ぐらです。



ポケモンGOが空前のブームとなった今、街はトレーナーで溢れ返っていた。


そんな中、言葉にできない違和感を覚えていたある男はゲームをプレイしないでいた。
しかし学校だろうがアルバイト先だろうが、話題に上がるのはポケモンGOのことばかり。
ついには家族までもポケモンGOにハマってしまい、男はいよいよ本気で嫌悪感を覚えるようになっていた。


そんな毎日にうんざりしていたある日、道路で泣き崩れた婦人と出会う。
話を聞くと「私のポケモンが車に轢かれて死んでしまった」と言う。
頭のおかしい人もいるものだとその場を離れる男だったが、彼はあることに気がついた。


街でポケモンGOをプレイしている人たちが、誰一人スマートフォンを手にしていなかったのだ。


何も手に持たずにポケモンを追いかける人々の姿がそこにはあった。
人々はポケモンGOに夢中になるあまり、ポケモンの幻影を追いかけるようになっていたのだ。

その光景に恐怖を感じ、急いで家に帰るが、彼の家族すらも幻影を追いかけている始末。
男は母親を必死に諭すが、狂人と化した母親は馬耳東風。
ついに男は、母親に病院へ連れて行かれてしまった。

“皆に見えているはずのものが見えない”

という病とみなされた男は、精神病棟に隔離されてしまうのであった。



タモ●「街に溢れるモンスターというのは、実はポケモンGOにのめりこんでしまった、我々人間たちのことなのかもしれません」

 

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