民主党の安住淳選挙対策委員長は14日、静岡市内で記者会見し、夏の参院選静岡選挙区(改選数2)に現職と新人の2人を擁立する従来方針を維持すると発表した。菅直人首相(党代表)から12日、指示を受けたと明かした。候補者の一本化を求めてきた県連の牧野聖修会長も会見に同席し、受け入れる考えを示した。

 会見には、公認擁立を決めている現職、藤本祐司氏と新人、中本奈緒子氏が同席。安住氏は会見で、菅内閣の発足で支持率が急回復したことに触れ「共倒れの危機は一時よりも低くなった」と指摘した。

 同選挙区をめぐっては鳩山内閣当時、県連側が共倒れを懸念し、藤本氏の単独擁立を決め、党本部に理解を求めた。しかし、小沢一郎前幹事長の主導で党本部が中本氏の追加擁立を決定していた。

 県連側は、鳩山由紀夫前代表、小沢前幹事長の辞任を受け、菅新執行部に候補者を一本化するよう改めて要求していた。【平林由梨】

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