ねぶた祭りを知らない友達に
よく聞かれるのが、
「ねぶた」「ねぷた」の違い。

青森の各地域で、名前がわかれているようなので、
地域ごとでみてみましょう。



※前回のねぶた比較図にも登場していただいた、
ねぶた先輩たちも応援にかけつけてくれました!
(今回は敬称略)


$ねこぜの東京・青森


       
1大間村11中泊町 小泊21五所川原市31弘前市
2風間浦村12外ヶ浜町 三厩各地22鶴田町32青森市
3むつ市大畑13今別町23板柳町33青森市 浅虫
4佐井村14外ヶ浜町 平舘24藤崎村34平内町
5むつ市 脇野沢15中泊町 中里25藤崎村 常盤35青森市 浪岡
6むつ市 川内16つがる市 車力26田舎館村36黒石市
7むつ市 大湊17蓮田村27深浦町 岩崎37平川市 屋上
8東通村 各集落18五所川原市 嘉瀬28深浦町38大鰐町
9むつ市 田名部19五所川原市 金木29鰺ケ沢町39平川市 碇ヶ関
10横浜町 有畑20つがる市30弘前市 岩木40平川市




こちらの図でおわかりのとおり…


青森って、


ねぶたつくりすぎっっっ!


…なわけです。

※地図右下の南部地方をのぞいて。



左下の方赤色が多いのがおわかりですね。
赤色と青色の地域はなんとなくまとまっているようです。

それにしても、
40の市町村でそれぞれねぶたを作ってるなんてすごいね!
(ねこぜもこんなにあるとはしらなかった!)

それがわかっただけで、この表を作った甲斐がありますね。
…そうでしょう???



…え、ないっ?




コラー!!!!!
そんなこと言わないのッッ!




ねぶたまつりは
東北で農作物の収穫がはじまる夏秋に眠気をはらうためにはじまったというのが定説。

「ねむたい」を津軽弁で「ねむて」「ねぷて」といっていたことが
「ねぶた・ねぷた」の語源といわれています。


ねこぜは眠いと一瞬で寝てしまうから、
眠いのにがんばってる人たちの努力に感心してしまうワー!


民俗学者・柳田国男の調査によると…


眠気を払うための行事は日本各地でも例があり、

長野では

「ネンブリ流し」「ネムリ洗い」

といって灯籠を流す言い伝えや、


栃木県では

「ネボケ流し」「ネム流し」

なんていうのもあるそうです。




なぜ灯籠になったかはわからないけど、
他県と同じく、灯籠は悪霊を流すための道具だったんでしょう。


いろいろ資料をあたってみましたが、
正確な記録がないので
「ねぶた・ねぷた」の違いに関して、はっきりとしたことはわかりませんでした。

個人的な意見を言ってしまうと、

…訛りのせいで、ごっちゃになったんじゃないかと思います(笑)。



細かいことを知らなくても
楽しめるのがねぶた祭りってもんでしょうよっ!!!!


すみません。
ぶん投げてしまいました…


さいごに、


青森出身で、ねぶた祭りを愛していた
棟方志功さんのことばから。



「世界の火祭」といわれるネプタがあります。
これは青森全県に伸渡ししなければならない大祭です。
南部、津軽を無分別に。


(日経経済新聞「私の履歴書」から)




シコーさんは青森市出身だけど、
ねぶた」と言わず、「ネタ」と言ってるでしょ?

ワラッセにあるシコーさんの「青森ねぶた祭り」のポスターも
「ネプタ」って書いてるし(笑)。


だから、きっと、
訛りもあるんじゃないかと思います。



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青森ねぶた祭り(ねぶたの種類と大きさ)
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