PS4
「ドラゴンクエスト11過ぎ去りし時を求めて」
星星星星星星星星総合評価8点(10満点中)



クリア後感想
真クリア後の感想となります
ストーリーネタバレはなし



据置機でのオフライン専用ドラクエ本編としては
PS2ドラクエ8以来の
13年ぶりの作品。

クリアタイムは本編が50時間で真が70時間くらい
カジノなどの時間も含みます。

■グラフィック
アンリアルエンジン4を導入し
10年前のプリレンダリングCGムービーを超えた綺麗な
息を呑むゲームグラフィック


美麗なイベントシーンも衣装変更が反映され度肝を抜く。


■コマンドバトル
日本人に最も愛されるターン制コマンドバトル


DQ10ではヘイトシステムでターゲットを庇う
相撲と呼ばれるシステムがありましたが今回はなし

キャラクターが強化されるゾーンという
テンションのように溜めないシステムになり、
「れんけい」を絡ませることにより戦闘の幅が広がった


基本は今までと、あまり変わらず進化した部分は薄い。


■ゲーム内容

ドラクエ8を進化させたシンボルエンカウントマップを冒険
ドラクエ10で導入された鍛冶をして装備を作り
物語を進めていく


+序盤がつまらない
高低差のある複雑な地形の町を序盤に連発し

戦闘面では
星ドラやDQQ10を常日頃プレイしている私にとって
説明イベントが多く技が少ない
序盤が詰まらなくて
かなりショックだった

プレイヤー置いてけぼり「なぜ?」「なんで?」
伏線を散りばめてそれが明かされるのが後半というのもある

+クリア後からが本編
ストーリを楽しんでもらうために
クリアまで自由度は薄く決まった物語を進んでいく


クリア後からが雑魚も強くなる本編となり
世界を回り冒険を再び開始します


そしてレベル上げの作業や、武器の強化、クエスト
やっと自由に選択出来るような世界

最終ボスを倒したら本当に終わってしまう
パタンとやり込む気持ちが続かなくなりました。



■物語とキャラ
ロトをベースに
ドラクエ4とドラクエ6の融合


・ドラクエ4
各エピソードで勇者を探す使命を帯びる個性的なキャラクター達
しかし本作は一貫して勇者の目線で進む
(仲間の旅立ちが省かれている)ここが上手い

・ドラクエ6
この世界の謎と
自分探しの旅、キャラクター達の真実


本当に見事に融合した物語とキャラになっている。





■カジノそのまんま
ドラクエ10のポーカー、スロット、ルーレットそのまんま収録
本格的なマジックスロット(マジスロ)を追加


■快適性重視
ロードはマップ移動以外は極力なし
洞窟でもルーラでいつでも移動可(3DS版は頭打ちます)


ただロードをごまかすため細い道や、時間のかかる崖やトンネルをかましているが
自然な流れを構築。


■安心感
コマンドバトル、中二病や上から目線の説教しない
謎がすべて解かれる安定したストーリー、一目でわかるキャラクター達
安心して遊べる


■音楽
ドラクエ他シリーズからの引用が多い本作

シルビアのテーマと命の大樹テーマ
など印象に残る音楽もあるが


ドラクエ10が素晴らしかっただけに
差が目立ちました。


■不満点■
・ボウガンアドベンチャー
3DSドラクエ8の写真クエストが良かっただけに残念

・フリー移動バトル
ちょっと有利に戦える要素プラスしてほしかった

・ボイスと音楽
ないのが嫌なのではなく
しれっとオーケストラとボイスを海外版「ドラクエ11」では入れてきそう
なのが嫌なんです

・シンボルエンカウントでのメタルスライム
ドラクエ10は仕方ないが3DSドラクエ8など
ではフィールドにメタルスライムが登場しレベル上げが楽しめたが
今回はない、通常戦闘でレベル上げを楽しんでもらうためだったら
急激に上げれるスペクタクルショーや会心必中あるのが疑問
メタルスライム追いかけたかった。



■総括■
起死回生
DQ10ver.3低クオリティや、スマホゲーム連発で

ドラクエブランド低下に歯止めをかけた作品

そして様々なDQオマージュを入れたシリーズ集大成
誰からも愛される要素の多いドラクエになっています。