こんにちは、宮城県で活動する 猫使い探偵です。
年配女性が、相談に来ました。
怒っています……すごく怒っています。
怒っているのは、私にではなくて、弁護士に対してです。
何が原因でこんなに怒っているのか、興味があって聞きました。
計5時間くらい聞きました。 大変疲れた。
弁護士に依頼したのは、相続に関してです。
依頼人の希望金額は、500万円。
半年の調停・審判が終わり、決定した相続の金額は、1100万円です。
依頼人は、希望金額500万円に対して1100万円を受け取りました。
これに、依頼者は大変怒っています。
「まるで私が、相続が欲しい、金に汚い人みたいじゃないの!」
「私は、最初っから500万円が希望だと言っていたでしょ。」
「なんで、1100万円も取って来るのよ!もう、親族と顔を会わせられないでしょ!」
かなりの激怒です。
何故、依頼人の希望と結果が合わなかったのか?
私は、興味を持ち、トコトン聞いてみました。5時間。
以下の理由が考える事が出来ました。
・ 依頼人の話がまどろっかしい、全然話が進まない。これに、弁護士が嫌気を
さして、打ち合わせがしっかりできていない。
・ 依頼人の希望の優先順位が、しっかり決まっていなかった。もしくは、伝わっていない。
・ 弁護士が適当に仕事をしてしまった。結局、お金が多い方がいいでしょ。と、自分の
価値観で交渉をした。
・ 弁護士が成功報酬金が欲しくて、金額・金額と交渉した。
以上が、考えられました。
一番の問題は、弁護士側による打ち合わせ不足です。
中間報告・打ち合わせ・展開の説明・報告。これをしていないのです。
調停やって、話し合いすればいいでしょ。って、完全に型にはめたやり方で、何故弁護士に
依頼したのか?最初の希望事項を忘れていたのです。
依頼人は、末っ子だから相続はそんなに希望していない。
ただ話し下手だし、念の為に弁護士を入れたのです。
1100万円欲しかったのではなくて、500万円だけで良かったのです。
結局、お金が欲しい意地悪な叔母ちゃんとの評価になったそうです。
結局、依頼人と弁護士の打ち合わせ不足が原因です。
他人の問題点を見せられて、自分自身も注意しないといけないと考えました。
しかし、5時間の打ち合わせは、正直嫌気がした。
帰り際に、スーパーに行って「イチゴ」を買って来てくれた。
俺の5時間が、イチゴです。
ありがたい事です。 感謝。
今日は、報告書作成です。
疲れた。