内部被曝の測定方法とホールボディカウンタの構造
前のブログで東京電力の女性社員が内部被曝していたこと、
外部被曝との合計で、法令で定められた上限を超過していたこと、
これらが原子力安全・保安院に報告され、厳重注意されたこと
を書きました。
でもどうやって内部被曝の方法を計るのか?
素朴な疑問がありましたので、ちょっと調べてみました。
文部科学省の委託事業として公益財団法人原子力安全研究協会の
サイトに詳しくのっていました。
ホールボディカウンタの構造と体内放射能の測定
http://www.remnet.jp/lecture/seminar/H21kisoII02.pdf
全部読めないよという人向けにまとめました。
ホールボディカウンタでの測定方法
・鉛などで密閉されたバックグラウンドの影響を受けにくい部屋で測定
・汚染された衣服などを脱衣し、体の汚染部位の除染
・椅子や寝台に体を固定し、専門の計測器具で計測
・それでも全ての内部被曝を検出できるわけではない
東京電力は社員の健康管理には気をつかっているなあ(嫌味です)
という気持ちと、高濃度内部汚染の可能性が高い人は
希望すればこの検査は受けられるのだろうかと思いました。
一般人は線量計を持ち歩いているわけではないですからね。