「震度6強で倒壊の危険性大」との耐震診断が出ている茨城県取手市役所の議会棟で8日、6月定例会が開会し、出席議員27人と答弁者の市職員15人が防災ヘルメットを用意して本会議に臨んだ。

 議会棟は1970年完成の鉄筋コンクリート2階建て。駐車場上に位置する2階の本会議場は特に危険とされた。使用中止も検討されたが代替場所がなく、万が一に備え、各出席者の机の下にヘルメットを持ち込んで開会することにした。傍聴席は立ち入り禁止とし、傍聴希望者はロビーのモニター画面を見てもらう。

 午前10時の開会前には、議員がやや緊張した様子でヘルメットをかぶってみたり、あごひもを調整したりしていた。ある議員は「いざという時の心構えが大切」と話していた。

 耐震補強工事が完了する来年8月まで、本会議はヘルメットを用意して行われる。

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