私は、常々"がむしゃらにガンバル" ことに不信感というか、馴染めないものを感じています。団塊の世代後の"三無主義"と言われた世代であることも一因かと思いますが、美術という世界、あるいは"文化"的なこと全体に言えることかもしれない "個と世界を客観視する" 癖がついているからだと勝手に推測しています。要するに "ひねくれたいやなやつ" と言えるかもしれません。(^_^;)
そして、持てる力は "がむしゃらにガンバル" だけでは絶対に最大限には発揮できないということを、絵を描くことによって体感的に知っているからだと思います。
またしても内田樹氏の本『最終講義 生き延びるための六講』からの引用で恐縮です。
![$塾長の日記](https://stat.ameba.jp/user_images/20120505/16/gajuku-jukucho/2e/29/j/t01940605_0194060511955518523.jpg?caw=800)
全く同じ考えなので、本当に驚きました。ルーティン大好きであること。また、その理由。“ハレとケ”のことを描いた時も“晴れ舞台”より淡々とした“日常”が好きというようなことも書いた記憶があります。
特に絵を描き始め50歳を過ぎたころからその自覚は強まっています。
そして、今日の力の抜けた力作。
![$塾長の日記](https://stat.ameba.jp/user_images/20120505/20/gajuku-jukucho/ed/ed/j/t02200329_0391058411956065880.jpg?caw=800)
14・7cm×10cm "Early Summer"
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![$塾長の日記](https://stat.ameba.jp/user_images/20120123/21/gajuku-jukucho/cd/2d/j/t01180160_0118016011751784100.jpg?caw=800)
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![$塾長の日記](https://stat.ameba.jp/user_images/20120123/21/gajuku-jukucho/39/bc/j/t01200160_0120016011751766704.jpg?caw=800)
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