2015年バンコク&札幌の旅 ⑪ 「シーロム通りソイ4のゲイクラブ」。 | 歌舞伎町でオカマ&オナベのミックスバーのママをやっていて、おねぇタレントもやっているタイ王国が大好きな〝ガンモ〟のブログ~!!!

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タイ王国が大好きで、飛行機も大好きなガンモのブログです。新宿2丁目に住んでいます。NYプロダクション所属タレントです。

✩1月1日(木)つづき



BTS・サラデーン駅に着き、私はシーロムマッサージに、キムはソイ4にあるゲイクラブ街へそれぞれ向かいました。
私は今回のバンコク旅行での最後のタイ式マッサージを受けるべく、店内に入りました。
相変わらずいつ行っても混んでいます。
みんな、上手い所はやっぱ知っているんですね。
1時間のタイ式マッサージをお願いすると、すぐ部屋に案内されました。


マッサージを受けている間はあまりの気落ち良さにまたうつらうつらしていて、思わず眠ってしまいそうになりましたが、マッサージ中に寝てしまうとその効果が半減してしまうそうなので、我慢して起きていました。
仕事をしていると1時間ってとても長く感じるのですが、不思議なことにマッサージを受けていると1時間なんてあっという間です。
面白いものですね!
終了後はソイ4のゲイクラブに向かったのでした。

「BearBee」というお店ですが、ここもいつも沢山のお客さんで賑わっています。
キムは2人の友人と一緒に飲んでいました。
しかもジンのボトルをキープしていました。
暗いながらも顔が紅潮しているのがすぐ分かりました。

「キム、マッサージ、終わったよ!」
「気持ち良かった?」
「勿論!」
「この2人は友達、前に日本に行ったことがあるって」
「サワディーカップ!」

一応、彼氏の前でもあるので、しっかり男ぶって挨拶しました。
ところがキムは既にベロベロに酔っていました。
たった1時間でこんなに酔えるの?って思うくらいに。

「キム、酔ってるでしょう?!」
「そんなことないけど、確かにさっきとは違うね!」

そんなの、見れば一発で分かるわ!!
おまけに呂律もまわっていません。
こんなに酔っ払っているキムは初めて見ましたわ!


その後、1時間半ほどお話しして、私とキムはホテルに帰ることにしました。
お店のスタッフにお会計を頼むと、すぐに会計表を持って来てくれました。


「1480バーツ」


高ッ!
タイでは「割り勘」という考えがないので、その友達の分までキムが払います。
多分、その2人はキムに誘われてここに来たのでしょうね。
タイでも意外とボトルキープって良い値段を取るのね、と私は思いました。
財布の中をガサガサとして、キムはお金を探していました。
ところが見えたのは500バーツ紙幣1枚のみ。

ゲッ!!!
ま、まさか、私にお金を出してなんて言わないでしょうね!!!





「・・・・・ガンモ、1000バーツ頂戴!」

来たよ!またあたしかい!!
金が無いなら、友達呼んでおごっているんじゃねーよー!!

「はいはい、分かりました」
仕方がないので、渋々と1000バーツを出しました。
「サンキュー!」

な、なにがサンキューよ!冗談じゃないわ!
・・・と思いながらもついつい「マイペンライ(大丈夫)!」と言ってしまう私です。
あぁ、私って本当に「ダメ男製造機」ね。

外に出ると、その友達2人も見送りに来てくれました。
そしてキムにワイ(合掌)します。
ちょっとぉ、ワイをするなら、このあたしにでしょう?!
あたしが1000バーツ出したの、あんた達、見てたでしょう!!
ムカつきながら、タクシーに乗り、伊勢丹の前まで行きました。


辺りにはすっかり夜の静寂(しじま)が訪れていました。

ふと、「明日の夜にはもうバンコクから日本に帰ってしまうのねぇ」と感慨にふけっていました。




払わされた1000バーツのことも忘れ、私はじっと夜景を見ていました。
するとキムが
「コンビニに行っていい?」
と聞いてきました。
「勿論」
と答え、セブンイレブンに入ったのでした。
実はまたここでも事件は起きたのです。



・・・つづく。





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