タロット占い師を目指す人へ

『タロット占い師になりたい！』
という相談者がたまにお店に訪れます。

生まれつき直感が鋭いとか‥

霊的な空気を読み取る事が出来るとか‥

しかし訪れる多くの人の動機は【好奇心】です。

四柱推命や占星術、手相のようなものは

基本、学問（統計学）なので
勉強すれば誰でも占い師になる事が可能です。


しかし中途半端に霊感がある方の多くが
タロットを学びたがります。

それはタロットの持つ神秘性に

惹かれての事なのでしょうが

霊的なものを視るという方の場合‥
その能力が逆に諸刃の剣となるのです。


霊の存在を感じる人の多くは霊媒体質です。

そういう人がタロット占いを商売として
人を相手にしているとかなりの高確率で
相談者の邪気（霊障）を受けてしまうのです。

相談者の助けになりたいという責任感が
無意識のうちに相手の深淵を引き出す事は
決して珍しい事ではありません。


霊障は、人により個人差がありますが
「嘔吐」「咳」「ゲップ」「偏頭痛」など
の症状となって現れます。

強い精神力を持っていない人間は

相談の数が増えれば増えるほど

少しずつ体調を崩しはじめます。

自身の浄化が出来ず、霊障を抱えたまま
生半可な気持ちでタロットを続けると
最悪の場合、死に至る場合もあるのです。

タロット占い師になるためには

「心・技・体」の全てがバランスよく

整っている必要性があります。

極論を言うならば
【自らの未来を占いに委ねるような者に
タロット占い師を名乗る資格はない。】

僕はそう考えます。

占い師を名乗る立場にある人間が
自身も占いに頼ってばかりいるという

「占い依存占い師」は少なくありません。

タロット占い師になりたいと願うなら
まず自身が精神的に強くならなくては

人の不幸の手助けなど出来ません。

日常的にポジティブに物事を捉えられる

人間にならなくてはなりません。


占いに頼り、依存している人間は

決してポジティブとは言い難い‥

あなたは精神科に通う精神科医に
治療をして貰いたいと思いますか？

自分自身が占いから卒業する事が

出来て、初めてあなたは占い師として

スタートラインに立てるのです。




※これは２０１０年７月に書いたブログ記事の転載です。