今年は秩父地方で観測史上最高の積雪量の大雪があり、西武秩父線もところにより4mも積もってしまい何日も運行不能になった区間が出ましたが、実はこの時、歴代の西武線を走った電気機関車や初代レッドアロー、西武初の自社製系列である初代501系や、西武の通勤型の看板列車で昭和40年代からバブル期の通勤輸送やハイキング急行など観光をも支えた101系などが保存されている横瀬の車両基地の屋根が、雪の重みで崩壊してしまいました。
最初見た時は離れている場所からでも分かるくらいで、電車で横を通ると無惨な景色になっていました。西武鉄道の社員に尋ねたところ、中の保存車両は無事だったものの屋根の破片などで動かせない状態とのことでした。
横瀬では毎年鉄道の日にちなんだイベントが行われており、今年は無理かなと心配していたのですが、先日ここを通ったら修復か建物を新しく隣の部分に造るのかは分からなかったものの、工事が行われているのが確認できました。鉄道の日に間に合えば、今年もイベントがありそうです。
10両編成分のホームがない駅がほとんどの池袋線飯能以西では乗車はさせないかも知れませんが、先日京浜急行で走り始めた黄色の電車の色使いが西武電車に似ているということで、それならばと西武は9000系1編成を京浜急行の電車の塗装をすることが決まっており、これが展示されたら面白いのではと思います。京浜急行は、西武ホールディングスの株式を少し保有しています。またそれまであるか分かりませんが、廃車の進む3000系も見たいところです。
それにしても、近年の天災は色々な方々、鉄道会社も含めた様々な企業などにダメージを与え、車両基地の屋根も頑丈なものにするのではないでしょうか。