続・マスタリングのお話し7(DAWソフト)
こんばんわ。本日も「続・マスタリングのお離しっ!」シリーズ。これで7話目。
さすがにタイピングするだけでも疲れてきました。。_| ̄|○ユビガイタイ…
だいぶ長々と書きましたね。文字数ハンパないです。書籍にしたら100ページぐらいでしょうか。
まだ。終わりが見えてこないところが切なくも儚い物語です。【´,_ゝ`】プッ
もうグダグダと前フリをする気力すら失せかけてきたので本題にさっさと逝きましょうw
俺のマスタリングの工程と信号の流れとマスタリング・システムのおさらい。↓こちらです。
1.ProToolsでプレイバック。(音作りとプレイバック)
2.Rosetta200でアナログ出し。(DAコンバーターからアナログ出し)
3.アナログ機器を通す。(通さない場合も)
4.MR-2000Sに録音。(マスターレコーダー)
5.PEAKでマスタリング(波形編集、リミッター、ディザ、DDPマスター/CD-Rマスター作成)
上の工程の1がこの記事。2がこの記事。3と4がこの記事で説明しています。
で。本日からやっとこさ。最後の工程になる5番目のお話し。作業的には最後のお話しですが。
実は。ここからが本当の意味でのマスタリングの本題のお話しに入っていきます(汗
本一冊分の内容をブログで書くとこうなってしまうという失敗例を現在も進行中(ノ∀`)
PEAKに素材を読み込む時点での音源の音圧はRMS値で言えば最大でもだいたい-10dbにかかる程度。
低いものだと-13dbだったり-16dbだったりと素材によってまちまちですが、
ピークレベルでは最大で-1db付近になっているように毎回、調整をしています。
ここまではコンプとEQだけで音を調整していますので当然ながらリミッターは使っていません。
逆に言えばリミッターに頼らずきちんと必要な量感と音量レベルを稼いでおくということです。
最近のプラグインのリミッターは簡単で。深くかけていくだけでもそれなりの音圧は得られますが。
どうしてもそれだけだと全体的に音質がブーミーになってしまったり、
サビなど一番楽曲が盛り上がるところで逆に音がリミットされて歪んでしまい盛り下がったり。
まぁ。そーいったことが起きないように。リミッターを使う前段階の工程はすごく大事なんですね。
ブーミーさが楽曲に良い結果を出したりもしますので。適材適所ですが。
ここまでの作業を楽曲ごとに別々のやり方をしていると。なかなかに時間がかかってしまいます。
なにより基準がないと無駄に悩んでしまって作業が先に進まなかったりしますので。
なので作業手順は楽曲の雰囲気やジャンルに関係なく統一しているんですね。(´◉◞౪◟◉)
仕事だから毎回の作業に意識、感覚のブレやズレが無いように。というのも当然ありますが。
基準とやり方を決めて作業する方が最終的な出来映えにも大きく影響するのだと思います。
研究することは大事ですが。仕事で行う時は基本的に毎回の流れに沿って行います。
あと。自分の場合。マスタリングでの過度な音作りは基本的にしません。(する場合も多いけどw
でも。最終的には元に比べてハリときらびやかさが何かしら足されている。気がする。
そんな程度。て。言っても。このハリとかきらびやかさってのが。何よりも難しいですけどね。
楽曲やジャンルによってそれは意味が変わってくるので。まずその箇所を探すところから。
ポップスやロックでのハリが高域だとしてもジャズなんかだと低域にハリがあったりもしますし。
何を出したいか。ではなく。何を残すか。という感覚で作業するのも大事なこと。
また。ごく微妙な変化であってもミックスのバランスを全て台無しにしてしまう場合もあります。
そこらへんは日々勉強、研究、経験な。現在進行形の勉強中な青二才な若造なのです。
そんな感じに音を作っています。たぶんリスナーにとっては微妙な程度なんですけどね…( ̄▽ ̄;)
あと。音圧ですけども。楽曲に関わらず無闇に上げたり下品な音圧っていうのは確かに嫌いですが。
そうは言ってもアーティスト側が必要と思う音圧っていうのもすごく大事な部分だと思います。
ある音源が他の音源に比べて単純に音が小さいと感じれば。それはやっぱり迫力にかけますし。
バリバリなロックな曲で重低音効かせつつな音源やクラブ音源のような爆音サウンドは、
歪んだりブーミーになってもレベルが天上に張り付いているぐらいの方がカッコ良いですよね。
逆にダイナミクス幅の大きいアコースティックな楽曲やクラシカルな曲調では、
やっぱりピアニッシモの部分は出来るだけ残しておいた方が音の豊かさをリスナーに届けれます。
音圧がどうだとか。そういうのは抜きにして。潰すならがっつり潰しますし。残すなら残す。
ひとまず楽曲に必要な音圧なりダイナミクスは尊重したいと思っています。自分の場合はですが。
(以上、森本○オ風)
さ。そんなわけで。そんな思いを胸に抱きつつ。本日は余談を少々www
俺がマスタリングに使用するソフトはBIASのPEAK。国内代理店は現在はサンミューズさん。
てかPEAK。さっさとマルチトラックに対応して頂きたい。近日対応予定のまま年が変わっちまったw。
情報だけを先に出回して近日対応のまま延期で引っ張るのは最近の海外メーカーのお約束ですw
何気にPEAKは32bit/10MHzまで対応してたりする。
10Mってなんぞ?な状態ですがw
いつかスペックをフルで活用出来る日が来る事を心待ちにしております。
プラグインも標準でマスタリングに必要なものが一通り揃っていますが。
他のDAWソフト同様にサードパーティー製のプラグインを追加することも当然ながら可能です。
PEAKの対応はVST/AUとなっていますので。主要メーカーのプラグインは問題なく使えます。
こういったマスタリングソフトとProToolsなどのDAWと何が違うかと言えば。
まずは2ch(もしくは数ch)の単一のオーディオの処理に特化してるということ。
ようはマルチトラックで複数の音を同一時間上でミックスする前提のソフトではなく、
最初から単一のオーディオを個別に処理がしやすいように設計されています。
標準のプラグインもそのほとんどがマスタリング向けの高品質なものが多いです。
画面に表示される波形の解像度が高いというのも特徴の1つ。
操作は基本的には同じですが。その点が違う分、画像のビューの設定等が波形編集向けであったり。
別のオーディオの前後をクロスフェードで繋げたり、逆に切り離したり。
単一のオーディオの前後の調整などのタイム編集。そういった作業での操作性に違いがあります。
またCPUへのバッファサイズの設定。データを一時的に溜め込んで音を出すまでの時間の程度ですが。
PEAKは24bit/44.1kHzで最大8192サンプルまでバッファを溜め込んで音を出す事が出来ます。
これはマスタリング等でのオーディオの編集の場合、再生軸のズレが大きな問題にならないからと。
マスタリングでの作業はどうしても負荷が重くなるからという理由もあります。
それにマスタリグソフトはオーディオをデータ化して高品質なマスターデータを作れる点もあります。
ようはDDPイメージファイルやオーディオCDの作成であったりエラーチェックが出来るということ。
ただ。マスターデータとしてのDDPイメージファイルが作れるという点だけで言えば、
最近は一般的なDAWソフトにもマスタリング機能が標準で付属しているものも幾つかあります。
例えばAppleのLogic Studioは付属のWaveBurnerを使ってDDPイメージファイルが作れますし。
低価格DAWのPresonusのStudio One Professionalも同様にマスタリングの機能を備えています。
実際に作れるDDPイメージファイルの精度がどれぐらいのものかは分かりませんが。
こういったDAWであればレコーディングからミックス、マスタリングまで一貫して行えます。
もちろんCD-RなどにデータをリッピングしてオーディオCDの作成も簡単に出来ます。
個人の場合だとこういったソフトの方が予算的に安く済みますし使い勝手も良いですよね。
また。単純に音源を自分でCD-Rなどに焼いてオーディオCDとして聴きたいのであれば。
Windows Media PlayerやiTunesを使ってライティングすることも出来ます。
製品のライティングソフトだと簡易なマスタリング機能が装備されていたり、
細かなフェード処理がなども出来たりします。が。まぁ。あんまり需要はないのじゃないかと。
Windowsならフリーのライティングソフトで良いものが沢山あるのも実情なので。
なのでライティングソフトの紹介は面倒くさいので割愛(°∀°)b www
はい。そんなわけで。。
本日は余談で終了(°∀°)b
まぁ。余談というか。前フリですね。
次回からPEAKを使ったマスタリングのお話しをします。つーか。そもそもそれが今回の本題w
STUDIO Air Room (PCサイト)
Twitter → http://www.twitter.com/gaku4321
PRESONUS Studio One Professional 2 クロスグレード版
¥28,800 楽天
さすがにタイピングするだけでも疲れてきました。。_| ̄|○ユビガイタイ…
だいぶ長々と書きましたね。文字数ハンパないです。書籍にしたら100ページぐらいでしょうか。
まだ。終わりが見えてこないところが切なくも儚い物語です。【´,_ゝ`】プッ
もうグダグダと前フリをする気力すら失せかけてきたので本題にさっさと逝きましょうw
俺のマスタリングの工程と信号の流れとマスタリング・システムのおさらい。↓こちらです。
1.ProToolsでプレイバック。(音作りとプレイバック)
2.Rosetta200でアナログ出し。(DAコンバーターからアナログ出し)
3.アナログ機器を通す。(通さない場合も)
4.MR-2000Sに録音。(マスターレコーダー)
5.PEAKでマスタリング(波形編集、リミッター、ディザ、DDPマスター/CD-Rマスター作成)
上の工程の1がこの記事。2がこの記事。3と4がこの記事で説明しています。
で。本日からやっとこさ。最後の工程になる5番目のお話し。作業的には最後のお話しですが。
実は。ここからが本当の意味でのマスタリングの本題のお話しに入っていきます(汗
本一冊分の内容をブログで書くとこうなってしまうという失敗例を現在も進行中(ノ∀`)
PEAKに素材を読み込む時点での音源の音圧はRMS値で言えば最大でもだいたい-10dbにかかる程度。
低いものだと-13dbだったり-16dbだったりと素材によってまちまちですが、
ピークレベルでは最大で-1db付近になっているように毎回、調整をしています。
ここまではコンプとEQだけで音を調整していますので当然ながらリミッターは使っていません。
逆に言えばリミッターに頼らずきちんと必要な量感と音量レベルを稼いでおくということです。
最近のプラグインのリミッターは簡単で。深くかけていくだけでもそれなりの音圧は得られますが。
どうしてもそれだけだと全体的に音質がブーミーになってしまったり、
サビなど一番楽曲が盛り上がるところで逆に音がリミットされて歪んでしまい盛り下がったり。
まぁ。そーいったことが起きないように。リミッターを使う前段階の工程はすごく大事なんですね。
ブーミーさが楽曲に良い結果を出したりもしますので。適材適所ですが。
ここまでの作業を楽曲ごとに別々のやり方をしていると。なかなかに時間がかかってしまいます。
なにより基準がないと無駄に悩んでしまって作業が先に進まなかったりしますので。
なので作業手順は楽曲の雰囲気やジャンルに関係なく統一しているんですね。(´◉◞౪◟◉)
仕事だから毎回の作業に意識、感覚のブレやズレが無いように。というのも当然ありますが。
基準とやり方を決めて作業する方が最終的な出来映えにも大きく影響するのだと思います。
研究することは大事ですが。仕事で行う時は基本的に毎回の流れに沿って行います。
あと。自分の場合。マスタリングでの過度な音作りは基本的にしません。(する場合も多いけどw
でも。最終的には元に比べてハリときらびやかさが何かしら足されている。気がする。
そんな程度。て。言っても。このハリとかきらびやかさってのが。何よりも難しいですけどね。
楽曲やジャンルによってそれは意味が変わってくるので。まずその箇所を探すところから。
ポップスやロックでのハリが高域だとしてもジャズなんかだと低域にハリがあったりもしますし。
何を出したいか。ではなく。何を残すか。という感覚で作業するのも大事なこと。
また。ごく微妙な変化であってもミックスのバランスを全て台無しにしてしまう場合もあります。
そこらへんは日々勉強、研究、経験な。現在進行形の勉強中な青二才な若造なのです。
そんな感じに音を作っています。たぶんリスナーにとっては微妙な程度なんですけどね…( ̄▽ ̄;)
あと。音圧ですけども。楽曲に関わらず無闇に上げたり下品な音圧っていうのは確かに嫌いですが。
そうは言ってもアーティスト側が必要と思う音圧っていうのもすごく大事な部分だと思います。
ある音源が他の音源に比べて単純に音が小さいと感じれば。それはやっぱり迫力にかけますし。
バリバリなロックな曲で重低音効かせつつな音源やクラブ音源のような爆音サウンドは、
歪んだりブーミーになってもレベルが天上に張り付いているぐらいの方がカッコ良いですよね。
逆にダイナミクス幅の大きいアコースティックな楽曲やクラシカルな曲調では、
やっぱりピアニッシモの部分は出来るだけ残しておいた方が音の豊かさをリスナーに届けれます。
音圧がどうだとか。そういうのは抜きにして。潰すならがっつり潰しますし。残すなら残す。
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さ。そんなわけで。そんな思いを胸に抱きつつ。本日は余談を少々www
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プラグインも標準でマスタリングに必要なものが一通り揃っていますが。
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こういったマスタリングソフトとProToolsなどのDAWと何が違うかと言えば。
まずは2ch(もしくは数ch)の単一のオーディオの処理に特化してるということ。
ようはマルチトラックで複数の音を同一時間上でミックスする前提のソフトではなく、
最初から単一のオーディオを個別に処理がしやすいように設計されています。
標準のプラグインもそのほとんどがマスタリング向けの高品質なものが多いです。
画面に表示される波形の解像度が高いというのも特徴の1つ。
操作は基本的には同じですが。その点が違う分、画像のビューの設定等が波形編集向けであったり。
別のオーディオの前後をクロスフェードで繋げたり、逆に切り離したり。
単一のオーディオの前後の調整などのタイム編集。そういった作業での操作性に違いがあります。
またCPUへのバッファサイズの設定。データを一時的に溜め込んで音を出すまでの時間の程度ですが。
PEAKは24bit/44.1kHzで最大8192サンプルまでバッファを溜め込んで音を出す事が出来ます。
これはマスタリング等でのオーディオの編集の場合、再生軸のズレが大きな問題にならないからと。
マスタリングでの作業はどうしても負荷が重くなるからという理由もあります。
それにマスタリグソフトはオーディオをデータ化して高品質なマスターデータを作れる点もあります。
ようはDDPイメージファイルやオーディオCDの作成であったりエラーチェックが出来るということ。
ただ。マスターデータとしてのDDPイメージファイルが作れるという点だけで言えば、
最近は一般的なDAWソフトにもマスタリング機能が標準で付属しているものも幾つかあります。
例えばAppleのLogic Studioは付属のWaveBurnerを使ってDDPイメージファイルが作れますし。
低価格DAWのPresonusのStudio One Professionalも同様にマスタリングの機能を備えています。
実際に作れるDDPイメージファイルの精度がどれぐらいのものかは分かりませんが。
こういったDAWであればレコーディングからミックス、マスタリングまで一貫して行えます。
もちろんCD-RなどにデータをリッピングしてオーディオCDの作成も簡単に出来ます。
個人の場合だとこういったソフトの方が予算的に安く済みますし使い勝手も良いですよね。
また。単純に音源を自分でCD-Rなどに焼いてオーディオCDとして聴きたいのであれば。
Windows Media PlayerやiTunesを使ってライティングすることも出来ます。
製品のライティングソフトだと簡易なマスタリング機能が装備されていたり、
細かなフェード処理がなども出来たりします。が。まぁ。あんまり需要はないのじゃないかと。
Windowsならフリーのライティングソフトで良いものが沢山あるのも実情なので。
なのでライティングソフトの紹介は面倒くさいので割愛(°∀°)b www
はい。そんなわけで。。
本日は余談で終了(°∀°)b
まぁ。余談というか。前フリですね。
次回からPEAKを使ったマスタリングのお話しをします。つーか。そもそもそれが今回の本題w
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