前回にひきつづき、
竹浪正造おじいちゃんにあこがれて青森県鶴田町やってきたねこぜです。

ねこぜの東京⇔青森-1361364861961.jpg

道の駅「あるじゃ」をあとにして、
ねこぜの東京⇔青森

青森の温泉ブロガー シドさん に、教えてもらった温泉に行きたいと思います。

道がわかりにくいとは聞いていたんですが、
これがまた、ナビでなかなかたどりつけない!

ねこぜもまんまと迷子になりました。
たぶん温泉の近くにはいると思うんだけど…

こりゃ…どうしたら…。
そんなとき、シドさんからメールが!



ねこぜの東京⇔青森


「R339号バイパスから横萢松倉方面へ県道150号を曲がり、
 しばらく進むと右手に鈴木農機商会が見えます。
 そこを左手に折れ、住宅地を進めば右に民宿梅沢温泉の看板が見えるはずです。」

パンクの声がねこぜを温泉に導きます…



あったーーーーーーーーーッ!!!

ここに入って、
左が民宿、右が温泉になっているようです。







温泉の入口にはでかいお鍋が。


靴を脱ぐところに、いきなり湯道具が。




「この長靴まちがえていました。
 だれかが○×○×○×(読めない)
 書いてもっていってください。○×○×○×(読めない)」


貼り紙が達筆すぎて解読できませんできた…。



おお!ついに温泉らしき場所につきました!
「シドさん!たどり着きました!」とメールすると、また指令が。




ねこぜの東京⇔青森

「お~たどり着きましたか。
浴室前に白い紙とペンが置いてあるんで名前を書き、
200円をその上に置いて、入浴してください。」



…このように、遠隔操作必須のトリッキーな温泉です。



いざ!!



お、これがシドさんが言っていたお金置き場か~。
説明なしにお金がおいてある。
ねこぜも名前を書き200円をおきます。


2人のおばちゃんがいましたが、
見かけない顔のねこぜをみると
「あんた、どっからきたの?」と不思議そうに話しかけてきます。

東京からきたと言ったら、
「この人東京から来たんだと!」
「東京か!なんでここ来たんだ?

「インタネットみてきたんだか?!」
「この前も東京から女の人きてたのさ~。よく見つけるな」

と、ワイワイしはじめたので、
脱衣所の写真を撮るのをすっかり忘れてしまいました。


この時いた常連さんは4人。
車で10分くらいのところから毎日通っているそうです。
中に入ると木(ヒバ?)のいい香り~

ねこぜの東京⇔青森
おお~ワイルドなトド寝!
オケを2個使いするところが、ニクイ!


おばさん
「この湯は源泉かけながしだから、
 コシが痛いのなおるよー」


黒っぽく見えるお湯を
桶ですくうと、薄~いきみどり色です。
ホワホワと大量の湯花が浮かんでいてびっくり。
こりゃ効能がありそうだ!

おお~ワクワクしてきた!
では、さっそく。


ねこぜの東京⇔青森

ぎゃああああああああああああああああああああああああああああ

聞いてないぞ、この熱さ!!!!


おばちゃん
「…今日はちっと熱かったな。昨日より熱いよな」

いや、昨日は知らないけど、ちっとどころじゃない…(泣)
50度はあるんじゃないか…!??


毎日きている地元のおばちゃんたちも
全然浴槽に入ろうとしないじゃないか…!!


「皆さん、入らないんですか?」
「入れるんですか?」というニュアンスこめて)と聞いてみたら、


「湯はさ、ちっと入ればいいよ。
 ここは源泉かけながしだから」

源泉かけながしって、そういうもんなのか…???
なんでみんな熱さにふれない…???


あ~もうだめだ。この暑さはだめだ。
ねこぜは絶望しました。


ってどっかで体験したことあるような…。デジャブ?

もうあきらめかけたその時…
ねこぜはひらめいた!


風呂にはいれないなら…
トド寝があるじゃないか。


そうと決めたら、ごろりと寝転びます。
人生ではじめてのトド寝。
あ~これはいい。


ちゃんと温泉にきた気分になります(笑)。
というか、熱すぎて背中が燃えそうだ。
火傷してるかもしれない。


お湯がぬるぬるしてて、
肌がスベスベになりそう。
たしかに良質な温泉だ。

っころがりながら、
隣で体を洗っている
おばちゃんにをきいてみます。

ねこぜの東京⇔青森
ねこぜ「鶴田町の土産を買うなら、スチューベン(ぶどう)ですかねー?」
「買わなくていいよ。あ、この人はスチューベン農家だよ」
と、隣にいたおばさんを指差します。

え?(農家の前で言っていいのか??)

「ねえ、スチューベン買わなくていいよな?」
「(農家のおばさん)うん。スチューベン買わなくていい。
「青森のもんなんて東京でも売ってるしさ。東京の方が美味えモン、たくさんあるもんな」



おいおい…!

「都会は遊ぶとこいっぱいあっていーよな。とくに浅草な。浅草いいよな~
娘といってきたんだよ。浅草…歩いてまわれるのがいいよな



ねこぜも好きですよ。浅草。
スチューベンの話は流されてしまった。



「あら?あんたお風呂のセットもってこなかったの?
これ、使うか?」
ねこぜの東京⇔青森

た、たわし…!?

よりにもよって、熱湯の次タワシですか…
お、おうおう…上等じゃねえか。


「ありがとうございます…じゃあ…お借りします!」
ああ…うっかり、心にもない言葉を…

「じゃ、こすってやるな
ねこぜの東京⇔青森
ひー!!セルフサービスじゃないんかいッ!!(泣)

親切にも、ねこぜの背中をゴシゴシしてくれました!
「若いっていいよな」
よくないっす、、、完全にタワシに負けてます。
そのままゴシゴシしてもらうと…


ねこぜの東京⇔青森

「あ…強くやりすぎたかな!?
すげえ赤くなっちまった!」



「う…いえ、大丈夫です…
さっき自分で引っ掻いたんで…



もちろん痛いですが、
おばさんに悪気はないようなので…耐えます(泣)。

鶴田町の片隅で
こんな修行(?)をしているおばちゃんたちがいるなんて…
しかも、肌がつるつるになったところで、温泉のフチにいたら、

ねこぜの東京⇔青森
つるっ

あっ!!!!
ドボン!!!!!!!!!!!!!!!!!


ギャーーー!!!
炎で焼かれたような熱さ!!!

なんだこの
地獄のベルトコンベアー!


熱いし、滑るし、痛いし…(最後は温泉のせいじゃないけど…)。涙出てくるわ…!


鏡をみたら…



ねこぜの東京⇔青森
トド寝をしていたせいで「背中」が真っ赤!
ひっかき傷(笑)

体の半分が別人のようになっていました。


しかし、上には上がいましたよ…

ねこぜの東京⇔青森
おばさん「赤いべ?」(!!!)


さすが師匠!!!
「全身」真っ赤です!!!!!(笑)



その後、ケイタイを見るとシドさんからメールが…

ねこぜの東京⇔青森


県内トップ5に入る療養泉なので、長湯は気をつけて

シドさんすみません!
長湯どころか、2秒も入れませんでした…ッ!!

(おしまい)


☆民宿梅沢温泉(鶴田町)
青森県北津軽郡鶴田町横萢字松倉51
6:00~21:00 200円
☆おまけ☆
シドさんが書いた民宿梅沢温泉レポこちら