メトロと東武の電車がくる2つの霞ヶ関駅 | 新田鉄人「久慈だョ!全員集合」

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難病と闘いながらピンの鉄道芸人、その他で活動する、元本物の鉄道の駅員と電気部、さらに保線の経験を持つ、新田鉄人のブログへようこそ!岩手県久慈市公認、北三陸久慈市ふるさと大使。潜水士の資格取得済。

荒川夢悟「テツろぐ」-東京03.JPG
人にも同じ名前があるように、駅にも同じ名前のものが複数存在していたりします。そんな中でも、比較的距離も近く定期券も売られ、通勤で両方の駅間を往き来している乗客がいそうな駅があります。東京メトロ日比谷線と東武東上線の霞ヶ関駅です。しかもこの両駅は、系統は違いますが相互直通運転によってどちらもメトロと東武の電車が来ます。
東京メトロ日比谷線の霞ヶ関駅は、国会の近くにあり丸ノ内線と千代田線に乗り換えが可能です。東京メトロは03系と呼ばれる電車が来ます。
荒川夢悟「テツろぐ」-20000系.JPG
日比谷線と相互直通運転を行うのは東武伊勢崎線と東急東横線で、もう一方の東横線に比べて直通電車の本数が非常に多くなっています。
3社の標準的な電車より少し小柄な18mの片側3ドアの8両編成が使われており、東京メトロと東武の一部の編成は、ラッシュ対策用の片側5ドアの車両が組み込まれていたりもします。
東武は20000系、20050系、20070系の3種類があり、基本的なデザインは似ていて5ドア車の有無や走行機器の違いがあったりします。
荒川夢悟「テツろぐ」-8000系.JPG
もう一つの霞ヶ関駅は東武東上線の川越の少し北側にあり、都心への通勤にも便利な場所です。
最近数を減らして注目を浴びている8000系電車もまだ見られ、東京メトロ有楽町線と副都心線に直通運転を行っており、ステンレスのギザギザの車体に茶色のラインの9000系リニューアル車や9050系、つるつるのアルミの車体にオレンジ使う50070系がどちらの線にも乗り入れます。
荒川夢悟「テツろぐ」-東京メトロ10000.JPG
東京メトロからやって来る電車は、アルミの車体に茶色とゴールドに細い白のラインが入った有楽町線・副都心線両用の10000系や7000系です。以前は地下鉄の電車は川越市より先までの運転はなく、地下鉄からの森林公園行は東武の電車のみでしたが、副都心線開通からここでも見られるようになりました。
定期券を買うと「地下鉄霞ヶ関←→霞ヶ関」となるようです。この他にも興味深い同じ名前の駅が全国にあり、今後また紹介したいと思います。