写真では少し分かりにくいかもしれませんが、指先に近い第1関節がポコポコと出っ張って、少し赤くなっています。
現在別件で来院中の患者さんが数年前に、写真の状態の指を見た同僚の方に
「それリウマチじゃない?早く病院行った方がいいよ!」と言われたそうです。
同僚にあおられて、慌てて某大学病院に行った患者さんでしたが、医師からの一言は、
「こんなのでこないでください」だったそうです ^_^;
ちなみに写真にある、指の第1関節の状態を「ヘバーデン結節」と言います(医師の診断済み)。
ヘバーデン結節とは、指の第1関節の変形性関節症です・・・・変形性関節症って何?って話ですよね。
「変形性関節症」とは簡単に言うと、中年以降に発症しやすい、関節の骨や軟骨の変形です。
他に例を挙げると、お年寄りがよく「膝が痛い」と言ってたり、さらに骨や軟骨の変形によってO脚になったりするやつです。
確かに、リウマチなんかでも指の関節が変形したりしますが・・・・写真のように、指の第1関節だけが変形している場合は、ほぼリウマチではない、といわれています。
それを知っていれば、この患者さんも慌てて大学病院に行くこともなかったでしょうし、医師に「こんなのでこないでください」と、キツく言われることもなかったでしょう。
医師の気持ちも分からなくはないですが・・・・そうは言われても一般の方は分からないですよねえ^_^;
リウマチかも、と注意すべきは、実は第2関節や指の付け根の関節の変形なのです。(ややこしくなるので、今回親指は省いています)
さらに、朝起きた時に指の関節に「こわばり」が1時間以上続くようなら、リウマチの可能性は高くなります。
こういった症状に当てはまるようでしたら、もしくは心配でしたら、医師にご相談されるとよいでしょう(私は医師ではありません)
ただし、いきなり大学病院に行くのではなく、近所の整形外科等で診察してもらってからでいいと思います。必要であれば紹介状も書いていただけるハズです。
ここが重要です!紹介状なしに、いきなり大学病院に行きますと、初診料が高くつくことがあります。
実はこの患者さんも紹介状もなしに、いきなり大学病院に行かれたものですから、初診料が5000円ほどかかったそうです(@_@;)
※余談になりますが、リウマチは整骨院の範囲ではありませんので、リウマチに関するご質問等は私ではお答えすることができません。あらかじめご了承くださいm(__)m。
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