東武野田線がファミリーマートに? | 新田鉄人「久慈だョ!全員集合」

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難病と闘いながらピンの鉄道芸人、その他で活動する、元本物の鉄道の駅員と電気部、さらに保線の経験を持つ、新田鉄人のブログへようこそ!岩手県久慈市公認、北三陸久慈市ふるさと大使。潜水士の資格取得済。

荒川夢悟「てツろグ.」-東武10050系.JPG

これからの時代を担う新型車両60000系が新製され、使用する野田線のみならずあちこちで各種試運転を実施している中、別の銀色の車体を持つ電車が先にデビューしました。10030系です。上の写真はその10030系に改良を加えた50番台で、野田線で営業運転を始めた編成ではありませんが同じ形式の電車です。
東武電車は、有楽町線や副都心線、今では東急東横線や横浜高速鉄道みなとみらい線でも見られる9000系に始まるステンレス製の銀色の電車には、かつてデラックス・ロマンス・カーも使用した伝統的なマルーンの帯を使用、最近の白っぽい銀色のアルミ製の車体にはオレンジのアクセントが基本です。
しかし下のデザインの野田線用の新型車両は色が変わり、今回野田線で運転が始まった10030系もこれに準じたカラーを使い、そちらは撮影ができ次第このブログにUPしたいと思います。

荒川夢悟「てツろグ.」-NoName.jpg

この野田線の新しいカラーを「ファミマ色」と呼んだ鉄道ファンがおり、うまいこと言うなぁと感心しました。確かに緑と水色でコンビニエンスストアのファミリーマートの看板と似た色遣いです。
以前の野田線は古い電車が集まってくる傾向があり、ファンには人気があります。本数が多い割には単線区間もあったり、モーターが逆回転したくなるように回路を構成、電気を発生させてそれを他の電車が使うことでブレーキ力が働く「回生ブレーキ」を持つ電車には不向きな条件だったのもあります。しかしここでその回生ブレーキ付の電車を使うようになり、何らかの設備を整えたのかと思います。単線の場合、電気を起こそうとしても使う電車がなかったり駅に近付いてそばの電車もブレーキ中だったり回生ブレーキが効きにくくなります。
マニアックになってしまいましたが、野田線に銀色の車両が多くなってくると、いよいよ白い車体に青と水色のラインですっかり定着していた8000系も大幅に数を減らすことになります。それにしても「ファミマ色」はうまい!その方に座布団3枚あげたい気分です。