■アーチボルト
【レベル50時パラメータ】
HP | SP | 物攻 | 魔攻 | 物防 | 魔防 | 敏捷 | 幸運 | 合計 | 平均1 | 平均2 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
602 | 82 | 189 | 93 | 208 | 154 | 113 | 85 | 1526 | 190.8 | 204.7 |
【装備オーヴ例】
再動のオーヴ、魂吸のオーヴⅢ
兵種やジョブといったシステムの存在しないステラグロウではあるが、他のSRPGでいうところのアーマーナイトにあたる壁役ポジション。ステータス、スキル、特性の全てが壁役としての特徴を際立たせるように伸びていく。また、好感度を最大にする恩恵が最も大きいキャラクターでもある。
自軍最高峰のHPと物防を持ち壁役としての素質十分。攻撃力もトップクラスであり、アタッカーとしても十二分に活躍できる。この手のユニットにしては珍しく、魔防や敏捷も並程度にはあり優秀なステータスの持ち主。見た目の通り物理一辺倒なので魔攻の低さは気にならないが、幸運が低いため魔法を回避する能力には劣っている。
攻撃力自体は高いが、スキルは「包囲するゼファー」を除き単体攻撃スキルばかりであり、複数の敵をまとめて攻撃するのは苦手。
特性は「守護神」「ガーディアン」「底力」「守護の心得」「移動力アップ」といずれも壁役としての使い勝手を底上げしてくれるものばかり。
「守護神」は前方と左右1マスを敵が通り抜けられないようにする。1人で3マスぶんの通路を封鎖することが可能であり、敵の侵入を食い止める防衛マップで真価を発揮する。防衛マップ以外でも後衛を敵から守るのに役に立ち、序盤から強さを実感することができる特性。
「ガーディアン」「守護の心得」は周囲の味方を攻撃からかばい、無効化するスキル。発動率はこれをアテにして計算に組み込むには低いが、最初からアテにせず保険として考えるなら高い、という程度。基本的には味方が撤退しないように動くはずなので、要所要所で発動することでリゼットらヒーラーの負担を減らすことができる。
最大の問題は機動力のなさ。全体的に移動力低めなステラグロウの中でも最低の移動力3、最も地形コストの影響が大きい移動タイプ「陸歩」、さらにジャンプ力は2しかなく少しでも高い段差があるとお手上げと、全キャラの中でも最も動かしにくい。特に地形コストの大きな水辺や砂地の多いマップでは、まともに移動することすら叶わないレベル。
せっかく高い守備力を持ち、矢面に立って味方を守ってもらいたいユニットなのに、この欠点のせいで台無し。防衛マップ以外では活躍させづらいという不遇の存在になっている。
と、ここまでならSRPGにありがちな使いづらいアーマー兵といったところだが、さすがアーチボルトはそのままでは終わらない。好感度を最大にすることで習得する「移動力アップ」、これによって移動力がプラス2され、アーチボルトの使い勝手は飛躍的に向上する。
移動力が5になることで行軍に遅れず、敵の背後を取りやすく、守りたいポジションにもいち早く辿り着くことができる。アーチボルトの使い勝手を180°変えてしまう特性であり、好感度最大でないアーチボルトと好感度最大のアーチボルトは、全くの別ユニットとして考えたほうがよい。
騎士団兵舎では、特に優先して話し掛けたいキャラがいない限り率先してアーチボルトの好感度を上げたい。この特性1つでアーチボルトのキャラ性能は底辺から上位クラスの一角まで上り詰める。自由時間が増える2周目以降は3章冒頭で好感度を最大にすることができ、さらに強力。
1周目は好感度を最大にするまで時間がかかるので2周目以降より使い勝手は劣る。アクセサリで補う、ポポの「かぜにのって」で補う、ヒルダの「時間圧縮」を使う、マップを選ぶなど何らかの工夫を凝らさないと、最悪何もしないまま終わってしまうことすらある。
一応、ステラグロウではターン制限のあるマップはほとんどないので他のユニットがアーチボルトに歩調を合わせる「護送船団方式」で進軍すれば、時間はかかるものの移動力の低さを解消することは可能。
装備武器は攻撃力最強、オーヴスロット5の「ゴッドハンド」よりも「再動のオーヴ」が装着された「リブートパイル」がイチオシ。攻撃力の高いアーチボルトはとどめを刺す機会も多く、ダメージを数%高めるより敵を倒して再行動したほうが総合的な殲滅力では勝るし、再行動によってさらに移動力を高めることができる。本来壁役のアーチボルトを遊撃に使うことも可能。
行動回数が強さに直結するステラグロウにおいては、再行動持ちのキャラはそれだけで強いと言える。具体的にはアルト、ダンテ(たたみかけ)、ジゼル(リブート)、アーチボルト(リブートパイル)、リゼット or ヴェロニカ(スペクトラム)が該当する。再動のオーヴは貴重なので、誰に装備させるかはよく考えたい。
装備アクセサリは、基礎能力が高いのでステータスを底上げするより機動性を補強するほうが使い勝手はよくなる。さらに移動力を上昇させる「ムーブリング」もよいが、地形コストを無視しジャンプ力が20アップする「ポータルリング」がおすすめ。移動タイプが陸歩→ワープ、移動力が3→5、ジャンプ力が2→22になったアーチボルトはまさに別人のような動きを見せる。
リブートパイルは第9章「王都ランベルト 大通り」において「ヒルダがノーダメージでクリア」を達成することで手に入る。幸い、達成の楽な条件なので入手は簡単。手に入れたら決して店に売らないようにしたい。10章以降のミッションで大暴れできる。
■特筆スキル
■進軍するマルタ
倍率1.5倍の突進攻撃。移動力が低すぎるアーチボルトにとっては、このスキルを使って1マス稼ぐことが馬鹿にできない。消費SPは10。アーチボルトのSPは低いので、使いどころは選びたい。
■脆弱なるグロッソ
攻撃倍率2倍。突進攻撃、防御ダウン付与、反撃無効と優秀なスキル。特に防御ダウンは有用で、ボス相手にまずこのスキルを通し、耐久を下げてから他の味方で総攻撃を加えると効率がよい。消費SPは18と重めで、後半以降の主力となる。
■包囲するゼファー
アーチボルト唯一の範囲攻撃。攻撃倍率は2.25倍ほどで範囲は周囲1マス。壁役としてアーチボルトを使っているときは味方を巻き込んでしまいやすく、いまいち使いづらい。遊撃としてアーチボルトを使っているときならたまに役に立つ。
■解放のランペイジ
最強スキル。攻撃倍率は2倍の単体攻撃だが、絶対会心の効果がつくため対ボス用の切り札。消費は32と重く、2発も撃てばガス欠する。
■硬くなるブラザー
■瞑想するダビデ
それぞれ「防御アップ」「HP回復」のバフを付与する。大幅な効果が見込めるわけではないが、いずれも消費が安く、壁役としての性能を向上させるスキルなので、手が空いた時に使っておくと役に立つ。