力を抜いて、全力を出す。 | 塾長の日記

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水彩画のこと、横浜画塾のこと、スケッチのこと、時事ネタ、美術全般のことアコースティックを中心とした音楽のこと、季節の移り変わり、おいしいもの、おもしろいところ…なんでも気づきのままに。

以前、このブログでも "ルーティン ワーク" については書きました。

私は、常々"がむしゃらにガンバル" ことに不信感というか、馴染めないものを感じています。団塊の世代後の"三無主義"と言われた世代であることも一因かと思いますが、美術という世界、あるいは"文化"的なこと全体に言えることかもしれない "個と世界を客観視する" 癖がついているからだと勝手に推測しています。要するに "ひねくれたいやなやつ" と言えるかもしれません。(^_^;)

そして、持てる力は "がむしゃらにガンバル" だけでは絶対に最大限には発揮できないということを、絵を描くことによって体感的に知っているからだと思います。

またしても内田樹氏の本『最終講義 生き延びるための六講』からの引用で恐縮です。

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全く同じ考えなので、本当に驚きました。ルーティン大好きであること。また、その理由。“ハレとケ”のことを描いた時も“晴れ舞台”より淡々とした“日常”が好きというようなことも書いた記憶があります。

特に絵を描き始め50歳を過ぎたころからその自覚は強まっています。


そして、今日の力の抜けた力作。
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14・7cm×10cm "Early Summer"


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