ひと言で書き表すと、昨日はなんだか「もやもやした一日」だった。
いつもなら日曜は休み。
けれど次の日が祝日であることから昨日は仕事だったのだ。
しかし、その前日までに入った予約は、たったの一件のみ。
そのせいで仕込もほとんど無かった。
なので、いつもように朝から職場へは入らずに昼過ぎからの出勤で、それでリズムが違ったせいもあるのだろう。
そして、肝心の営業が始まっても、予約客以外は二組のお客しか入らずで……
そんな具合で、仕事ではあっても何もかもがユルくて張り合いがなかったせいもあるのかもしれない。
たぶん自分の中で、「やっている感」や「やりきった感」がなかったのである。
加えて、ここのところ、ずっと自分の中で燻っているイライラ……
それも、「もやもや」の一因。
だが、そのイライラは、いまは詳しくは書けないけれど、現段階では、まだ大きく爆発させるほどのものでもなく、よってそれ故に、自分の中でずーっと燻っているのである。
燻り続けている小さなもやもやの火種。。。
こういうのが、実に厄介である><
本当ならばこんな時は、おもいきり屋外を走ってストレス解消!
……と、ゆきたいところなれども、、、
このところの天候不順で、たとえ時間はあってもそれも果たせず。。。また、タイミングが、なかなか合わないんだな。。。自分の都合と、天候の良し悪しって。。。
自宅近くに無料でアリーナの廊下を走らせてくれる大きな体育センターがあるけれど、休日のたびいつもなんらかの大会が行われているため、使わせてはもらえないしね。。。
こんな風になにもかもが微妙に噛みあわなくて募るもやもやした感情って……
みなさんにもありますか?
ま、訊かなくても、きっとみんなあるよね^^;
そんなもやもやした感情を抱えたまま夕べ帰宅してみると、夜の11時半を過ぎた頃だというのに、まだテレビドラマをやっていて、いつもならすでにその時刻は床に就いているはずのウチの母親が夢中になってそれを観ていました。
三谷幸喜脚本の「オリエント急行殺人事件」。
言わずと知れたアガサ・クリスティー原作。
そして、言わずと知れた超有名なストーリー。。。
現在の金曜ロードショーがまだ水曜ロードショーだった頃の昔から、テレビでも過去に何度も繰り返し放送されていたから、もちろんオチはわかっている。
わかってはいるんだけども、これをどのように話とキャストを日本と日本人オールスターキャストに置き換えて再現できているのか?
そこが見どころだと思ってボクも録画してあったのだった。
で、すぐに観た。
さすがに三谷幸喜w
中学生の頃に観て彼が影響を受けたという件のハリウッド映画版が下敷きになっているだけあって、なにもかもが、ほぼ忠実に描けている。。。ように思います^^;(ボクが過去に観た映画の印象からするとです。もうかなり記憶が曖昧ではありますが。。。)
まぁ細かいことを検証してゆけば、昭和8年当時という日本の時代背景とか衣装・風俗などで破綻している部分があるのかもしれないけれども、当時のことなどもう正確に知る者もいないであろう現代においては気にされることもあるまい、と思う。
また気にするだけ野暮というものなんじゃないかな?
細かいことは気にせずに、舞台劇のような三谷ワールドをぞんぶんに楽しむべきだろう。と思いました。
そんな彼の用意した第一夜は、上質なカバーソングを聴くかのようだった。
原作、そして映画への愛。オマージュにあふれていて。。。
ユーモラスで、特別感動はしないけれども、感激はしました^^
映画の方は先にも触れたとおり、今回のドラマにももちろん負けないオールスターキャスト。
007のショーン・コネリーも出ていれば(ドラマでは沢村一樹)、「サイコ」のアンソニー・パーキンスも出ている(ドラマでは嵐のニノくん)。
執事と言えばこのヒト!! というジョン・ギールグッド(ドラマ版・小林隆)w
佐藤浩市がやっていた非道な過去のある被害者は、西部劇の悪役なんかでよく見たリチャード・ウィドマークだった。
男性陣のキャストよりも個人的には女性陣キャストの方が印象に残っていて、もっと豪華だった印象。
今回、松嶋菜々子がやっていた馬場舞子という役。
ハリウッド版でやっていたのは・・・
オスカー女優のヴァネッサ・レッドグレーヴ。
なんとなく似てるw
似せてあるのか^^
また、富司純子さんが怪演していた羽鳥夫人
このヒトは・・・
去年亡くなったばかりのローレンバコール。
コチラは同じ役でもバコールの方がかなりクールに演じていたかも。
富司さん方はナイフを見つけて大騒ぎしていたからw
でも、そんなエキセントリックさが適役だったかもねw
他には草笛光子さんがやっていた轟侯爵夫人にあたる役は、やhりオスカー女優のウェンディ・ヒラーが。
そして中でも意外と良かったのが、
この方。八木亜希子www
このヒトがやっていた呉田園子は
なんと大女優の中の大女優、イングリッド・バーグマンがやっていたのだ!
髪型や衣装などですごく雰囲気が良く出来ていた^^
この役=その名もグレタ(笑)は、かなり神経質な役柄で、宣教師なので神様がどうとかこうとかすぐに言う今風に言うならば「うざい」人なのだが、バーグマンはこの役を見事に演じてアカデミー助演女優賞を受賞。自身2度の主演賞と合わせて3度目の受賞を果たしたのである。
こんな難しい役を、本来女優ではない八木さんは好演していたなぁ~と思う。
ただし、「うざい」というよりも「ジメッと」した感じで演じていて、別のうざさではあったけども。
ほかにも青木さやかが轟夫人のメイドの役で出ていたが、その役名が昼出川さん!
オリジナルの方ではヒルデガルドwww
コレにはおもわず笑ってしまいました^^
さて、今夜は第二夜があるんですってね~!!
なるほど、第二夜は三谷作のオリジナルのストーリーになるのですか~
第一夜は結果の見えないミステリー。
そして第二夜は犯行までの過程を見せるサスペンスということですね。
なんだか原作を壊すな!って荒れる人も出てきそうですが、個人的にはコッチの方も楽しみですね^^
野村萬斎のポワロ。いいなぁ~www
そう言えば、彼が演じた吉行エイスケの妻で、あぐりさんが亡くなったそうですね。
107歳か……
すげぇな。。。
波瀾万丈。
なんだかツマンないことでグズグズしている自分が小さく思えてきますな。。。。