あの人が生きたかった時代に生きている。 | 専業トレーダーブログ

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僕は、FX専業トレーダーという人生を選んだんだ。日々の生活から考え方・トレード検証まで。



普段、ちょっとしたことで怒ってしまったり不満を感じたり、不安を感じることもあるはずだ。そういう時は決まって、今自分が生かされているということを忘れてしまっている。


僕らは、本当に恵まれた国・恵まれた時代に生きている。今のこの状態が当たり前になってしまって、ちょっと不便や不快を感じただけで、怒りや不満を爆発させてしまっている。


戦時中を生きてこられた方は、日々懸けるものが命だった。今のこの時代を夢見て、自分の命が次の時代の役に立てればとたくさんの方が亡くなった。そうした方々の命なくしては、きっと今はなかっただろうし、今の自分もないはずなんだ。



食べる物に困ることもなければ、寝るところに困ることもない。好きな職に就く自由があるし、好きな人と結婚する自由がある。好きな所に住んで良いし、好きなように生きていい。

これだけの環境を与えられて、少々のことで不満を感じたりすると、本当に自分が情けなくなる。日々懸けるものが命だった先達と比べて、どれだけ自分が鼻くそかと恥ずかしくなる。



古くさい考え方だと思われる方もいるだろうけど、僕は今、そうした人達が生きたかった時代に生きているという感謝は忘れたくない。

その原点に帰ることができれば、今感じてる少々の不満や不都合なんて、本当に取るに足らないものだと感じることができる。そんな小さなことで心を乱している自分が、恥ずかしくなるんだ。


次の世代を担う子供達が大きくなって、僕らの世代を見たとき、そんな風に尊敬の目でみてもらえるような時代を作っていくことができるかどうか。

一人の力では大きなことはできないけれど、次の時代にしっかり繋げていける今を自分なりに作っていきたいんだ。



*アメリカには、ケネディ・センター名誉賞という毎年優れた芸術家に送られる賞がある。下記の動画は、ロックの分野で功績を上げたスプリングティーンに、英国のスティングが、スプリングティーンのThe Risinngという歌を賞賛を込めて送っています。

聴衆のためではなく、彼一人に向かって歌って賞賛するという形式で、アメリカらしい祭典。国をまたいで本物に対して賞賛し、スプリングティーンとスティングの本物同士が言葉がなくとも繋がっている様子が、表情に表れている。

聴衆の方の彼へのリスペクトも、表情が物語っています。本物には、触れるだけで全ての人の心を動かす強い何かがある。




*FXトレードに興味のある方は、こちらのブログもよろしく。