応サイレンサーとテールパイプも準備

 

次のピットインは、そろそろやらなければならないルーティーンメンテナンスに変更。

 

 

 

 

 

 

 

 

タイヤ交換は2スティントに1回

 

フロントのブレーキフルードの補充(8時間ごと)

 

スクリーンの清掃

 

エンジンオイル補充(8時間ごと)

これに、マフラーステーの交換をプラス。

 

最小限のロスにする方法だと考えた。

 

マイクが入ってきて、タイヤ交換やルーティーンメンテをこなす中、私はマフラーステーを交換

 

1分くらいだろうか?

 

作業を終え、星野を送り出した。

 

ここからは順調に周回していく

 

深夜の走行だ。

 

メカニックやスタッフにも疲労が見え始めてきた。

 

深夜3時

 

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昨年は初の24時間だったのと、夜中にエンジン分解していたので、さほど眠くなかった。

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今年は

 

とにかく眠い

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頭ぐるぐるする。

 

眠い

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皆、同じようだ

 

こんなにきつかったっけ??

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なんて、皆思っていたと思う。

 

昨年学んだことは、寝るときは横になる

 

そういう事

 

しかし、寝れて15分だ。

 

きついっす。今年

 

14時間を過ぎたところだろうか(朝の5時)

 

ほっし~が覚醒(笑)

 

1分56秒5のベストタイムを記録

 

2スティント目のタイヤだ。

 

アベレージで57秒前半から56秒後半

 

SSTのトップは58秒~59秒で周回している。

 

もちろん絶賛追い上げ中のTONE RT

 

皆、精一杯戦っています。

 

教介もマイクも57秒で周回はできている。

 

この時、総合23位 クラス11位

 

ここで、ちょっとスタッフ紹介

 

この夜間にライダーがしっかり走れているのも、ライダーのケアをしてくれているヘルパーの皆やOFFICE SEAの2名のおかげ。

 

 

志乃先生と令央奈さんもまた、耐久で、24時間ライダーをマッサージしている。食事の管理から睡眠の管理。

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日本にいるアスリートケアの方で、24時間マッサージし続けた人はどれだけいただろうか?

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多分、いないのではないか?

 

志乃先生は僕と同じで、ドSでドMなんだと思う。

令央奈さんもきっとそう。

 

二人はライダーにとどまらず、メカニックの筋肉の管理までしていました。

 

僕も、筋膜リリースしてもらった。

 

だいぶ楽になった。本当にありがとう。

 

そして、ヘルパーの皆

 

ひろこちゃん けいこさん あやかちゃん ひかりちゃん

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いろいろ大変な事もあったと思う

 

けれど、彼女たちがいなくてはチームは成立しないのです。

 

そして、監督

 

ファイヤーマンと監督業

 

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ライダーの皆

 

ほっしー 教介 マイク あいのすけ

 

愛乃助は予選を通過し、そのあとメカニックの手伝い

 

来年以降、乗れるように実力をつけて欲しい

 

 

OFFICE SEAの二人

 

 

スーパーナウエンジニアリング 今泉さん

 

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メカニックの皆

 

24時間サインボードの健太郎

オーストラリアから来た川本さん

ショートステイの梓君

ディーラーメカの世界のタッキー

ライダーとメカの両刀使いの愛乃助 来年は乗れるように頑張れ

そして、俺

 

そして、動画を撮ってくれたエトワール25の市川さん

 

来年EWCにフル参戦すると言う事でチームに帯同しました。

 

https://twitter.com/TeamEtoile25

いろいろお互いに協力しながら目標に進めたら良いですね

 

私たちは、フル参戦はまだまだ難しいです。

 

悔しい気持ちもありますし、うらやましくもあります。

 

でも、同じ日本人として頑張ってもらいたい。

 

応援します!

 

で、

 

メカニックも高齢化が進んでいるので、まあまあキテマス(笑)

 

しかし、メカニックというのは、不安がたくさんあるもの。

 

エンジン持つのか?

 

ヘッドガスケット抜けないか?

 

去年は抜けたから

 

転倒しないか?

 

トラブルは起きないか?

 

そんな事を考えています。

 

愛乃助も燃料の管理担当として、メカニックをしています。

 

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24時間、ガソリンの管理をし、スタンドに燃料を買いに行き

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本当に助かります。

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16時間を過ぎたところで、タイヤ交換と給油をし星野を送り出す。

 

が、1周回らずにピットイン

 

え???

 

何???

 

ピットにマシンを入れる。

 

メーターにエラー表示

 

グラベルモードに入っている。

 

っていう事は?

 

フロントのパルスセンサーか!

 

と思い、パルスセンサーをよく見ると

 

 センサーとパルスプレートのギャップが広い

 

「フロントタイヤ持ってきて」

 

ホイールの破損だ。

 

ホイールのセンターがずれてしまった。

 

なんで?って思うが、そんなことが起きている

 

次に使う予定の新品を組付けコースイン

 

問題なく走れました。

 

このピットストップで5分ロス。

 

挽回した順位も総合26位クラス13位にダウン

 

くそー!

 

なんで!

 

そんな俺の気持ちが伝わったのか、星野が良いペースで走行

 

星野の走行が終わるころには、順位は24位 クラス11位まで挽回していた。

 

レースは17時間経過

 

ルーティンメンテの、ブレーキオイル、エンジンオイル補充

 

マイクの走行

 

SSTクラスの11位争いをしていた。

朝日も出て、朝になった。

 

こんな事がありながら。

 

祈るような気持ちで

 

 

 

 

私たちは順調に進んでいく

 

流石に、トラブルや転倒の時間を埋めるのは難しい。

 

タイムはトップと変わらないタイムかそれより速いタイムで走れている。

 

悔しい

 

20時間を過ぎ、マイクも順調にタイムを刻んでいた。

 

その時国際映像に

 

カオスな状況が飛び込んできた

 

 

 

 

次から次へとマシンが転倒していく。

 

「あー!やばい!やばい!」

「危ない!」

 

と、モニターの中に、赤いマシンと緑のヘルメットを発見

 

「あー!ウチもいる」

 

マイクがマシンに駆け寄る映像が!

 

「パーツ準備!」

 

マイク!早く帰ってこい!

 

そう思い準備!

 

ピットに戻って来たマイク

 

体は大丈夫そう

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マシンを見ると

 

損傷が激しい

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転んだウチのマシンに後から転んだマシンが激突したようだ。

 

ライトは落ち、ハンドル、ステップ、メーターも破損している

 

「カウル交換、メーターステーASSY交換、ステップ交換!その他損傷個所修理!交換!」

 

ピットは一気に戦場になってしまう。

 

くっそー!

 

必死に治す。

 

ピットインしていた時間は16分

 

順位は、また落ちてしまった。

 

仕方ない。これも24時間のレースなのだ。

 

#30と#27に先行されてしまう。

 

星野の走行終わりでは23位クラス11位まで挽回

 

教介にライダーチェンジをして、走行

 

順調に走行していたが、このスティントの終わりで電源が落ちるトラブルが発生

 

イグニッションリレーのトラブルだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タンクを外し、リレーの交換

 

またかよ。もう別のつけよう。。

 

7分半のピットストップ

 

クラス12位に落ちる

 

マイクの走行でクラス11位に戻った

 

そして、最後は星野

 

もうエンジンを労り、最後まで走るモードに切り替えての走行だ。

 

危なげなく走っている。

 

もう何も起きないで欲しい

 

それだけだった。

 

SSTトップのチームは、ラスト30分くらいでリタイアになってしまっている。

 

怖い

 

ただ、それだけだった。

 

エンジン、最後まで持って欲しい

 

俺が組んだエンジンだ!大丈夫。大丈夫。

 

そう言聞かせた。

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そして、

 

24時間

 

完走!

 

「良かった」

 

と同時に

 

「悔しい」

 

なんともやりきれない気持ちだった

 

678周

3846.3km

総合21位

クラス10位

 

でした。

 

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戦えるポテンシャルはあったが、他のポテンシャルがまだまだだった。

 

24時間は厳しく長い。

 

そして、挑戦する意味がある。

 

マシン作りだったり、チームのコントロール

 

いろいろな要素を完璧にしていかないと、勝てない。

 

でも、勝てる実力がある事も分かった。

 

スピードはある。

 

だから、余計に悔しい。

 

また、チャレンジしたい。

 

チャレンジできるかどうか分からないが、それもチャレンジだ。

 

私たちプライベートチームが24時間耐久を走らせるのはとてもハードルが高い

 

だからこそ

 

「やりたい」

 

そう思います

 

そして、一緒に戦ってくれた、スタッフ、ライダー、ヘルパー、サポーター、日本から声援を送ってくれた皆

 

 

本当にありがとう。

 

読んでくれた人

 

ありがとう。

 

納得の行くレースは出来ませんでした。

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

共感していただけたら嬉しいです。

 

そして、何かを感じた方がいらっしゃれば、一緒にやりましょう。

 

私たちのチャレンジはまだまだ続きます。

 

いろいろな人に迷惑をかけ、怒られ、励まされ。

 

それでも、やりたいから、やるんだ

 

そう思ってます。

 

また、来年

 

        TONE RT SYNCEDGE4413 BMW 高村嘉寿

 

いよいよ決勝の日の朝を迎えました

 

 

朝から天気予報とにらめっこです。

 

あまり良い空ではない。。。

 

日本の天気と似ていて、ゲリラ豪雨が来る感じ。

 

んーーー。

微妙

 

朝、かなり雨降りました。

 

ボルドールクラッシックをやっていたのですが、どのタイミングでスリックになるのか?

路面が日本と違うので乾くスピードが違います。

 

結局クラッシックは最後の方でドライ??になったかなって感じでした。

 

雨雲レーダーを見ていると、決勝の前に降りそうな感じです。

 

これは

 

レインスタートかなぁ

なんて事を考えながら

 

監督は、もし雨でレインが続くようだったら

 

知也→知也→知也

 

3スティント行け

 

みたいな事を

 

まじか

 

半分冗談 半分本気

 

乾くのに3時間かかるとなるとその可能性もあるかもしれないと思っていました。

 

決勝に向けて、ミーティングです。

 

諸々の確認事項と

 

日本から持ってきた

 

高崎達磨

 

そこにいる全員で目を入れて

 

後ろに全員の名前入れました

 

想いを一つに

 

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そんな事をしながら、決勝レースへ向けて

 

しかし

 

予定通り12時半ごろだったかな

ドバーって雨降りました。

 

その時はヘビーウェット

 

 

その後、天気予報(雨雲レーダー)では、雨が降る予報は無かったです。

 

 

そして、スタート進行

ん??

 

あまり理解していなかったのですが、朝フリーが無いので、スタート進行のコースインが20分位ありました。

 

そこでチェックを兼ねてドライブスルーをするのが、今年の流れのようです。

 

チェックラップをこなしグリッドへ。

グリッドへ着いた頃には太陽も出てきて急速に乾きそうな感じです。

 

しかし、スリックでは無い

 

 

 

 

 

 

グリッドでのセレモニーも長いです。

 

そんなこんなで、仲良くなったチームにお互いの健闘を称えあいました

 

 

そして、サイティングラップ

 

 

 

戻って来たほっし~

 

バイクを受け取る私

 

その時

 

「ゴーーーーーーッ」

 

俺たちは体をすくめてしまいました

 

誰か転んで突っ込んで来たのかと思った

 

そしたら

 

戦闘機が上空を通過

 

 

 

 

セレモニーの1つでした。

 

ビビった

 

鈴鹿みたいにカウントダウンは無く

 

ボルドールもやってくれないかな。カウントダウン

 

そうすると

 

10 Dix

9 Neuf

8 Huit

7 Sept

6 Six

5 Cinq

4 Quatre

3 Trois

2 Deux

1 Un

 

アン、ドゥ トロワ

 

 

シックス

 

しか分からん

 

って事はどーでも良くて

 

星野が、コース前半は乾いていて、後半はまだ濡れてる

 

と。

 

ピレリ勢はインターあるから、ほとんどがインターだと思う。

 

SSTのチームもスリックが数チームいました。

 

24時間のレースという事を考えると、ここはリスクを犯さずにレインでスタートします。

 

今年は、勝負したいから

 

いよいよ

 

いよいよ

 

スタートです!

 

 

まあまあ良い感じなスタート

 

グリッドで、リヤのグリップ感が薄いなーって星野は言っていました。

 

しかし、見る見るうちに順位を上げていく

 

 

いきなり15位

 

総合ね

 

12位まで順位は上がりました

 

ピットでは全チームいつ入ってきても良いようにタイヤ交換の準備をしています。

 

というか、道具は出しっぱなしです。

 

こんな感じ

 

 

ピットと作業エリアがあり、ぎりぎりの所に車輛を停止させます。

 

ピットに工具は出たまま。カーペットも。

 

白線の所が停車位置なので、これで良いのです。

 

鈴鹿8耐なんかだと、入りやすくて出やすい位置に停止位置を来める傾向があるのです。

 

どんどん遠くの方になってしまう。

 

ボルドールは皆同じような位置に縦列駐車です。

 

皆、同じように入りにくくて、出にくいです。でも、皆同じなら良いでしょ

 

そんな空気感があります。

 

そして、星野が足を出しました

 

ピットクルーに

 

「来るぞ!スリック準備」

 

 

よし

 

と言わんばかりに構えます。

 

入った!

 

いつものようにタイヤを交換して、サスセットもレインにしていたので、ドライに戻して。

 

この程度のウェットならドライセットで出せば良かったと後悔

 

初めて履くレインタイヤで冒険はできなかった。

 

転倒したら勝負ができなくなってしまうから。

 

SSTクラスは激戦です。鈴鹿とは違いエントリーのうち15台位がEWC エクスペリメンタルが3台 SSTが28台います。そしてレベルが高い

 

TECMAS MRP Racingのタイヤ交換なんて

 

まじ速い

 

チーフメカと仲良くなったんだけど、

 

「本当に素晴らしい」「とても速い」

 

と言いました

 

「次は負けない」

 

とも言いましたが(笑)

 

僕たち、結構タイヤ交換は速いと思ってましたが

 

上には上がいました。

 

 

そこは、完敗です。

 

良い物見させてもらいました。

 

今の僕たちの実力ではタイヤ交換20秒を切るのはなかなか難しいです。

 

また、目標ができました。あのタイヤ交換と同じじゃダメで、もっと速くできるように

 

考えます。

 

ってな感じで、そのまま星野が1.5スティントになりました。

 

総合20位前後を走行

 

32周目にピットイン 教介に給油のみでライダーチェンジ

 

教介のペースも良く、57秒位で周回しています。

 

 

激戦のSSTクラスの中にいます。

 

 

 

#44 NO LIMITS

#33 TEAM 33 LOUIT APRIL MOTO

#86 PITLANE ENDURANCE

とバトル

 

 

 

SSTクラス上位の常連チームだ

 

クラス7位で走行

 

抜きつ、抜かれつ

 

激しくはないが、ずーっと一緒に走っています

 

と、その時

 

目を疑う光景が

 

国際映像に

 

ウチのマシンが

 

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もう1台他のマシンもある

 

接触か!

 

教介は動いていて、体は問題なさそう

 

ピットに緊張が走る

 

画像を見る限り左側の損傷だ!

 

カウル!左ステップ!左ハンドル

 

パーツの準備!

 

教介!

 

早く戻ってこい!

 

まだ24時間の2時間

 

ここからどうなる?

 

 

続く

 

ボルドール、参戦記その3です。

 

 

次の日の朝を迎えました。

 

昨日の転倒から、車両をしっかり修復しました。

 

ナイトセッションで確認済みです。

 

Tカーで予選2回目に備えます

 

タイヤの使用本数の制限があるので、ここは皆中古タイヤです。

 

教介はマイクが走ったタイヤでそのまま走ることにしました。

 

転倒でタイヤが使い物にならなくなってしまったので。

 

愛乃助も、今回はフルで走らせるつもりです。

 

まずほっし~から

思ったよりタイムが伸びません

 

周りのチームも同じ状況な感じです。

 

路面温度なのか、なんかパリッとしません。

 

マイクの予選も同じ

チームの雰囲気が昨日の大転倒で、少し控えめになっていたかもしれません。

 

もう壊せない

 

そう思っていたのかもしれません。

 

教介も淡々と走ります。

愛乃助も頑張って走っています。

 

他の3名に何もなければ、彼の走行はここまでです。

しかし、第4ライダーがいる事で他のライダーが思い切り攻めれる事も事実です。

本当にお疲れ様でした。

 

無事に予選2回目を終えました。

 

2回目の予選でタイムアップしたチームはあまりなく、コンディションが良くなかったのだろうと思っています。

 

決勝に向けていろいろ考えました。

 

何か、気持ちよくない予選だったなぁ~って思いました

 

転倒が流れを変えてしまう事が大きいのかもしれません。

 

確かに用意したパーツも決勝を前に消費してしまいました。

 

ここは、スぺアパーツのお話

 

24時間のレースは、「何かある」前提で用意してます。

 

転倒、トラブル、アクシデント

 

何も起きないチームは一握りです。

 

何も起きなければ、起こさなければ。

 

上位へ行く可能性はあると言う事です。

 

ウチであれば、ステップやハンドルの予備は6台分。

 

タンクは諸々の事情で3個でした。

 

しかし、1個は使えなくなってしまいました。

 

ホイール7セット。でしたが、転倒で6セットになってしまいました。

 

十分な量に思えますが、結構少ないかもしれません。

 

ホイールは本来、2セットはレインタイヤを組んでおきたいのです。

 

組み替える時間や、ウォーマーの時間を考えると、1セット目を使っている最中に1時間で準備するのはなかなか大変なのです。

 

ドライ4セットで回すのもまあまあ大変です。

 

ヨーロッパに拠点を持たないチームがレースをする難しさです。

 

レインタイヤは1セットのみ組んだ状態にしておくことにします。

 

そんなこんなで、日中整備します。決勝に向けて

 

 

もう決勝まで走行は無いのです。

 

照明も取り付けました。

 

枠はLRPさんの物をお借りしました

 

TONEライトです!(^^)!

 

整備中にいきないFIMのテクニカルディレクター他、数名がピットに来ました

 

何事かと思ったら

 

「キャリパー見せて」

「ブレーキパット見せて」

「キャリパーピストン見せて」

「アクスルシャフト見せて」

 

などなど。

 

SSTクラスにエントリーする私たちの所に、違反箇所が無いかのチェックでした。

 

さすがだと思いました。

 

他のチームも全て見て回っています。

 

チェックリストがありました。

 

もちろんウチはオールOK

 

ってな感じで、整備を大体終えて、夕方ピットウォークです。

 

昨年はステッカーしか持って行ってなく、あまり配るものがありませんでした。

 

人が凄いから

 

今年は、日本っぽい物って事で

 

団扇

 

 

持っていきました

 

ハンドキャリーで(笑)

 

500枚

 

ライダーはサインしてファンの人たちに渡します

 

 

 

かなり好評で、使い方も教えながら

 

 

 

 

最後の1枚は、この子に

 

 

 

 

 

 

かわいい!(^^)!

 

癒されました

 

って事で夜も更けていき

 

明日はいよいよ決勝

 

土曜日15時スタートです。

 

次は決勝編

 

お楽しみに!