塾長の日記

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水彩画のこと、横浜画塾のこと、スケッチのこと、時事ネタ、美術全般のことアコースティックを中心とした音楽のこと、季節の移り変わり、おいしいもの、おもしろいところ…なんでも気づきのままに。

皆さんに、一つ質問。 

 

 

明るい(光が当たる)ところは薄く描く(水が多い)? 

暗い(陰になる)ところは濃く描く(水が少ない)? 

 

 

 

 

私は必ずしもそうは思わない。 

というより全く逆の場合が多いと思う。 

 

 

 

 

晴れの日と、曇りの日を考えてみてほしい。 

 

ご承知の通り、“晴れ”は太陽が雲にさえぎられることなく、地上に光が直接あたった状態。 

五月晴れの日は、木々も花も色鮮やかで、暗い影がクッキリして、輪郭もはっきりしているよね? つまり、光たっぷりで“よく見える” 

 

 

そして、“曇り”は、太陽が雲に遮られて地上は雲の陰に入った状態。 

梅雨時の鬱陶しい日は、色は消え、陰らしい陰もなくぼんやりして、輪郭もあいまいだよね? 

つまり、光が足りず“よく見えない”。 

 

 

 

光の当たったところは“晴れ”、陰の中は“曇り”
と考えてみるととても分かり易い!

 

 

 

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左の木とその下は陰っているのでコントラストは弱くほとんどシルエット、光の当たった右の壁、人、遊歩道はハッキリ。明るい新緑は濃い黄緑!

 

 

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右の建物はほとんど影で色も形も良く見えない。ドンヨリ、ボンヤリ。

左の明るい壁は明るい壁と窓のコントラストが強い。クッキリ、ハッキリ。

 

 

水彩画の場合、“明るい = 薄い”、“暗い = 濃い” と思っているといつまでたってもバルールの調整はできないだろう。

 

 

 

【関連記事】 

“明るい”と“薄い”は違うのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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