71号の内容から
あとがき 雨宮正子
3.11東日本大震災は学校給食にとってさまざまな問題をもたらし
ました。
被災された方々に心より哀悼の辞を申し上げます。この災害によっ
て学校給食は実施することも困難になった地域や、食材集めの大変さ
などなど多くの問題をもたらしました。同時に「センターや民間委託
などでは給食が作れず実施できない」こともわかりました。
7月15日に文部科学省が「緊急時に対応できる給食」について対
策を立てるよう指示しました。しかし、現実に委託では、調理員など
職員が出勤しないため給食は中止というところが多く出ました。
また、センターでは調理室が地元の学校とは距離的に離れているた
め炊き出しのために調理室の活用はできませんでした。
こうした問題を解決するためには直営の自校方式でなければ災害な
どの緊急時に炊き出しなどはできないことが分かりました。
これを踏まえてできる限り学校給食は直営の自校方式に変えさせて
いくことが大切です。
また放射能の汚染による地域調査のため測定機設置の要求が高まっ
ています。
国としての予算はやっと17県に6基づつつきましたがとても足り
ません。さらに要求を高めていきましょう。
72号 近日中発行します