シャッタースピードの設定 | 映像クリエイターよっしーブログ

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誰にでも高画質の映像を簡単に撮って編集できる時代。ですが、少しの知識やアイデアがあればもっと良い映像が出来上がります。
よっしーはそんな人達の為に自分が得た知識をシェアしていこうと思います。

動画を撮影後、確認したらチラチラしている…そんなことはないですか?


これは「フリッカー現象」と言ってシャッタースピードが原因で起こります。

以前のホワイトバランスとケルビン値の記事から前後してしまいすみません。


カメラの設定で一番初めに決定させるのは、シャッタースピードの設定になります。


なぜ、一番初めに設定するのかというと蛍光灯や被写体など、撮影場所の状況下で自動的に決定されてしまうからです。



シャッタースピードは何分の1という設定になります。

これは一コマを何分の1でシャッターを開いているのかという設定になります。

例えばシャッタースピードが1/60だとすると、

一コマ、1/60秒分の光を集めているということになります。

なので、シャッタースピードを遅くすれば、より多くの光を集められるので明るくなり

早くすれば少ない光を集めるのでその分、暗くなります。


でもなぜ、これが一番初めに設定しなければいけないのかというと、


フリッカー現象が原因です。

蛍光灯やテレビ等は目に見えない速度で点滅をしているものが沢山あります。

この点滅の周波数とシャッタースピードのタイミングがズレていると

フリッカー現象を起こし、チラチラした画面になります。

そうならない為に、初めにシャッタースピードを設定します。

そして東日本、西日本で点滅の周波数が違います。

東日本は50Hz、西日本は60Hzですので、これに合わせます。

東日本のシャッタースピードは1/50か1/100に設定

西日本のシャッタースピードは1/60か1/120に設定します。


また、カメラがインターレースの場合は1/50、60/1では足りないかもしれないので

その場合は1/100か1/120に設定してあげるのが良いかと思います。


インターレースの事はまた別の機会にお話ししようと思います。