ガイア理論・・

僕は十代の頃にこの理論と出会った。


ガイア理論とはラヴロック博士が提唱した科学理論である。

ニューエイジ思想にも通ずるが、

「地球も一つの大きな生命体である」

というこの大胆不敵な定説を僕はずっと支持している。



世界には数多くの宗教が存在する。

僕は霊魂や死後の世界を肯定する人間ではあるが

人々が創造(想像)する宗教神にはあまり関心が無い。

天国や地獄、天使や悪魔などという言葉にも・・。


人の信じる心は時にただの石ころにさえも神の力を宿す。


形にとらわれる事自体が無意味なのだ。




僕が神を身近に感じる瞬間はいつも自然に携わっている時だ。


海で波乗りをしている時・・

ロッククライミングで崖を無心に登っている時・・

スカイダイビングで大空を仰ぐとき。

大地にしっかりと足をつけ、自然の息吹を感じる時である。


自然こそが最も身近に存在を感じることが

出来る神なのではないだろうか。


そして心の中にこそ神はいるのだと感じる。


神棚を無心に拝むよりも・・

何処かの偉い坊さんの前で額を擦り付けるよりも・・・

全身全霊でグレート・スピリッツ(自然の息吹)を感じてほしい。



神とはそこにあり、そこになきもの。

全であり一なもの。有であり、無なもの。


「悟る」とは「気付く」こと




崇高なるガイア思想。

真剣に話を始めると何日、何ヶ月と掛かるだろう話・・

だから肯定も否定もいらない。

ただ僕が死んだ時には遺灰の半分でも構わない・・

母なる海に還して欲しいと願うのだ。




◇ガイア理論◇

雨は雲から降ってくる。

正確には、地上から蒸発した水蒸気を含む大気が
上空で冷やされて飽和状態となり、水の微粒子を創り出す。

これが雲である。

微粒子は大気中のほこりなどを核にして成長し、
一定以上の大きさになると落下する。

これが雨。

このように、雨は地表から大気中、そしてまた
地上へと繰り返される水の循環のひとつなのである。

地球上にはこれと良く似た循環が多数、存在する。

黒潮などの海流や、偏西風などの大気の流れは、
赤道付近にたまる太陽からの熱エネルギーを北へ南へと運ぶ働きをする。

生き物の世界の食物連鎖はバクテリアを底辺として、
完全に閉じたサイクルとして循環している。

物理学で言うところの、質量保存の法則ではないが、
これらのシステムはそれ自体、驚異的なまでによく出来ているといえる。

これまでの科学では、これらの循環はそれぞれ独立して考えられてきた。

しかし人間の生活が豊かになるにつれて発生してきた公害などの
環境破壊は、生態系に代表されるように、自然の循環機能が
個々別々に存在しているのではなく、かなりの部分で
密接に関連していることを現実として認識させたのだ。

人間の手でコントロール可能と考えられてきた自然は、
実は手に余るしろものだったのである。

そこから出てきた1つの仮説が「ガイア理論」。

「地球上の全ての自然は人間を含めて1つの大きな生命体である」

と考える仮説である。

そこでは、いわば海や川、生物などすべては「地球」という生物の
1つずつの細胞のようなものであり、全ては密接にリンクしているのだ。

この環境保護運動の申し子のような理論は、
暗喩的にもうひとつの仮説をほのめかす。

地球が生命ならば、増えすぎた人類とはあたかも
その身に巣食うガン細胞のようなものである。

ガンは自身から生まれ出で、やがてその身を死に至らしめるのだと。

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