12月13日19時頃(現地時間)、無事にパリの凱旋門でこの旅のゴールを向かえました!


最終日なのにメカトラ→警察に連行、というイベントつき(笑)


今、先輩のお宅でお世話になってます。シンガポールのときと同様、異国の地で歓迎されるってうのは幸せを感じる。





ゴールの実感・・・は全く無い。


旅が終わったことへの喜びも寂しさもない。



「ゴール」

ずっと特別なもんだと思ってた。

300日も旅してきた感慨が、今日1日に爆発されると。


でも、ゴールなんてもんはもっと何気ないもんなんだなー、って今は思う。



サバンナで迷子になったり、カメラ盗まれたり、凍傷にかかったり、入国拒否されたり、感染症にかかったり、ぼったくられたり、偽警官に会ったり、ゲイにレイプされそうになったり、、、、、、、、、


ハードルを越えていったときのリアルな感情が懐かしい。




僕はどうしようも辛くなったとき、後ろを振り返る。


すると、道が続いている。

自分が越えてきた道だ。


この道に残った「足跡」がひどく誇らしくなる。


「良くこんな道越えてきたなー」、って思いながら、ちょびっとだけ前へ進む勇気が出て、また進む。



その繰り返し。


だから特別な瞬間なんて、ないのかもしんないね。

さすがに凱旋門を見たときは興奮したけど。





とにかくつかれた。

自分の体臭にうんざりしたり、坂を見るたびに戻ろうとしたり、雨でやる気をなくしたり、メカトラでサイクリング終了って思ったり、飯をどうしようか悩んだり、壊れたテントを張ったり、明らかに不衛生な飯を作ったり、クラクションに対しファックと叫んだり、独り言で3時間盛り上がったり、なれない英語を話したり、会話の内容がいつも同じだったり、洗面台で洗濯したり、3日に1回くらいのシャワーで3日分髪を洗ったり、ホステルの朝食を持ちきれないほど持っていったり、、、


する必要が無いと思うと現実感が無い。

現実離れしたことしてるのにね。


この感情は明日にはどうなってるかな?帰国したらどうなってんかのな?1年後にはどうなってんのかな?


でも、

後悔しない旅、だった。


これはいえるかな。