激しい運動はNO! | 過食・お菓子依存でもやせる!リバウンドしない本物のダイエット

激しい運動はNO!

さて、今回は運動についてのお話です。

「ダイエットのためには運動して体を動かした方が良い」

ということは良く言われていることです。もちろんこれは真実です。

現代人は一部の方を除き全般的に運動量が不足しています。
例えば、江戸時代の人たちって1日に3万歩歩いていたそうです。
それに機械を使わない農作業を加えたらすごい運動量ですよね。

これに比べれば、よほどきつい肉体労働などを行なっている方でない限り圧倒的に江戸時代の人より運動量は不足していると思います。

実際現代人は1日に1万歩歩くのにも四苦八苦していますよね? 私もそこまで歩いていません。

本来の人間はこのような運動を行なって獲物を取ったり水を汲んで生活したりすることが当然として設計されていますから、やはり運動量不足によって体が変質したものが「肥満」となって現れてきていることも真実です。

しかし、だからと言って運動量不足を短時間で激しい運動を行なうことによって補おうとしてはいけません。

特に肥満が進んで体重がかなり増えた方がジョギングや激しい筋トレを行なうと体の筋肉が耐えきれず肉離れやひじ・膝を痛めてしまう可能性があります。

そうなってしまうとますます体が動かせなくなるので、そういう方はまず食生活を改善して体重が落ちてきた後に徐々に運動を始める事をお勧めします。

その方が体に無理がかからず、徐々に筋肉もついて基礎代謝・活動代謝が向上して「太りにくい体」を作ることができます。


このため、特に肥満が進んだ方は

(1)食生活の改善
      ↓
(2)軽い運動(ウォーキング、呼吸、軽いストレッチ等)
      ↓
(3)軽い運動+軽筋トレ(スロトレ等)
      ↓
(4)標準体重近くになってきたら本格的な運動(スポーツ等)

と言った具合に進行する方が望ましく、いきなり野球とかバスケットなどを行なうと思わぬ怪我をしてしまいますのでご注意ください。


これは肥満の人に限らない運動不足の現代人全般に言えることです。

何ごとも「段階を経て徐々に」と言うことが非常に重要です。


これってごく当たり前のことですが、実際ダイエットのために運動を始めると、「もっとやらないと痩せられない」と思ってしまいつい「短期間にたくさん」という事にはまり込んでケガをしてしまったり挫折したりする人が後を絶ちません。


短期間に一気にやってしまいたい気持ちは分かるのですが、人間の心と体は「急激な変化」に対しては抵抗しようとします。


だから『過激なダイエット』を行なうと、

脳は、心が挫折するように「こんなことやっても無駄さ」とか「続くわけが無い」と無意識に働きかけ、

体も食欲を増進して取った栄養はどんどん吸収して脂肪に貯めこんで

筋肉を減らして基礎代謝を減らし脂肪を減らさないようにする

など体は様々な抵抗を行ないます。


かくして「ダイエットする前よりも体重が増えて、体もブクブク」と言う「恐怖のリバウンド」を味わうことになってしまうのです。

だからこそ、慌てず騒がず、のんびりゆっくりダイエットをしていく事が大事なのです。


運動も徐々にのんびりマイペースをモットーにしましょう!(^O^)/